住宅の屋内電路の対地電圧制限
住宅の屋内電路の対地電圧制限
🎯この章で学べること
ハリタ先生
今回は「住宅の屋内電路の対地電圧制限」について学びます。IHクッキングヒーターのような大きな電力を使う機器を設置する際に、とても重要なルールです。頑張りましょう!
ペン太
はい、頑張ります!安全に関わる大事なルールなんですね!
この章の学習目標
- ✓住宅の対地電圧の原則(150V以下)を理解する。
- ✓対地電圧300V以下が許容される特別な条件を覚える。
- ✓2kW以上の機器を設置する際の4つの施工要件を説明できる。
ℹ️基本の解説
ハリタ先生
まずは基本から見ていこう。電圧には原則と例外があるんだ。
原則:対地電圧は150V以下
電気を安全に使うため、法律(電気設備技術基準)で、原則として住宅の屋内電路の対地電圧は150V以下と定められています。日本の家庭用コンセントが100Vなのは、このルールに基づいています。
技術基準
例外:条件付きで300V以下も可能
しかし、IHクッキングヒーターやエコキュートなど、定格消費電力2kW以上の大きな電力が必要な機器のために、例外が設けられています。これから学ぶ4つの条件をすべて満たすことで、対地電圧を300V以下にすることが認められています。
特に重要なポイント
この例外ルールは、あくまでもすべての条件を満たした場合にのみ適用されます。一つでも欠けていると違反となり、非常に危険です。次のセクションで、その4つの条件を一つずつしっかり確認しましょう。
🔍対地電圧300V以下にするための4大条件
ハリタ先生
ここが最重要ポイントだよ!4つの条件をカードで確認しよう。カードをクリックすると詳しい説明が見られるよ。
🖼️施工イメージ図
ペン太
図で見ると、全体の流れが分かりやすいですね!図の中の番号をクリックしても説明が見られるんだ!
🤔ペン太の質問コーナー
ペン太
先生、「専用の開閉器および過電流遮断器を施設する」というのは、「専用回線にする」ことと同じ意味ですか?
ハリタ先生
とても良い点に気づいたね!ほぼ同じ意味と考えていいよ。「専用回線にする」というのは、その機器専用のブレーカー(過電流遮断器)とスイッチ(開閉器)を分電盤に設ける、ということなんだ。つまり、より具体的に安全装置の名前を挙げた表現が「専用の開閉器および過電流遮断器を施設する」ということになるんだ。
📌重要ポイントまとめ
ハリタ先生
最後に、今日の重要ポイントをノートにまとめておさらいしよう!カバーをクリックして開いてみてね。
🧠重要用語フラッシュカード
ペン太
カードで繰り返し練習すれば、しっかり覚えられそうです!
カードをクリックして、用語と意味を確認し、記憶を定着させましょう。
✔️理解度チェックテスト
ハリタ先生
さあ、最後の仕上げだ!テストで実力を試してみよう。