内線規程の解釈と解説【103】|電気集じん装置などの施設
出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
高電圧を利用して粉じんやミストを除去する「電気集じん装置」は、火災・感電・漏電のリスクを避けるため、二次側配線・設置場所・接地について厳格な基準が定められています。電源装置や特殊場所での対応まで、図解で整理します。

ペン太
ハリタこの3つ、すぐ答えられますか
- 高電圧充電部分を屋根上や屋外に設置してよいか
- 電源装置の金属製外箱などの接地は、原則どの種別か
- 設置が禁止されている場所はどこか
二次側配線の施設基準
- 関係者以外の立ち入りを制限したうえで、絶縁性と耐久性に優れたケーブルを使用します。
- 移動電線は保護管や絶縁材でしっかり保護し、高電圧部分は人が触れられないよう金属製の防護装置でカバーします。
- 湿気・水気のある場所では金属管配線を用い、装置との電気的接触を避けて設置します。
- 高電圧から装置までの配線は屋外に設けることが原則で、洗浄水がかかる場合は防護措置が必要です。
- 屋外・地中配線は地中電線路の規定(3505-8、2315節)に準拠して施設します。
ペン太
ハリタ- 関係者以外の立ち入りを制限したうえで、絶縁性と耐久性に優れたケーブルを使用する
- 移動電線は保護管や絶縁材でしっかり保護する
- 高電圧部分は、人が触れられないよう金属製の防護装置でカバーする
- 湿気・水気のある場所では金属管配線を用い、装置との電気的接触を避けて設置する
- 高電圧から装置までの配線は屋外に設けることが原則で、洗浄水がかかる場合は防護措置が必要
- 屋外・地中配線は地中電線路の規定(3505-8、2315節)に準拠する
設置場所の制限と特殊場所への対応
- 関係者以外が容易に近づけない場所に設置します(安全性が確認された装置は例外的に設置可)。
- 高電圧充電部分は原則として屋根上・屋外設置が禁止です(特別高圧で保護措置がある場合は認められます)。
- 火災・爆発危険場所では、火花や高温部分を防ぐ対策を付属設備も含めて施します。
- 火薬庫等への設置は禁止され、ガス蒸気危険場所や粉じんの多い場所に限定して設置します。
| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| 高電圧の充電部も屋外に出してよい | 原則禁止。特別高圧で保護措置がある場合に限り認められる |
| 高電圧から装置までの配線は屋内に通す | 屋外に設けることが原則。洗浄水がかかる場合は防護措置 |
| どこにでも設置できる | 火薬庫等への設置は禁止。近づけない場所に設ける |
| 接地はD種でそろえてよい | 原則A種。接触防護措置がある場合にD種も可 |
| 湿気のある場所でも配線方式は同じ | 金属管配線を用い、装置との電気的接触を避ける |
- 関係者以外が容易に近づけない場所に設置する(安全性が確認された装置は例外的に設置可)
- 高電圧充電部分は原則として屋根上・屋外設置が禁止(特別高圧で保護措置がある場合は認められる)
- 火災・爆発危険場所では、火花や高温部分を防ぐ対策を付属設備も含めて施す
- 火薬庫等への設置は禁止され、ガス蒸気危険場所や粉じんの多い場所に限定して設置する
接地工事の基準
- 電源装置の金属製外箱、金属製遮へい板・さく・外壁、被塗装物を吊る金属わく、ケーブルの防護装置・被覆金属体には原則A種接地工事が必要です。
- 適切な接触防護措置が施されている場合は、D種接地工事でも可とされています。
- 石油精製用不純物除去装置では、A種接地、充電部を液中に露出させない設置、一次側への専用過電流遮断器、JIS等の技術基準順守が求められます。

| 接地の対象 | 原則 | 例外 |
|---|---|---|
| 電源装置の金属製外箱 | A種接地工事 | 適切な接触防護措置があればD種でも可 |
| 金属製遮へい板・さく・外壁 | A種接地工事 | 同上 |
| 被塗装物を吊る金属わく | A種接地工事 | 同上 |
| ケーブルの防護装置・被覆金属体 | A種接地工事 | 同上 |
- 電源装置の金属製外箱、金属製遮へい板・さく・外壁、被塗装物を吊る金属わく、ケーブルの防護装置・被覆金属体には原則A種接地工事
- 適切な接触防護措置が施されている場合は、D種接地工事でもよい
- 石油精製用不純物除去装置では、A種接地、充電部を液中に露出させない設置、一次側への専用過電流遮断器、JIS等の技術基準順守が求められる
よくある質問(FAQ)
まとめ|触れない・濡らさない・確実に接地する
電気集じん装置は高電圧を扱うため、「人が触れられない構造」「湿気・水気からの隔離」「原則A種の接地」の3つで安全を確保します。設置場所についても、近づけない場所であることと、火薬庫等への設置禁止が前提になります。
| 確認する順番 | 見るところ | 基準 |
|---|---|---|
| Step1 | 設置場所 | 関係者以外が容易に近づけないか。火薬庫等でないか |
| Step2 | 高電圧充電部 | 屋根上・屋外設置になっていないか |
| Step3 | 二次側配線 | ケーブルの選定、防護装置、屋外配線の原則 |
| Step4 | 湿気・水気 | 金属管配線とし、装置との電気的接触を避けているか |
| Step5 | 接地 | 原則A種。接触防護措置があればD種も可 |
危険場所に設置するケースが多い設備のため、付属設備まで含めて火花・高温部分の対策を確認しておく必要があります。接地種別は防護措置の有無で変わるので、施工方法とセットで決めるのが確実です。
📘 この記事の根拠規程|解説の原文は内線規程(JEAC8001-2022)に掲載されています。実務で使う方は手元に1冊どうぞ → 電気設備の必携書籍おすすめ4選【2026年版】
ペン太
ハリタ📎 関連するおすすめアイテム
内線規程の実務では、規程集や技術資料を手元に置いておくと確認がぐっと早くなります。
30秒アンケートこの記事は役に立ちましたか?
タップするだけで完了します。あなたの声でこのサイトは育ちます。
ご回答ありがとうございます!
よければ、あと3つだけ教えてください(任意・答えなくてもOK)
ありがとうございました。いただいた声は記事の改善に使わせていただきます。





