内線規程の解釈と解説【055】|電柱外灯
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出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
電柱外灯は、電柱や配電線路の支持物に取り付ける街路照明・防犯灯です。対地電圧150V以下の白熱電灯・けい光灯・LED照明器具・水銀灯などが対象で、器具の構造、取付金具の強度、他の施設物との離隔距離、点滅器の高さなどが細かく定められています。要点を3つに整理します。

結論
①対地電圧150V以下の白熱電灯・けい光灯・LED・水銀灯などを電柱(支持物)に施設。電気事業者など他人の支持物に取り付ける場合は所有者の承認が必要。②器具はセード/グローブ付き・口出し線0.75mm²以上・質量100kg以下で、取付面から10cm突出した点に70kgの荷重に耐える堅牢さが必要。③低圧電線・機器・裸の通信設備とは0.6m以上、絶縁の通信設備とは0.3m以上などの離隔を確保し、引ひも式点滅器は地表上1.8m以上に施設。
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1. 適用範囲・対地電圧と施設承認
低圧電線・機器・裸の通信設備
0.6m以上
絶縁の通信設備
0.3m以上
端子箱・引留金具/足場釘
0.1m以上/0.15m以上
器具要件 → 対地電圧150V以下・質量100kg以下・10cm突出点に70kgの荷重に耐える・口出し線0.75mm²以上。引ひも式点滅器は地表上1.8m以上。他人の支持物は所有者の承認が必要
- 対地電圧150V以下の白熱電灯・けい光灯・LED照明器具・水銀灯などを、配電線路の支持物などに施設する場合に適用される
- 電気事業者の支持物や、配電線と通信線を共架した電気通信事業者等が所有する支持物に施設する場合は、所有者の承認を得る必要がある
- 所有者の保守管理上、支障がある場合は変更を求められることがある
2. 照明器具・取付金具の要件
- 看板や商店装飾などを目的とする附属品を設けないこと
- 堅ろうで耐久性に富み、電柱に堅固に取り付けられること
- 光源の損傷を防止するため、セード又はグローブを有すること
- 取付状態で鉛直線より45度までの斜上方からの降雨を受けても支障が生じないこと
- 電球などの取替えが容易な構造で、口出し線は導体断面積0.75mm²以上であること
- 取付けバンド・附属金具は亜鉛めっき鋼板製又はステンレス製とすること
- 質量は附属金具を含めて100kg以下、取付面より10cm突出した場所に70kgの荷重がかかっても耐えること
3. 最小離隔距離と点滅器(3215-1表)
- 低圧電線・機器・裸電線の通信設備とは0.6m以上
- 絶縁電線の通信設備とは0.3m以上
- 端子箱・引留金具とは0.1m以上、足場釘とは0.15m以上
- 点滅器は外傷を受けるおそれが少なく、操作容易な箇所に堅固に取り付ける
- 点滅器は防湿形・防雨形・防まつ形・防浸形より選定する
- 引ひも式の点滅器は地表上1.8m以上の位置に取り付ける
たとえ話
電柱外灯は、いわば「道路を見守る街の灯台」。高い場所に重い器具を取り付けるので、台風の雨風や経年でも落ちないだけの強度(質量・荷重の規定)と、近くを通る電線や通信線との距離のマナー(離隔距離)が欠かせません。
見習いペン太
電柱の上っていろんな線や機器がごちゃごちゃしてるけど、外灯はどこに付ければいいの?
はりた
だから最小離隔距離が決まっているんだ。低圧電線や機器、裸の通信線とは0.6m以上離すんだよ。
見習いペン太
重さもけっこうありそう…落ちてこない?
はりた
質量は金具込みで100kg以下、しかも10cm突き出した点に70kgの荷重がかかっても耐える構造が条件。だから簡単には壊れないんだ。
よくある質問(FAQ)
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