引込設備の設計|VCTの設置基準と設置場所の検討方法について詳しく解説
電圧計と電流計の組み合わせです
電力需給用計器用変成器について知りたい!
- 計器用変成器について知りたい方
- 設置場所の検討方法について知りたい方など
ペン太
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この3つ、すぐ答えられますか
- VCTは何と何を組み合わせた機器か
- VTとCTは、それぞれ何を何に変換するのか
- VCTの取付場所には、どんな選択肢があるか
VCT|計器用変成器とは
「計器用変成器」は、交流回路の高電圧、大電流を低電圧、小電流に変換(変成)する機器で、計器用変圧器(VT)及び変流器(CT)の総称です。計器用変成器は、「指示電気計器」「電力量計」「保護継電器」などと組み合わせて使用されます。
需要家の電力使用量を計量するために電力量計を設置しますが、この電力量計の定格電圧・電流値に収める必要があります。高圧受電の場合、大電圧・大電流が流れているため小電圧・小電流に変換しています
VCTはVTとCTを組みわせたもの
- 変流器(CT)
- 計器用変圧器(VT)
VTの用途
- 高い電圧を小電圧に変換する
| 変換前 | 変換後 |
| 6,600V | 110V |
CTの用途
- 高い電流を小電流に変換する
| 変換前 | 変換後 |
| 流れる電流値により選定 | 5A |
ペン太
ハリタ- 計器用変成器は、交流回路の高電圧・大電流を低電圧・小電流に変換する機器
- VT(計器用変圧器)とCT(変流器)の総称
- VTは高電圧を一般に110Vへ、CTは大電流を5Aへ変換する
- 指示電気計器・電力量計・保護継電器などと組み合わせて使用する
取付場所の選定方法
VCTは設置する地域によってその設置場所が大きく異なります
- キュービクル内に取り付ける場合
- 引込柱上に取り付ける場合(九州管内が多い)
キュービクル内に取り付ける場合
VCTの取付場所として主な場所が受変電設備のキュービクル内となります。この場合、キュービクル内にVCTスペースを見込む必要があるため図面上VCTスペースをキュービクル内に記載するようにしましょう。
- 主流の設置場所である
- キュービクル内にスペースを見込む必要がある
引込柱側に取り付ける場合
VCTの取付場所として引込柱側に取り付ける場合があります。引込柱側への取付は九州管内で多く見られこの場合、キュービクル内にスペースを見込む必要がないためサイズを抑えることができます。
- 九州管内では主流の設置方法である
- 外部に設置するためキュービクル内に設置スペース不要である
架台に取り付ける場合
VCTの取付場所として鉄骨などにより架台を作製し取り付ける場合があります。外壁や屋上に架台を設置しVCTを取り付けます。この場合キュービクル側にVCTスペースを見込む必要はありませんが、架台の費用とメンテナンス性を考慮し検討しましょう。
- PASの設置場所として架台を見込む場合、共架する場合がある
- 外部に設置するためキュービクル内に設置スペース不要である
- 架台の製作費用、メンテナンス性を考慮する必要がある
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| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| VCTは1種類の機器 | VTとCTを組み合わせた機器 |
| VTもCTも同じ役割 | VTは電圧、CTは電流を変換する |
| 取付場所はキュービクル内だけ | 引込柱側や架台に取り付ける場合もある |
| 外部設置ならデメリットはない | 架台の場合は製作費用とメンテナンス性を考慮する |
- 取付場所はキュービクル内・引込柱側・架台の3つ
- キュービクル内が主流だが、内部にVCTスペースを見込む必要がある
- 引込柱側は九州管内で多く、キュービクルのサイズを抑えられる
- 架台は費用とメンテナンス性を考慮して検討する
よくある質問(FAQ)
Q. VCT(計器用変成器)とは何ですか?
A. 計器用変圧器(VT)と変流器(CT)を組み合わせた機器で、交流回路の高電圧・大電流を低電圧・小電流に変換し、電力量計などと組み合わせて電力使用量の計量に使用します。
Q. VCTの設置場所にはどのような種類がありますか?
A. 主に「キュービクル内に取り付ける場合」「引込柱側に取り付ける場合(九州管内で多い)」「架台に取り付ける場合」の3通りがあります。
Q. キュービクル内に設置する場合の注意点は何ですか?
A. 主流の設置場所ですが、キュービクル内にVCTスペースを見込む必要があるため、図面上にVCTスペースを記載しておきましょう。
Q. 引込柱側に設置するメリットは何ですか?
A. 外部に設置するためキュービクル内に設置スペースが不要となり、キュービクルのサイズを抑えることができます。
ペン太
ハリタまとめ
VCT|計器用変成器とは 「計器用変成器」は、交流回路の高電圧、大電流を低電圧、小電流に変換(変成)する機器で、計器用変圧器(VT)及び変流器(CT)の総称です。計器用変成器は、「指示電気計器」「電力量計」「保護継電器」などと組み合わせて使用されます。 VCTはVTとCTを組みわせたもの
- 変流器(CT)
- 計器用変圧器(VT)
- VTの用途
- VTの使用目的
- CTの用途
- CTの使用目的
- 取付場所の選定方法
- キュービクル内に取り付ける場合
- 引込柱上に取り付ける場合(九州管内が多い)
- 架台に取り付ける場合
VCTは、VTとCTを組み合わせて計量できる値に変換する機器で、取付場所は3つから選びます。
| 取付場所 | キュービクル内のスペース | 押さえどころ |
|---|---|---|
| キュービクル内 | 必要(図面にVCTスペースを記載する) | 主流の設置場所 |
| 引込柱側 | 不要 | 九州管内で多い。キュービクルのサイズを抑えられる |
| 架台 | 不要 | 製作費用とメンテナンス性を考慮する。PASの架台と共架する場合がある |
機器の役割で押さえること
- VT(計器用変圧器)は高電圧を一般に110Vへ変換する
- CT(変流器)は大電流を5Aへ変換する
- VTは保護継電器と組み合わせて異常電圧を検出し、しゃ断器を動作させる
- CTは異常電流を検出して保護装置を動作させる
取付場所を選ぶときは
- キュービクル内に置くならVCTスペースを図面に見込む
- 引込柱側なら外部設置のためキュービクル内のスペースが不要
- 架台は外壁や屋上に設置し、PASと共架する場合がある
- 設置する地域によって取付場所が大きく異なる
キュービクルの寸法計画に直結する部分です。地域の慣例を確認してから図面に落としてください。
関連する回:④ 引込部 ― 責任分界点とPAS・UGS / ⑦ 計器用変成器と計器
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