内線規程の解釈と解説【084】|エックス線発生装置の施設
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
スポンサーリンク
出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
エックス線発生装置は、医療や工業分野などでエックス線を発生させる装置で、特別高圧を扱うものもあります。高電圧による感電を防ぐため、充電部分との離隔距離や配線の高さ、耐電圧試験、接地工事などについて細かな基準が内線規程で定められています。

結論
エックス線発生装置は、湿気・水気のある場所や興行場には施設禁止。充電部分との離隔距離は最大使用電圧100,000V以下で15cm以上(超過分は加算)、特別高圧配線は床上2.5m以上、最大使用電圧の1.05倍で1分間の耐電圧試験とD種接地が基本です。
スポンサーリンク
充電部分との離隔距離
- エックス線管の露出充電部分や支持金属部分などは、最大使用電圧に応じて適切な距離を保ちます。100,000V以下なら15cm以上。
- 100,000Vを超える場合は、(最大使用電圧−100,000V)を10,000Vで割った値(小数点以下切上げ)に2cmを掛け、15cmに加えた距離以上とします。
- エックス線管を人体に20cm以内へ接近して使用する場合は、絶縁性被覆を施し金属体で包む必要があります。
特別高圧配線
- 電線の床からの高さは、最大使用電圧100,000V以下で2.5m以上(超過分は10,000Vごとに2cm加算)。
- 電線と建造物との隔離は100,000V以下で30cm以上、電線相互間は45cm以上(いずれも超過分を加算)。
- 特別高圧電線は、トロリー線・直径2.6mm以上の銅線、または同等の太さと強度を持つケーブルを使用します。
耐電圧試験・接地・その他
- 特別高圧電路は、エックス線管の端子間に最大使用電圧の1.05倍の電圧を加えたとき、1分間以上耐えるものとします。
- 変圧器・コンデンサの金属製外箱、ケーブルの金属被覆、エックス線管を含む金属体などにはD種接地工事を施します。
- 特別高圧電線路のコンデンサには残留電荷を放電する装置を、一次側回路には開閉器を施設します。
たとえ話でイメージ
エックス線発生装置は「高圧線の点検現場」のようなもの。電圧が高いほど人や物との安全距離を広げ、配線は頭上高くに通し、使う前には「本当に耐えられるか」を試験で確認し、金属部分はすべて接地して逃げ道を作っておく、というイメージです。
見習いペン太
先生、エックス線管の充電部分ってどのくらい離せばいいんですか?
はりた
最大使用電圧が100,000V以下なら15cm以上が基本だよ。それを超えると、超過分に応じて距離を足していくんだ。
見習いペン太
使う前に何か確認は要りますか?
はりた
特別高圧電路には耐電圧試験が必要。最大使用電圧の1.05倍を1分間加えて耐えるか確認する。金属部分はD種接地、コンデンサには放電装置も忘れずにね。
よくある質問(FAQ)
スポンサーリンク
スポンサーリンク







