電気設備の情報発信をするハリネズミ
この記事を書いた人
はじめまして、ハリタといいます。 電気設備の計画や設計、むずかしいと感じたことはありませんか? 「先輩に聞けない」「相談できる人がいない」 ――そんな悩みを抱える方の力になりたくて、このサイトを立ち上げました。 現場で迷ったとき、ふと立ち寄ってヒントが得られるような、そんな場所を目指しています。 あなたのモヤモヤが少しでも晴れることを願って――どうぞよろしくお願いします。
第2種電気工事士 PR

電気設備の基本知識 #035【住宅の屋内電路の対地電圧制限】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

住宅の屋内電路の対地電圧制限

🔌💡🏠

住宅の屋内電路の対地電圧制限

🎯この章で学べること

🦔

ハリタ先生

今回は「住宅の屋内電路の対地電圧制限」について学びます。IHクッキングヒーターのような大きな電力を使う機器を設置する際に、とても重要なルールです。頑張りましょう!

ペン太

はい、頑張ります!安全に関わる大事なルールなんですね!

🐧

この章の学習目標

  • 住宅の対地電圧の原則(150V以下)を理解する。
  • 対地電圧300V以下が許容される特別な条件を覚える。
  • 2kW以上の機器を設置する際の4つの施工要件を説明できる。

ℹ️基本の解説

🦔

ハリタ先生

まずは基本から見ていこう。電圧には原則と例外があるんだ。

💡

原則:対地電圧は150V以下

電気を安全に使うため、法律(電気設備技術基準)で、原則として住宅の屋内電路の対地電圧150V以下と定められています。日本の家庭用コンセントが100Vなのは、このルールに基づいています。

⚡️
150V
対地電圧の上限
📜
電気設備
技術基準
法律による定め
🏠

例外:条件付きで300V以下も可能

しかし、IHクッキングヒーターやエコキュートなど、定格消費電力2kW以上の大きな電力が必要な機器のために、例外が設けられています。これから学ぶ4つの条件をすべて満たすことで、対地電圧を300V以下にすることが認められています。

⚡️
300V
緩和時の上限
🍳
2kW以上
対象機器の電力
📋
4つの条件
すべて満たす必要あり
✍️

特に重要なポイント

この例外ルールは、あくまでもすべての条件を満たした場合にのみ適用されます。一つでも欠けていると違反となり、非常に危険です。次のセクションで、その4つの条件を一つずつしっかり確認しましょう。

⚠️
違反・危険
一つでも欠けるとNG
全条件クリア
必須

🔍対地電圧300V以下にするための4大条件

🦔

ハリタ先生

ここが最重要ポイントだよ!4つの条件をカードで確認しよう。カードをクリックすると詳しい説明が見られるよ。

🖼️施工イメージ図

ペン太

図で見ると、全体の流れが分かりやすいですね!図の中の番号をクリックしても説明が見られるんだ!

🐧
2kW以上の機器 (エアコン等)屋内配線と直接接続専用ブレーカー(開閉器・過電流遮断器)+ 漏電遮断器1234

🤔ペン太の質問コーナー

ペン太

先生、「専用の開閉器および過電流遮断器を施設する」というのは、「専用回線にする」ことと同じ意味ですか?

🐧
🦔

ハリタ先生

とても良い点に気づいたね!ほぼ同じ意味と考えていいよ。「専用回線にする」というのは、その機器専用のブレーカー(過電流遮断器)とスイッチ(開閉器)を分電盤に設ける、ということなんだ。つまり、より具体的に安全装置の名前を挙げた表現が「専用の開閉器および過電流遮断器を施設する」ということになるんだ。

📌重要ポイントまとめ

🦔

ハリタ先生

最後に、今日の重要ポイントをノートにまとめておさらいしよう!カバーをクリックして開いてみてね。

🧠重要用語フラッシュカード

ペン太

カードで繰り返し練習すれば、しっかり覚えられそうです!

🐧

カードをクリックして、用語と意味を確認し、記憶を定着させましょう。

✔️理解度チェックテスト

🦔

ハリタ先生

さあ、最後の仕上げだ!テストで実力を試してみよう。

電気設備の情報発信をするハリネズミ
この記事を書いた人
はじめまして、ハリタといいます。 電気設備の計画や設計、むずかしいと感じたことはありませんか? 「先輩に聞けない」「相談できる人がいない」 ――そんな悩みを抱える方の力になりたくて、このサイトを立ち上げました。 現場で迷ったとき、ふと立ち寄ってヒントが得られるような、そんな場所を目指しています。 あなたのモヤモヤが少しでも晴れることを願って――どうぞよろしくお願いします。
関連する記事