この記事は、連載幹線設備の設計マニュアル」第6回 分電盤へ落とす の補足解説です。計画全体の流れは 設計・施工マニュアル(目次) からご覧いただけます。

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こちらの記事では、内線規程の各章に記載されている

動力負荷別のサイズ選定表をまとめたものになります。

ペン太ペン太
モーターのブレーカーと電線サイズって、毎回一から計算するしかないんでしょうか?
ハリタハリタ
内線規程3705-3表に基づく早見表があります。仕様確認から電線選定まで4ステップで選べますよ。
📑 条件から早見表を探す
トップランナーモーター
標準モーター(配線用遮断器)
標準モーター(B種ヒューズ)
その他

よくある質問(FAQ)

Q. トップランナーモーターの定格電流は標準モーターと比べてどうなりますか?
A. 高効率型のため、一般的な標準モーターよりも定格電流が小さくなる傾向があります。例えば2.2kW(200V)のトップランナーモーターでは、簡易表上の定格電流は11.1Aです。

Q. 設計はメーカー仕様書と簡易選定表のどちらを優先すべきですか?
A. 最優先はメーカー仕様書です。内線規程の簡易選定表はあくまで目安として活用し、実際の機器仕様書を必ず確認してください。

Q. 配線用遮断器(MCCB)の選定で注意すべき点は?
A. 始動(起動)電流ではトリップせず、かつ過負荷から機器をしっかり保護できる容量を選定する必要があります。

Q. 電線サイズ選定の目安は?
A. 遮断器に見合った許容電流の電線を選びます。例えば40Aのブレーカーに対しては許容電流30A以上の電線(CV線5.5mm²など。※設置条件により変動)が目安です。

🔧200V三相誘導電動機(トップランナーモーター)分岐回路の設計手順

トップランナーモーターを使った電動機設備の設計において、分岐回路の適切な設計は安全性と効率性を両立させるために非常に重要です。

この記事では、200V三相誘導電動機を1台使用する場合の基本的な設計ステップを、内線規程に基づいて4つの手順でわかりやすく解説します。


✅STEP1|モーター仕様と電圧を確認する

まずは、使用する電動機の「定格出力(kW)」と「電圧(200V or 400V)」を確認しましょう。
🔍 推奨情報源:メーカー仕様書

設計初期段階では、内線規程の簡易選定表も併せて参考にできますが、あくまで目安として活用するのが基本です。


✅STEP2|定格電流を把握する

次に、モーターの**定格電流(A)**を確認します。

特にトップランナーモーターは高効率型のため、一般的な標準モーターよりも定格電流が小さくなる傾向があります。

📌 例:2.2kW トップランナーモーター(200V)の場合
→ 簡易表からの定格電流は 11.1A

STEP2の例|2.2kW(200V)トップランナーモーターの定格電流11.1Aを示す簡易表の抜粋


✅STEP3|配線用遮断器の選定

遮断器(MCCB)は、始動電流でトリップせず、かつ過負荷から機器をしっかり保護できる容量を選定する必要があります。


✅STEP4|分岐回路の電線サイズ選定

遮断器に見合った電線サイズを選定します。
許容電流が十分であることが必要条件です。

🔧 選定基準(目安)

STEP4の例|40Aブレーカーに対する電線サイズ選定(許容電流30A以上、CV線5.5mm²の例)

40Aのブレーカーに対して、許容電流30A以上の電線を選定
(例:CV線5.5mm²など。※設置条件により変動)


💡まとめと注意事項

  • 最優先はメーカー仕様書:本記事は一般的な選定フローです。必ず使用する機器の仕様書を確認してください。
  • ⚠️ 起動電流の考慮:トリップを避けるため、起動電流に耐えるブレーカー容量を選ぶ必要があります。
  • 🛠 保護協調の確認:遮断器と電線の協調が取れているか、個別に確認が必要です。

📌このような設計フローを押さえておくことで、内線規程に準拠しつつ、安全で効率的な動力回路の設計が可能になります。

動力回路の設計フローまとめバナー

200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路

200V分岐|トップランナーモーター|配線用遮断器|の場合

内線規程|200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線)の早見表

出典:(内線規程|200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線))より

🔍 早見表検索

※画像の早見表から書き起こしたデータです。実際の設計では上記画像および内線規程原本と必ず照合してください。

自動選定ツール

🔧 200V三相誘導電動機の分岐回路サイズを自動選定する →

400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路

400V分岐|トップランナーモーター|配線用遮断器|の場合

内線規程|400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線)の早見表

出典:(内線規程|400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線))より

🔍 早見表検索

※画像の早見表から書き起こしたデータです。実際の設計では上記画像および内線規程原本と必ず照合してください。

 
ペン太ペン太
分岐回路の表を、そのまま幹線の選定にも使っていいですか?
ハリタハリタ
幹線は別の表です。分岐回路用と幹線用で表が分かれているので混同しないでください。

200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量

200V幹線|トップランナーモーター|配線用遮断器|の場合

内線規程|200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考)の早見表 出典:(内線規程|200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考))より

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400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量

400V幹線|トップランナーモーター|配線用遮断器|の場合

内線規程|400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考)の早見表

出典:(内線規程|400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考))より

 

電線及び開閉器,過電流遮断機の定格(単相2線式100Vの場合)

100V分岐|電灯|配線用遮断器|の場合

  内線規程|(その1)電線及び開閉器、過電流遮断機の定格(単相2線式100Vの場合)の早見表

出典:(内線規程|(その1)電線及び開閉器,過電流遮断機の定格(単相2線式100Vの場合))より

🔍 早見表検索

※画像の早見表から書き起こしたデータです。実際の設計では上記画像および内線規程原本と必ず照合してください。

 

電線及び開閉器,過電流遮断機の定格(三相3線式200Vの場合)

200V分岐|動力|配線用遮断器|の場合

内線規程|(その2)電線及び開閉器、過電流遮断機の定格(三相3線式200Vの場合)の早見表

出典:(内線規程|(その2)電線及び開閉器,過電流遮断機の定格(三相3線式200Vの場合))より

🔍 早見表検索

※画像の早見表から書き起こしたデータです。実際の設計では上記画像および内線規程原本と必ず照合してください。

 

200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路

200V分岐|動力|トップランナーを除く|配線用遮断器|の場合

内線規程|200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線)の早見表(トップランナーを除く標準モーター)

出典:(内線規程|200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線))より

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※画像の早見表から書き起こしたデータです。実際の設計では上記画像および内線規程原本と必ず照合してください。

 

400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路

400V分岐|動力|トップランナーを除く|配線用遮断器|の場合

内線規程|400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線)の早見表(トップランナーを除く標準モーター)

出典:(内線規程|400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線))より

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※画像の早見表から書き起こしたデータです。実際の設計では上記画像および内線規程原本と必ず照合してください。

 

200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量

200V幹線|動力|トップランナーを除く|配線用遮断器|の場合

内線規程|200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考)の早見表(トップランナーを除く標準モーター)

出典:(内線規程|200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考))より

 

400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量

400V幹線|動力|トップランナーを除く|配線用遮断器|の場合

内線規程|400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考)の早見表(トップランナーを除く標準モーター)

出典:(内線規程|400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考))より

 

200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路

200V分岐|動力|トップランナーを除く|B種ヒューズの場合|の場合

内線規程|200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(B種ヒューズの場合)(銅線)の早見表

出典:(内線規程|200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(B種ヒューズの場合)(銅線))より

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※画像の早見表から書き起こしたデータです。実際の設計では上記画像および内線規程原本と必ず照合してください。

 

200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量

200V幹線|動力|トップランナーを除く|B種ヒューズの場合|の場合

内線規程|200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(B種ヒューズの場合)(銅線)(参考)の早見表

出典:(内線規程|200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(B種ヒューズの場合)(銅線)(参考))より

ペン太ペン太
実務ではまず何から確認すればいいですか?
ハリタハリタ
最優先はメーカー仕様書です。早見表はあくまで目安として、必ず機器仕様と照合しましょう。
動力設備の計画のなかで読む
この内容は、連載「動力設備の設計マニュアル」の 第4回 ブレーカーとケーブルの選定 でも扱っています。
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次に読むならこれ【動力設備の設計マニュアル⑥・最終回】図面化と拾い ― 動力は、機器表で決まる設計マニュアル