出典:内線規程(JEAC8001-2022)より

ここでは電球とコンセントの施設ルールを解説します。電球は火災や破損の防止、コンセントは感電や脱落の防止が目的で、ボックスへの収納や取付寸法に具体的な決まりがあります。

電球とコンセント施設の3つのポイント(電球の施設、コンセント埋込、取付の寸法)を示した図解

先に結論だけ言うと

  • 裸電球は可燃性物質から十分離隔し、雨線外の電球にはセード/グローブを使う(屋外用反射形電球は除く)。
  • 埋込形コンセントは金属製又は難燃性絶縁物のボックスに収める。
  • 壁面と前面が10mm以上食い違う場合は継わく等で調整。直接取付の壁板は厚さ3.5mm以上

電球の施設

  • 裸電球は周囲の可燃性物質から十分に離隔し、危険のおそれがないように施設します。
  • 雨線外に取り付ける電球には、雨滴による破損を防止するためセード又はグローブなどを使用します。ただし屋外用反射形電球を使用する場合はこの限りではありません。

コンセントの埋込みと省略要件

  • 埋込形コンセントは金属製又は難燃性絶縁物のボックスに収めて施設します。
  • 充電部分を露出しないよう堅ろうな難燃性絶縁物で覆われたものは、大壁の壁板などに堅固に取り付け、かつ防護カバーを設ける場合に限りボックスの使用を省略できます(充填材が接触するおそれがない場合は防護カバーも省略可)。
  • 感震遮断機能付コンセント(埋込型)は1365-10(感震遮断機能付住宅用分電盤)を参照します。

取付け寸法の注意点

  • ボックスの埋込み位置が深く、壁の表面とボックス前面が10mm以上食い違う場合は、壁板の強度が十分な場合を除き、継わくを取り付けるなどして取付けわくやフラッシュプレートを直接壁板に押し付けないようにします。
  • ボックスを省略して大壁の壁板に直接コンセントを取り付ける場合の壁板は厚さ3.5mm以上が必要です。
  • 壁板の厚さが3.5mm未満の場合は、間柱や胴縁に沿って取り付けるか、補助金具で柱に支持させるなどして堅固に取り付けます。

たとえ話でイメージ

コンセントをボックスに収めるのは、コンセントに「専用の家」を用意してあげるようなもの。むき出しのままだと衝撃や熱に弱いので、丈夫な箱に収めて壁にしっかり固定することで安全に使えます。

見習いペン太
見習いペン太
難燃性絶縁物で覆われたコンセントなら、いつでもボックスを省略していいんですか?
はりた
はりた
いつでもではないよ。大壁の壁板に堅固に取り付けて、さらに防護カバーを設ける場合に限って省略できるんだ。
見習いペン太
見習いペン太
壁板に直接付けるとき、薄い壁板でも大丈夫ですか?
はりた
はりた
直接付けるなら壁板は厚さ3.5mm以上が必要だよ。それより薄いときは間柱や胴縁、補助金具を使ってしっかり支持してあげるんだ。

よくある質問(FAQ)

Q. 雨線外の電球には何を付ければよいですか?
A. 雨滴による破損を防ぐためセードやグローブを使用します。ただし屋外用反射形電球を使用する場合は不要です。
Q. コンセントのボックスを省略できる条件は?
A. 充電部を露出しない難燃性絶縁物で覆われたものを大壁の壁板に堅固に取り付け、かつ防護カバーを設ける場合に限り省略できます。
Q. 壁板に直接コンセントを取り付けるときの壁板の厚さは?
A. 厚さ3.5mm以上が必要です。3.5mm未満の場合は間柱や胴縁、補助金具で堅固に支持します。