マンションの引込幹線は全戸の設備容量をそのまま足すのではなく、需要率を見込んで容量を決めます。「何戸を1回線に束ねるか」「合算と分割でサイズはどう変わるか」を手計算で何度もやり直すと、需要率表の引き直しに見落としが起こります。このツールは引込回線の組み換え比較を軸に、①引込幹線・②系統幹線・③住戸分岐を区間別に計算し、MCCB・CVTサイズの選定から電圧降下判定・A4計算書までブラウザで完結します。
こんな人に向いています
自分の仕事に当てはまるか、まずここから。
このツールでできること
画面にある機能を、できることの順に。
使い方の流れ
手順は 5 つ。実際のボタン名・入力欄の名前で書いています。
- 1入力方法を選ぶスタート画面で「かんたん入力ではじめる 設問に答えるだけ」か「くわしく入力を開く」を選びます。初めてなら「サンプルで試す」で全体の流れを見られます。
- 2系統を入力する「INPUT 系統の入力」で引込幹線こう長を入れ、「+ 系統を追加」で住戸系統ごとに戸数内訳とこう長を入力します。「引込回線No.」でどの引込回線に束ねるかを指定します。
- 3回線の組み換えを比べる「GROUPING」で全合算・全分割・現在の割当を比較し、実用上限サイズを超えない構成を採用します。必要なら「共用部」で共用負荷を追加します。
- 4結果と判定を確認「RESULT」で表1〜表3の選定(MCCB・CVT)と「電圧降下判定(最遠端住戸・①+②+③合算)」を確認し、許容電圧降下率を2〜6%で切り替えて影響を見ます。「解説」で数字の出し方を系統ごとに読めます。
- 5計算書を出す件名・作成日・作成者を入れ、「計算書を印刷 / PDF保存」。「この内容を案件として登録」で保存し、「共有リンク / QRを作成」で打合せ相手に渡せます。
こんな場面で効きます
場面 → 操作 → 手に入るもの。
コツ・注意点
使う前に知っておくと迷わないこと。
よくある質問
- 回線を合算すると需要率はどう変わりますか
- 回線に属する住戸の合計戸数で需要率表を引き直して適用します。合算するほど戸数が増えて需要率は下がりますが、1回線あたりのサイズが引込回線の実用上限を超える場合は分割が必要になります。
- 電圧降下はどの式で計算していますか
- e=17.8×L×I÷(1000×A)[V・対100V]で、電流はI=需要負荷[kVA]×1000÷200(単相3線式・平衡負荷)です。②系統幹線は横引+立上り/2の等価こう長、①引込・③分岐は実長で計算します。
- 入力した案件はどこに保存されますか
- 入力はこのブラウザに自動保存され、サーバーには送信されません。「案件を登録・管理」で複数案件を保存でき、共有リンク/QRは入力内容をURLに埋め込むので別端末でも同じ状態で開けます。
試すのに、準備はいりません。
開いた瞬間から使えます。データは端末の中。気に入らなければ閉じるだけ。
同じ場面で使うツール
「サイズ・容量を決める」の仲間です。


















