動く図解
電気設備のしくみを、動きで見る
電気がどこから来て、どこで形を変え、どこへ届くのか。ひとつの図の中で順番に追いかける図解を集めています。どの図も自動でくり返し再生されるので、読む前にまず1周眺めてみてください。
収録 4本
1本 約30秒
スマホでも読める文字サイズ
収録している動く図解
01
電気の流れ1枚図 ― 引込から末端まで
電柱からキュービクル、分電盤、器具まで。電気の旅を5つの区間でたどる。
5区間
約28秒
新人・内定者向け
02
3路スイッチ ― 2か所から点滅させるしくみ
2個のスイッチのどちらを倒しても点いたり消えたりする理由を、電気の通り道で見る。
4ステップ
約24秒
第二種電気工事士
03
漏電遮断器 ― 漏電を見つけて切るしくみ
行きと帰りの電流の差で漏電を見つけ、0.1秒以内に切るまでを見る。
4ステップ
約24秒
30mA・0.1秒
04
接地(アース) ― 漏電時の逃げ道をつくるしくみ
接地がないとき・あるときで、漏れた電流の行き先がどう変わるか。漏電遮断器との連携まで見る。
4ステップ
約24秒
D種接地

01 電気の流れ1枚図 ― 引込から末端まで

電気の流れ1枚図のアニメーション。電力会社の配電線から6,600Vで引き込み、キュービクルで210V・105Vに下げ、幹線で分電盤へ送り、主幹から分岐ブレーカーを通って照明・コンセント・空調の末端へ届く流れ
①引込 → ②受変電 → ③幹線 → ④分電盤 → ⑤末端を順にたどり、最後に全体図で止まる(約28秒でくり返し)
カメラが電柱からキュービクル、分電盤、器具へと寄っていき、区間ごとに大事な数字や用語を1つだけ大きく見せます。最後は全体図に引いて、6,600V・責任分界点・210V/105V がそろった状態で止まります。
区間 アニメで見るところ ここを押さえる
① 引込 電力会社の配電線 → 引込線 → 1号柱のPAS PASの位置が責任分界点。ここから先が自家用の設備
② 受変電 キュービクルの中を VCB → 変圧器 → MCCB の順に通電 6,600V を 210V・105V に下げる
③ 幹線 キュービクルから建物の分電盤へ 変圧した電気を各階の盤まで運ぶ太い通路
④ 分電盤 主幹ブレーカーが受けて、分岐ブレーカーが点灯 主幹から照明・コンセント・空調へ仕分ける
⑤ 末端 照明・コンセント・空調が動き出す 照明とコンセントは100V、空調は200V

この図を使った解説記事【新人講座 第7回】受電から末端まで ― 電気の流れを1本でたどる「電気の流れ1枚図」 →

02 3路スイッチ ― 2か所から点滅させるしくみ

3路スイッチのアニメーション。0番端子を支点にレバーが1番か3番へ倒れ、わたり線1-1か3-3がつながると回路が一周して照明が点灯し、どちらのスイッチを倒しても点灯と消灯が切り替わる
①しくみ → ②下で点ける → ③上で消す → ④もう一度点ける(約24秒でくり返し)
スイッチを倒すたびに、電気が通れるわたり線が1-1と3-3のあいだで切り替わります。2個の行き先がそろったときだけ回路が一周して点灯する、というのが3路スイッチのすべてです。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
① しくみ 0番を支点に、レバーが1番か3番へ倒れる 0番は共通、1番・3番は行き先。片切のように切るのではなく、行き先を切り替える
② 下で点ける スイッチAを3側へ。わたり線3-3がつながり点灯 回路が一周すると点灯する
③ 上で消す スイッチBを1側へ。行き先がそろわず消灯 どちらのスイッチからでも切り替えられる
④ もう一度 スイッチAを1側へ。わたり線1-1で点灯 わたり線は1番どうし・3番どうしを素直につなぐ

この図を使った解説記事配線結線方式の手順③|3路スイッチで2か所から点滅させる【0・1・3端子とわたり線】 →

03 漏電遮断器 ― 漏電を見つけて切るしくみ

漏電遮断器のアニメーション。ふだんは行きと帰りの電流が同じだが、洗濯機に触れた人を通って30mAが大地へ漏れると帰りが減り、ZCTがその差を見つけて引きはずしが働き、接点が開いて電路が遮断される
①ふだん → ②漏電 → ③検出 → ④遮断(約24秒でくり返し)
漏電遮断器が見ているのは電流の大きさではなく、行きと帰りの差です。差がなければ何もしない。漏れて差が生まれた瞬間に、ZCTが気づいて電路を切ります。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
① ふだん 行き10.00A・帰り10.00A、差は0 電流は行きと帰りで同じ量が流れる
② 漏電 人を通って大地へ30mAが漏れ、帰りが9.97Aに 漏れた分だけ帰りが減る
③ 検出 ZCT(零相変流器)が差の30mAを見つける ZCTが見張り役。過電流ではなく漏れを見ている
④ 遮断 引きはずしが働き、接点が開いて電流が止まる 感電防止用は定格感度電流30mA以下・動作時間0.1秒以内

この図を使った解説記事電気設計の解説|漏電遮断器の施設と省略について詳しく解説【60V超・0.1秒/30mA】 →

04 接地(アース) ― 漏電時の逃げ道をつくるしくみ

接地のアニメーション。絶縁が傷んだ洗濯機の外箱に電気が漏れ、接地がないと触れた人が電気の通り道になるが、接地線があると漏れた電流は大地へ逃げ、漏電遮断器がそれを見つけて人が触れる前に遮断する
①漏電 → ②接地なし → ③接地あり → ④遮断(約24秒でくり返し)
アースは余った電気を捨てる線ではなく、漏電した日のための保険です。人体より抵抗の低い逃げ道をつくり、そこへ漏れた電流を漏電遮断器が見つけて切る。2つそろって初めて人を守れます。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
① 漏電 絶縁が傷み、洗濯機の外箱に電気が漏れる アース線には普段は電流が流れていない
② 接地なし 触れた人が電気の通り道になる 人体が唯一の通り道になってしまう
③ 接地あり 漏れた電流は接地線から大地へ逃げる 人体より抵抗の低い逃げ道。大多数の機器はD種接地(100Ω以下)
④ 遮断 漏電遮断器が漏れを見つけて切る 接地と漏電遮断器は2人1組の防御

この図を使った解説記事【新人講座 第15回】接地(アース)のきほんと接地線サイズ ― 漏電時の“逃げ道”を設計する →

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端末の設定で動きを減らしている場合は、ブラウザによってはアニメーションせずに全体図だけが表示されます。