分電盤の設計|過電流遮断器の定格電流の求め方のついて詳しく解説
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負荷電流とケーブルのシーソーなんです
過電流遮断器【IB】は次の計算によって求める必要があります 電動機なしの場合 IB ≦ IW 電動機ありの場合① 2.5IW ≧ 3IM + IH IB ≦ 3IM + IH 電動機ありの場合② 2.5IW < 3IM + IH IB ≦ 2.5IW
- 過電流遮断器のサイズ選定方法を知りたい方
- 選定の根拠を知りたい方
ペン太
ハリタこの3つ、すぐ答えられますか
- 電動機を含まない場合、過電流遮断器はどう選ぶか
- 電動機を含む場合、何と何を比較するのか
- 記号IB・IW・IM・IHは、それぞれ何を指すか
重要な項目をまとめました!
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過電流遮断器の定格電流の求め方
過電流遮断器は、幹線を保護するための役割をもつためIB「過電流遮断器の定格電流」はIW「幹線の許容電流」より小さい若しくは等しくする必要がありますが、負荷に電動機が接続されている場合下記条件により選定します。
| 電動機なし | IB ≦ IW | |
| 電動機あり | 2.5IW ≧ 3IM + IH | IB ≦ 3IM + IH |
| 2.5IW < 3IM + IH | IB ≦ 2.5IW | |
| 電動機 | その他の負荷 | 開閉器 | 幹線 |
| モーター類 | オーブン、ヒーター類 | ||
| IM | IH | IB | IW |
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負荷に電動機を含まない場合
| 電動機なし | IB ≦ IW | |
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≦ | ![]() |
- 過電流遮断器はケーブルの許容電流より小さい若しくは等しい値を選定します
負荷に電動機を含む場合|パターンA
| 電動機あり | 2.5IW ≧ 3IM + IH | IB ≦ 3IM + IH |
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×2.5 |
≧ | ×3 |
+ | ![]() |
| の時 | ![]() |
≦ | ×3 |
+ | ![]() |
- ケーブルの許容電流 × 2.5 ≧ 電動機の定格電流 × 3 + その他の負荷の定格電流のとき
- 過電流遮断器 ≦ 電動機の定格電流 × 3 + その他の負荷の定格電流の値を選定します
負荷に電動機を含む場合|パターンB
| 電動機あり | 2.5IW < 3IM + IH | IB ≦ 2.5IW |
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×2.5 |
< | ×3 |
+ | ![]() |
| の時 | ![]() |
≦ | |||
- ケーブルの許容電流×2.5<電動機の定格電流×3+その他の負荷の定格電流のとき
- 過電流遮断器≦ケーブルの許容電流×2.5を選定します
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| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| 遮断器は幹線の許容電流より大きくてよい | IBはIW以下にして、配線より先にトリップさせる |
| 電動機があっても式は同じ | 2.5IWと3IM+IHを比較して式を使い分ける |
| 係数の3と2.5は同じ意味 | 3は電動機の定格電流に、2.5は幹線の許容電流にかける |
| IHにも係数をかける | その他の負荷はそのまま加算する |
- 過電流遮断器は幹線を保護する役割のため、IBはIW以下にする
- 電動機を含まない場合は IB ≦ IW
- 電動機を含み 2.5IW ≧ 3IM+IH のときは IB ≦ 3IM+IH
- 電動機を含み 2.5IW < 3IM+IH のときは IB ≦ 2.5IW
よくある質問(FAQ)
Q. 電動機を含まない場合、過電流遮断器はどう選ぶ?
過電流遮断器の定格電流IBは、幹線の許容電流IW以下(IB ≦ IW)となる値を選定します。配線より先に遮断器をトリップさせ、ケーブルを保護するためです。
Q. 電動機を含む場合の求め方は?
ケーブルの許容電流×2.5(2.5IW)と、電動機の定格電流×3+その他の負荷(3IM+IH)を比較します。2.5IW ≧ 3IM+IH ならIB ≦ 3IM+IH、2.5IW < 3IM+IH ならIB ≦ 2.5IW を選定します。
Q. 記号IB・IW・IM・IHの意味は?
IBは過電流遮断器(開閉器)の定格電流、IWは幹線の許容電流、IMは電動機(モーター類)の定格電流、IHはその他の負荷(オーブン・ヒーター類)の定格電流を表します。
Q. 2.5や3といった係数は何のため?
電動機は始動時に大きな電流が流れるため、その影響を見込んで電動機の定格電流に3、幹線の許容電流に2.5の係数を用いて選定します。
ペン太
ハリタまとめ
過電流遮断器の選定方法 電動機なしの場合
- IB ≦ IW
- 2.5IW ≧ 3IM + IH
- IB ≦ 3IM + IH
- 2.5IW < 3IM + IH
- IB ≦ 2.5IW
- 過電流遮断器はケーブルの許容電流より小さい若しくは等しい値を選定します
- ケーブルの許容電流×2.5≧電動機の定格電流×3+その他の負荷の定格電流のとき
- 過電流遮断器≦電動機の定格電流×3+その他の負荷の定格電流の値を選定します
- ケーブルの許容電流×2.5<電動機の定格電流×3+その他の負荷の定格電流のとき
- 過電流遮断器≦ケーブルの許容電流×2.5を選定します
出典:本記事の表・数値は内線規程(JEAC 8001)およびJIS規格をもとに作成しています。適用にあたっては最新版の原典をご確認ください。
過電流遮断器は、負荷に電動機が含まれるかどうかで選定式が変わる点が要点です。
| こんな場面 | どう選ぶ |
|---|---|
| 負荷に電動機がない | IB ≦ IW。配線より先に遮断器をトリップさせる |
| 電動機があり、ケーブルの許容電流に余裕がある | 2.5IW ≧ 3IM+IH のとき、IB ≦ 3IM+IH |
| 電動機があり、ケーブルの許容電流が小さい | 2.5IW < 3IM+IH のとき、IB ≦ 2.5IW |
| 係数の意味を確認したい | 電動機の始動電流を見込み、IMに3、IWに2.5をかける |
| 幹線サイズから決めたい | IWを確定させてから遮断器を選ぶ |
記号の意味
- IB:過電流遮断器(開閉器)の定格電流
- IW:幹線の許容電流
- IM:電動機(モーター類)の定格電流
- IH:その他の負荷(オーブン・ヒーター類)の定格電流
選定で押さえること
- 過電流遮断器は幹線を保護する役割を持つ
- 電動機は始動時に大きな電流が流れるため、係数で見込む
- 2つのパターンは、2.5IWと3IM+IH の大小で分かれる
パターンAとBを一度自分で解き直しておくと、現場での判断が速くなります。
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