動く図解|屋内配線と保護
動く図解のうち「屋内配線と保護」の図解をまとめたページです。
02 3路スイッチ ― 2か所から点滅させるしくみ
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| ① しくみ | 0番を支点に、レバーが1番か3番へ倒れる | 0番は共通、1番・3番は行き先。片切のように切るのではなく、行き先を切り替える |
| ② 下で点ける | スイッチAを3側へ。わたり線3-3がつながり点灯 | 回路が一周すると点灯する |
| ③ 上で消す | スイッチBを1側へ。行き先がそろわず消灯 | どちらのスイッチからでも切り替えられる |
| ④ もう一度 | スイッチAを1側へ。わたり線1-1で点灯 | わたり線は1番どうし・3番どうしを素直につなぐ |
この図を使った解説記事配線結線方式の手順③|3路スイッチで2か所から点滅させる【0・1・3端子とわたり線】 →
03 漏電遮断器 ― 漏電を見つけて切るしくみ
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| ① ふだん | 行き10.00A・帰り10.00A、差は0 | 電流は行きと帰りで同じ量が流れる |
| ② 漏電 | 人を通って大地へ30mAが漏れ、帰りが9.97Aに | 漏れた分だけ帰りが減る |
| ③ 検出 | ZCT(零相変流器)が差の30mAを見つける | ZCTが見張り役。過電流ではなく漏れを見ている |
| ④ 遮断 | 引きはずしが働き、接点が開いて電流が止まる | 感電防止用は定格感度電流30mA以下・動作時間0.1秒以内 |
この図を使った解説記事電気設計の解説|漏電遮断器の施設と省略について詳しく解説【60V超・0.1秒/30mA】 →
04 接地(アース) ― 漏電時の逃げ道をつくるしくみ
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|---|---|---|
| ① 漏電 | 絶縁が傷み、洗濯機の外箱に電気が漏れる | アース線には普段は電流が流れていない |
| ② 接地なし | 触れた人が電気の通り道になる | 人体が唯一の通り道になってしまう |
| ③ 接地あり | 漏れた電流は接地線から大地へ逃げる | 人体より抵抗の低い逃げ道。大多数の機器はD種接地(100Ω以下) |
| ④ 遮断 | 漏電遮断器が漏れを見つけて切る | 接地と漏電遮断器は2人1組の防御 |
この図を使った解説記事【新人講座 第15回】接地(アース)のきほんと接地線サイズ ― 漏電時の“逃げ道”を設計する →
06 ブレーカー ― 過負荷と短絡、2つの落ち方
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|---|---|---|
| ① ふだん | 定格20Aのブレーカーに15A、そのまま通す | 定格(AT)の範囲なら落ちない |
| ② 過負荷 | ヒーターを足して25A。板が温まって曲がり、しばらくして落ちる | じわじわ特性は、モーターの起動電流のような一瞬の山をやり過ごすため |
| ③ 短絡 | ショートで数千A。電磁石が瞬時に接点を開く | 大電流は1秒も待てない。切れる体力が遮断容量(kA) |
この図を使った解説記事【新人講座 第14回】ブレーカー(遮断器)選定のきほん ― 守り神は2つの顔と3つの数字で選ぶ →
13 分電盤の中身 ― 幹線・主幹・分岐は1本の木
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| ① 幹線・主幹 | 幹線が盤に入り、主幹ブレーカーへ | 主幹は盤全体を守る親分 |
| ② 母線・分岐 | 母線から分岐①〜⑥へ枝分かれ | ⑥のような予備(空き)は増設のための余裕 |
| ③ 分岐が落ちる | 給湯室の使いすぎで分岐④だけが落ちる | 分岐は1回路だけの守り神。ほかの回路は生き残る |
| ④ 主幹 | 主幹を切ると盤ごと消える | 点検は主幹でまとめて切る。L1・L2は均等に振り分ける |
この図を使った解説記事【新人講座 第9回】幹線・分電盤・回路のきほん ― 盤の中身は1本の「木」で読める →
135 屋内幹線の設計
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| STEP 1 4つの記号を整理 | 幹線は太い水道管(Iw)、過電流遮断器は元栓(IB)、電動機は出だしに大量に使う機器(IM)、それ以外はふつうの蛇口(IH) | 電動機があると始動時にどっと流れるので、幹線に余裕が要る |
| STEP 2 許容電流 Iw の場合分け | IM≦IHなら Iw≧IM+IH。IM>IHなら、IM≦50Aで Iw≧1.25IM+IH、IM>50Aで Iw≧1.1IM+IH | 割増するのはIMだけ。大きい機器ほど始動電流の比率が下がるので1.25→1.1 |
| STEP 3 過電流遮断器 IB の上限 | 原則はIB≦Iw。電動機ありは 3IM+IH と 2.5Iw の小さいほう以下。IM=30A・IH=10Aなら Iw≧47.5A、IB≦100A | 始動電流で頻繁に切れないよう上限を緩和するが、制約は2つ |
| STEP 4 分岐した細い幹線の省略 | 細い幹線のIwが太い幹線のIBの55%以上なら長さの制限なし、35%以上なら8m以下、3m以下で先に接続しなければ許容電流の制限なし | 太いほど遠くまで省略できる。数字3つをセットで |
この図を使った解説記事電気設計の解説|屋内幹線の設計【Iw・IBの計算】 →
136 分岐回路の設計
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| STEP 1 遮断器の定格で決まる | 20A配線用遮断器なら電線1.6mm以上・コンセント20A以下、30Aなら電線2.6mm以上・コンセント20〜30A | コンセントの個数は無関係。決めるのは定格電流 |
| STEP 2 置ける位置 3m/8m/制限なし | 原則は分岐点から3m以下。分岐電線の許容電流がIBの35%以上なら8m以下、55%以上なら距離の制限なし | 太い電線ほど遠くに置ける。分岐回路の遮断器そのものは省略できない |
| STEP 3 IB=50Aで割合を当てる | 1.6mm(27A)は54%で8m以下、2.0mm(35A)は70%、2.6mm(48A)は96%で制限なし | IBが変われば割合も変わる |
| STEP 4 分岐回路数は切り上げ | 全負荷5,000VA÷1回路1,500VA=3.33…→4回路。端数の500VAにも1つの回路が要る | 切り捨てると回路が足りなくなる |
この図を使った解説記事電気設計の解説|分岐回路の設計【1.6mm・3m/8m】 →
137 電線を保護する過電流遮断器
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| STEP 1 ヒューズと配線用遮断器 | ヒューズは過電流で自ら発熱して溶断し、切れたら取り替え。配線用遮断器は素子が検知して自動で切れ、手で復帰できる | 住宅の過電流遮断器はほぼ配線用遮断器 |
| STEP 2 定格を超えてもすぐ切れない | 電動機の始動・エアコン・白熱灯の点灯で大きな突入電流が流れ、すぐ落ち着く | そのたびに切れると使い物にならないので、即断はしない |
| STEP 3 2倍の電流で2分/4分 | 定格の2倍の電流では、定格30A以下は2分以内、30A超は4分以内に動作する。30Aちょうどは2分側 | ヒューズも配線用遮断器も、2倍での時間は共通 |
| STEP 4 接地側極と中性線のルール | 単相2線式の接地側極の過電流遮断器は省略できる。単相3線式の中性線には原則、施設できない | 中性線が切れると負荷に異常電圧がかかるため |
この図を使った解説記事電気設計の解説|電線を保護する過電流遮断器【2倍で2分/4分】 →
150 漏電遮断器の設置基準
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| STEP 1 ELCBとMCCBの違い | MCCBは過負荷・短絡(流れすぎ)を見て切る。ELCBは行きと帰りの電流の差(漏れ)も見て切る | 数十mAの漏れはMCCBでは切れない。人を感電から守るのはELCB |
| STEP 2 場所×対地電圧の表 | 対地150V以下は水気のある場所だけ、150V超300V以下は湿気の多い場所と水気のある場所がELCB | 乾燥した場所は電圧によらず免除。湿気の多い場所だけが対地電圧で分かれる |
| STEP 3 対地電圧の読み方 | 単相3線式100/200Vは中性線を接地しているので、200V機器でも対地100V | 三相3線式200Vは対地200V。盤リストに電気方式を書いておくと判定が速い |
| STEP 4 場所の見方と選び方 | 機器が乾燥した場所でも、人が濡れた場所から触れるなら悪い側(水気)で扱う | 住宅は原則ELCB、浴室・屋外コンセントは個別に要る。感電防止なら高感度・高速形(30mA以下・0.1秒以内) |
この図を使った解説記事分電盤の設計|漏電遮断器[ELCB]の設置基準と選定方法 →
151 動力盤主幹の要否
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| STEP 1 1対1か、分岐か | 供給元と1対1で送っているなら、供給元のブレーカーが幹線も守るので主幹は原則いらない | 幹線が途中で分岐して他の盤へ行くなら、分岐点に遮断器が要る(=盤の主幹) |
| STEP 2 内線規程1355-1〔注1〕 | 分電盤の主開閉器(引込口装置になるものを除く)は、特に必要がある場合以外は取り付けなくてもよい | 読みどころは「引込口装置を除く」と「特に必要=幹線を分岐するとき」 |
| STEP 3 解釈148条の緩和 | 分岐した幹線の許容電流が55%以上/35%以上で8m以下/3m以下(先に幹線をつながない)なら分岐点の遮断器を省ける | 「規程で省略できる」と「幹線の保護が成立している」は別の話 |
| STEP 4 引込口と省略の代償 | 引込口装置になる盤は主幹を必ず付ける(省略は300V以下・20A以下で保護・15m以下がそろうときだけ) | 省略すると止めるたびに供給元まで戻り、同じ幹線の負荷も止まる。止められない設備があれば付ける |
この図を使った解説記事分電盤の設計|動力盤主幹の設置基準と有無の判断方法 →
152 手元開閉器の設置と省略
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| STEP 1 何のために付けるか | 屋上や機械室の機器を、そのそばで切り、切った状態を目の前で確かめるための開閉器 | 分電盤のブレーカは回路を守る、手元開閉器は人を守る |
| STEP 2 根拠の重なり | 電技省令59条・電技解釈149条(分岐回路の開閉器)・内線規程3302-1・安衛則339条(施錠・表示・監視人) | 内線規程は民間規格だが、法令側の義務とセットで判断する |
| STEP 3 求められる条件 | 充電部が露出しない/外から操作できる/最大負荷電流以上の定格電流 | 電磁開閉器は制御回路を切っても主回路が生きている。主回路側の開閉器とセットで |
| STEP 4 省略できる3つの条件 | ①機器側に相当する開閉器がある ②電動機0.2kW・加熱装置1.5kVA以下をコンセントから使う ③専用分岐回路で自動運転 | どれか1つでよい。kW(出力)とkVA(入力)の違いに注意し、省略した理由を図面の注記に残す |
この図を使った解説記事手元開閉器とは?設置基準と省略(免除)できる条件【内線規程】 →
227 ブレーカーが落ちる原因
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| STEP 1 3種類のブレーカー | アンペア=家全体の使いすぎ、漏電=漏電・故障・浸水 | 安全=その回路の使いすぎ・ショート(アンペアがない地域もある) |
| STEP 2 消えた範囲 | 家全体が消えた → アンペアか漏電 | 一部の部屋だけ → その回路の安全ブレーカー |
| STEP 3 漏電の切り分け | 安全を全部切る → 漏電を入れる → 安全を1つずつ入れる | 入れた瞬間に漏電が落ちた回路が原因 |
| STEP 4 復帰の手順 | 家電を切る → 確認 → いったん最後まで切 → 入 → 家電を1つずつ | すぐ落ちる・バチッ・焦げ臭いならショート。入れ直さず電気工事店へ |
この図を使った解説記事ブレーカーが落ちる原因と調べ方|一部の部屋だけ落ちるときの見方 →
