こちらの記事では、内線規程の各章に記載されている
動力負荷別のサイズ選定表をまとめたものになります。
- 🔧200V三相誘導電動機(トップランナーモーター)分岐回路の設計手順
- 200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路
- 400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路
- 200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量
- 400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量
- 電線及び開閉器,過電流遮断機の定格(単相2線式100Vの場合)
- 電線及び開閉器,過電流遮断機の定格(三相3線式200Vの場合)
- 200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路
- 400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路
- 200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量
- 400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量
- 200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路
- 200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量
🔧200V三相誘導電動機(トップランナーモーター)分岐回路の設計手順
トップランナーモーターを使った電動機設備の設計において、分岐回路の適切な設計は安全性と効率性を両立させるために非常に重要です。
この記事では、200V三相誘導電動機を1台使用する場合の基本的な設計ステップを、内線規程に基づいて4つの手順でわかりやすく解説します。
✅STEP1|モーター仕様と電圧を確認する
まずは、使用する電動機の「定格出力(kW)」と「電圧(200V or 400V)」を確認しましょう。
🔍 推奨情報源:メーカー仕様書
設計初期段階では、内線規程の簡易選定表も併せて参考にできますが、あくまで目安として活用するのが基本です。
✅STEP2|定格電流を把握する
次に、モーターの**定格電流(A)**を確認します。
特にトップランナーモーターは高効率型のため、一般的な標準モーターよりも定格電流が小さくなる傾向があります。
📌 例:2.2kW トップランナーモーター(200V)の場合
→ 簡易表からの定格電流は 11.1A
✅STEP3|配線用遮断器の選定
遮断器(MCCB)は、始動電流でトリップせず、かつ過負荷から機器をしっかり保護できる容量を選定する必要があります。
✅STEP4|分岐回路の電線サイズ選定
遮断器に見合った電線サイズを選定します。
許容電流が十分であることが必要条件です。
🔧 選定基準(目安)
40Aのブレーカーに対して、許容電流30A以上の電線を選定
(例:CV線5.5mm²など。※設置条件により変動)
💡まとめと注意事項
観点 | 内容 |
---|---|
✅ 最優先はメーカー仕様書 | 本記事は一般的フローです。実際の機器仕様書を必ず確認してください。 |
⚠️ 起動電流の考慮 | トリップを避けるため、起動電流に耐えるブレーカー容量を選ぶ必要があります。 |
🛠 保護協調の確認 | 遮断器と電線の協調が取れているか、個別に確認が必要です。 |
📌このような設計フローを押さえておくことで、内線規程に準拠しつつ、安全で効率的な動力回路の設計が可能になります。
200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路
200V|分岐|トップランナーモーター|配線用遮断器|の場合
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出典:(内線規程|200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線))より

400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路
400V|分岐|トップランナーモーター|配線用遮断器|の場合
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出典:(内線規程|400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線))より
200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量
200V|幹線|トップランナーモーター|配線用遮断器|の場合
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出典:(内線規程|200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考))より
400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量
400V|幹線|トップランナーモーター|配線用遮断器|の場合
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出典:(内線規程|400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考))より
電線及び開閉器,過電流遮断機の定格(単相2線式100Vの場合)
100V|分岐|電灯|配線用遮断器|の場合
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出典:(内線規程|(その1)電線及び開閉器,過電流遮断機の定格(単相2線式100Vの場合))より
電線及び開閉器,過電流遮断機の定格(三相3線式200Vの場合)
200V|分岐|動力|配線用遮断器|の場合
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出典:(内線規程|(その2)電線及び開閉器,過電流遮断機の定格(三相3線式200Vの場合))より
200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路
200V|分岐|動力|トップランナーを除く|配線用遮断器|の場合
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出典:(内線規程|200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線))より
400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路
400V|分岐|動力|トップランナーを除く|配線用遮断器|の場合
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出典:(内線規程|400V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(配線用遮断器の場合)(銅線))より
200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量
200V|幹線|動力|トップランナーを除く|配線用遮断器|の場合
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出典:(内線規程|200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考))より
400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量
400V|幹線|動力|トップランナーを除く|配線用遮断器|の場合
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出典:(内線規程|400V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(配線用遮断器の場合)(銅線)(参考))より
200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路
200V|分岐|動力|トップランナーを除く|B種ヒューズの場合|の場合
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出典:(内線規程|200V三相誘導電動機1台の場合の分岐回路(B種ヒューズの場合)(銅線))より
200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量
200V|幹線|動力|トップランナーを除く|B種ヒューズの場合|の場合
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出典:(内線規程|200V三相誘導電動機の幹線の太さ及び器具の容量(B種ヒューズの場合)(銅線)(参考))より