図面が出る前に「電気工事はだいたいいくら」と聞かれると、過去の案件を引っ張り出して延床面積から割り戻す作業になりがちです。このツールは建物の用途と延床面積を入れるだけで、受変電・幹線動力・電灯コンセント・照明器具・弱電・防災・防犯・外構引込・仮設の工種別金額と構成比、上下の幅、㎡単価・坪単価を出し、A4の概算書や見積書メーカーへ渡せる表に書き出します。
こんな人に向いています
自分の仕事に当てはまるか、まずここから。
このツールでできること
画面にある機能を、できることの順に。
使い方の流れ
手順は 5 つ。実際のボタン名・入力欄の名前で書いています。
- 1用途と延床面積を入れる「1 建物」で用途を選び、延床面積(例 2,400)を㎡で入れます。件名(例 (仮称)〇〇ビル 新築工事)は任意です。
- 2工事・グレード・受電を選ぶ同じ欄で新築/改修、グレード(簡素・標準・高め)、受電(高圧(キュービクル)/低圧)を選ぶと、工種別の㎡単価に補正がかかります。
- 3単価と経費を直す「2 工種別の㎡単価」で自社の値に直します(用途ごとに保存)。「3 補正と経費」で物価の補正・諸経費・幅(上下)を%で入れます。元に戻すときは「この用途の単価を初期値に戻す」です。
- 4追加の設備と実績合わせ「4 追加の設備(任意)」で発電機などを入れます。「+ 実績を足す」で過去案件を入れ、「この単価に合わせる」で工種別の単価を実績に比例させます。
- 5概算書を書き出す「5 書き出す」から「A4 概算書を印刷/PDF」「工種別の表をコピー」「Excel ファイルで保存」を選びます。積算の流れバーの「見積書へ送る」で見積書・内訳書メーカーに渡せます。
こんな場面で効きます
場面 → 操作 → 手に入るもの。
コツ・注意点
使う前に知っておくと迷わないこと。
よくある質問
- 規模の補正はどうかかりますか?
- 300㎡以下は高め、1万㎡超は低めに㎡単価が補正されます。グレード・新築/改修・受電・物価の補正と合わせて、掛かっている補正は画面に式で表示されるので、根拠を確認できます。
- 発電機や太陽光も概算に入れられますか?
- 「4 追加の設備(任意)」で非常用発電機(kVA)、太陽光発電(kW)、EV普通充電器(台)、蓄電池(kWh)を数量×単価で足せます。
- 概算の結果を見積書の形にできますか?
- 「工種別の表をコピー」で見積書・内訳書メーカーやExcelに貼れます。積算の流れバーの「見積書へ送る」を使うと、工種ごとに1式の明細として自動で取り込まれます。
試すのに、準備はいりません。
開いた瞬間から使えます。データは端末の中。気に入らなければ閉じるだけ。
同じ場面で使うツール
「拾い出し・見積」の仲間です。













