内線規程の解釈と解説【038】|金属線ぴ配線
出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
金属線ぴ配線は、レースウェイと呼ばれる金属製の線ぴに電線を通す方法で、工場や倉庫の屋内配線などに使われます。使える条件が比較的厳しいのが特徴です。要点を3つに整理します。

✔ 1. 使用電線と接続点
✔ 2. 使用電圧と施設場所
✔ 3. 線ぴの選定・本数・接地
ペン太
ハリタこの3つ、すぐ答えられますか
- 線ぴ内に接続点を設けられるのは、どの線ぴでどんな条件のときですか。
- 一種金属製線ぴに収められる電線は、何本以下ですか。
- 支持点間の距離は、何m以下が望ましいとされていますか。
1. 使用電線と接続点
- 絶縁電線を使用する
- 原則として線ぴ内に電線の接続点を設けない
- ただし二種金属製線ぴで、①電線を分岐する②接続点を容易に点検できる③貫通部で電線が損傷しないよう施設する、を満たせば接続点を設けられる
ペン太
ハリタ- 絶縁電線を使用する。
- 原則として線ぴ内に電線の接続点を設けない。
- 二種金属製線ぴで、①電線を分岐する②接続点を容易に点検できる③貫通部で電線が損傷しないよう施設する、を満たせば接続点を設けられる。
2. 使用電圧と施設場所
- 使用電圧は300V以下
- 施設できるのは屋内の外傷を受けるおそれがない乾燥した場所に限る
- 具体的には①露出場所②点検できる隠ぺい場所のいずれか
- 使用電圧は300V以下。
- 施設できるのは、屋内の外傷を受けるおそれがない乾燥した場所に限る。
- 具体的には、露出場所または点検できる隠ぺい場所のいずれか。
3. 線ぴの選定・本数・接地
- 線ぴ・附属品は電気用品安全法の適用品、または黄銅製・銅製(幅5cm以下・厚さ0.5mm以上)で内面なめらかなものとする
- 一種金属製線ぴ:収める電線は10本以下
- 二種金属製線ぴ:電線の断面積総和が内断面積の20%以下
- 支持点間の距離は1.5m以下が望ましい、終端部は閉そくし、じんあいの侵入を防ぐ
- 線ぴ・附属品にはD種接地工事を施す(接続箇所がなく省略条件に該当すれば省略可)

| 線ぴの種類 | 収容できる電線 |
|---|---|
| 一種金属製線ぴ | 収める電線は10本以下 |
| 二種金属製線ぴ | 電線の断面積の総和が内断面積の20%以下 |
- 線ぴ・附属品は電気用品安全法の適用品、または黄銅製・銅製(幅5cm以下・厚さ0.5mm以上)で内面なめらかなものとする。
- 一種金属製線ぴは、収める電線が10本以下。
- 二種金属製線ぴは、電線の断面積総和が内断面積の20%以下。
- 支持点間の距離は1.5m以下が望ましく、終端部は閉そくしてじんあいの侵入を防ぐ。
- 線ぴ・附属品にはD種接地工事を施す(接続箇所がなく省略条件に該当すれば省略可)。
よくある質問(FAQ)
まとめ|一種と二種で「入れられる量」が変わる
金属線ぴ配線は、使用電圧300V以下、外傷を受けない乾燥した屋内に限り、一種は10本以下・二種は20%以下で使うことが基本です。
| 確認する項目 | 規程が示す内容 |
|---|---|
| 使用する電線 | 絶縁電線 |
| 線ぴ内の接続点 | 原則として設けない |
| 接続点を設けられる条件 | 二種金属製線ぴで、電線を分岐し、接続点を容易に点検でき、貫通部で電線が損傷しないよう施設する場合 |
| 使用電圧 | 300V以下 |
| 施設できる場所 | 屋内の外傷を受けるおそれがない乾燥した場所(露出場所、点検できる隠ぺい場所) |
| 線ぴ・附属品 | 電気用品安全法の適用品、または黄銅製・銅製(幅5cm以下・厚さ0.5mm以上)で内面なめらかなもの |
| 一種金属製線ぴの収容 | 電線10本以下 |
| 二種金属製線ぴの収容 | 電線の断面積の総和が内断面積の20%以下 |
| 支持点間の距離 | 1.5m以下が望ましい |
| 終端部 | 閉そくし、じんあいの侵入を防ぐ |
| 接地工事 | 線ぴ・附属品にD種接地工事(接続箇所がなく省略条件に該当すれば省略可) |
電線と接続で押さえること
- 絶縁電線であること。
- 接続点を設ける場合の3つの条件と、二種であること。
場所で押さえること
- 外傷を受けるおそれがないか。
- 乾燥した場所か。
- 露出場所か点検できる隠ぺい場所か。
線ぴの選定で押さえること
- 安全法の適用品か、黄銅製・銅製の寸法条件を満たすか。
- 一種か二種かによる収容の基準。
- 支持点間の距離、終端部の閉そく、接地工事。
金属線ぴは一種と二種で扱いがはっきり分かれます。本数で管理する一種と、断面積で管理する二種という違いを押さえておけば、現場で「あと何本入るか」の判断に迷いません。
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