内線規程の解釈と解説【029】|屋内に施設する電線路
出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
屋内に施設する電線路は、建物内に設ける電線路です。押さえるポイントは 「低圧の施設/高圧の施設/施設禁止の場所」 の3つです。

✔ ① 低圧の施設
✔ ② 高圧の施設
✔ ③ 施設してはいけない場所
ペン太
ハリタこの3つ、すぐ答えられますか
- 低圧の屋内電線路で、準用から除かれる配線方法は何ですか。
- 高圧の屋内電線路は、どの節の規定に準じますか。
- 屋内電線路を施設してはいけない場所を3つ挙げられますか。
① 低圧の施設
- 低圧屋内配線に準じて施設する
- ただし金属線ぴ配線・ライティングダクト配線・平形保護層配線は除く
- 配線設計(3605節・3705節)、腐食性ガスのある場所(3425節)の規定にも準じる
- 低圧屋内配線に準じて施設する。
- ただし金属線ぴ配線・ライティングダクト配線・平形保護層配線は除く。
- 配線設計(3605節・3705節)、腐食性ガスのある場所(3425節)の規定にも準じる。
② 高圧の施設
- 3810節(配線)の規定に準じて施設する
- メタルラス張りとの絶縁(3102-8)、腐食性ガスのある場所(3425節)の規定にも準じる
ペン太
ハリタ| 電圧の区分 | 準じる規定 | あわせて準じる規定 |
|---|---|---|
| 低圧 | 低圧屋内配線(金属線ぴ配線・ライティングダクト配線・平形保護層配線を除く) | 配線設計(3605節・3705節)、腐食性ガスのある場所(3425節) |
| 高圧 | 3810節(配線) | メタルラス張りとの絶縁(3102-8)、腐食性ガスのある場所(3425節) |
- 3810節(配線)の規定に準じて施設する。
- メタルラス張りとの絶縁(3102-8)の規定にも準じる。
- 腐食性ガスのある場所(3425節)の規定にも準じる。
③ 施設してはいけない場所
- 腐食性ガスなどがある場所
- 湿気の多い場所・水気のある場所
- 興行場
- 低圧屋内配線に準じる
- 金属線ぴ・ライティングダクト・平形保護層は除く
- 3810節(配線)に準じる
- メタルラス張りとの絶縁
- 腐食性ガスのある場所
- 湿気の多い・水気のある場所
- 興行場
| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| 低圧は屋内配線の方法をすべて使える | 金属線ぴ配線・ライティングダクト配線・平形保護層配線は除かれる |
| 準じる規定は配線方法だけ | 低圧は配線設計、高圧はメタルラス張りとの絶縁の規定にも準じる |
| 腐食性ガスの規定は高圧だけの話 | 低圧・高圧ともに腐食性ガスのある場所の規定に準じる |
| 湿気があっても防水すれば施設できる | 湿気の多い場所・水気のある場所には施設しない |
| 興行場は一般の建物と同じ扱い | 興行場には施設できない |
- 腐食性ガスなどがある場所には施設しない。
- 湿気の多い場所・水気のある場所には施設しない。
- 興行場には施設しない。
よくある質問(FAQ)
Q. 屋内に施設する低圧電線路はどう施設する?
A. 低圧屋内配線に準じて施設します。ただし金属線ぴ配線・ライティングダクト配線・平形保護層配線は除きます。配線設計や腐食性ガスのある場所の規定にも準じます。
Q. 高圧の屋内電線路はどう施設する?
A. 3810節(配線)の規定に準じて施設します。メタルラス張りとの絶縁や、腐食性ガスのある場所の規定にも準じます。
Q. 屋内電線路を施設してはいけない場所は?
A. 腐食性ガスなどがある場所、湿気の多い場所または水気のある場所、興行場には施設できません。
まとめ|準じる規定と、避ける場所で決まる
屋内に施設する電線路は、低圧は屋内配線、高圧は配線の規定に準じたうえで、腐食性ガス・湿気や水気・興行場を避けることが基本です。
| 確認する項目 | 規程が示す内容 |
|---|---|
| 低圧の施設方法 | 低圧屋内配線に準じる |
| 低圧で除かれる方法 | 金属線ぴ配線・ライティングダクト配線・平形保護層配線 |
| 低圧であわせて準じる規定 | 配線設計(3605節・3705節)、腐食性ガスのある場所(3425節) |
| 高圧の施設方法 | 3810節(配線)の規定に準じる |
| 高圧であわせて準じる規定 | メタルラス張りとの絶縁(3102-8)、腐食性ガスのある場所(3425節) |
| 施設してはいけない場所(1) | 腐食性ガスなどがある場所 |
| 施設してはいけない場所(2) | 湿気の多い場所・水気のある場所 |
| 施設してはいけない場所(3) | 興行場 |
低圧で押さえること
- 低圧屋内配線に準じているか。
- 除かれる3つの配線方法を使っていないか。
- 配線設計の規定への準用。
高圧で押さえること
- 3810節(配線)の規定に準じているか。
- メタルラス張りとの絶縁。
場所で押さえること
- 腐食性ガスなどがないか。
- 湿気の多い場所・水気のある場所でないか。
- 興行場でないか。
屋内に施設する電線路は、独自の細かい数値を持たず「どの規定に準じるか」で組み立てられているのが特徴です。準用先を取り違えると全体がずれてしまうので、上の表で低圧・高圧の対応をまず確定させておくと確実です。
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ペン太
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