この記事は、連載「接地・雷保護の設計マニュアル」第1回 接地は何のためにあるか の補足解説です。計画全体の流れは 設計・施工マニュアル(目次) からご覧いただけます。

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ペン太ペン太
D種接地は300V以下の機器用でしたよね。接地抵抗はC種と同じ10Ωですか?
ハリタハリタ
そこが違うんです。D種は100Ω以下。対象電圧と抵抗値がC種とは異なります。

設置場所

D種接地工事 300V以下の機器
 
ペン太ペン太
接地線のサイズ、電源容量で選ぶと思ってました!違うんですか?
ハリタハリタ
過電流遮断器定格電流で決めます。30A以下で1.6mm以上など、表で確認しましょう。

接地線サイズ一覧表

D種接地工事

過電流遮断器の定格電流 接地線の太さ
30 A以下 1.6 ㎜以上
50 A以下 2.0 ㎜以上
100 A以下 5.5 ㎟以上
150 A以下 ㎟以上
200 A以下 14 ㎟以上
400 A以下 22 ㎟以上
600 A以下 38 ㎟以上
800 A以下 60 ㎟以上
1000 A以下 60 ㎟以上
1200 A以下 100 ㎟以上

文献による内容

  • 電技解釈第17条第4項
D種接地工事は、300V以下の低圧用機器の金属製外箱等の接地など、漏電の際に、簡単なものでも接地工事を施してあれば、これによって感電等の危険を減少させることができる場合に施すものであり、接地抵抗値100Ω以下
  • 機械的強度
引張り強さ0.39kN以上の金属線または直径1.6mm以上の軟銅線

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よくある質問(FAQ)

Q1.D種接地工事の接地抵抗値はいくつですか?
A.100Ω以下とする必要があります。

Q2.D種接地工事はどのような機器に必要ですか?
A.300V以下の低圧用機器の金属製外箱等など、漏電の際に感電等の危険を減少させる目的で施します。

Q3.接地線の太さはどう決めますか?
A.過電流遮断器の定格電流に応じて決まります。例として、30A以下で1.6㎜以上、100A以下で5.5㎟以上、200A以下で14㎟以上が目安です。

Q4.接地線の機械的強度の規定は?
A.引張り強さ0.39kN以上の金属線、または直径1.6mm以上の軟銅線とされています。

ペン太ペン太
D種まで学べました。接地の勉強、次は何をすればいいですか?
ハリタハリタ
A〜D種を一覧で比較して整理するのがおすすめです。実務で迷わなくなりますよ。
📘 体系的に学びたい方へ
このテーマは、連載「高圧受変電設備の設計マニュアル(全14回+資料編)」で、単線結線図の読み方・書き方とあわせて基礎から解説しています。
関連する回:⑫ 接地 ― A種〜D種の目的

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HARITA
電気設備の設計に携わる技術者です。内線規程や電気設備技術基準の解釈などの一次資料をもとに、設計・施工者向けの技術解説と、専門知識のない方に向けた「住まいの電気」の解説を書いています。