分電盤の設計|動力盤主幹の設置基準と有無の判断方法について詳しく解説
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いらないよ、だけは止めよう
分電盤の主開閉器は、特に必要がある場合
以外は取り付けなくてもよい

ペン太
ハリタクイックトピックス
この3つ、すぐ答えられますか
- 動力盤の主幹は必ず設置しなければならないか
- 主幹が「特に必要がある場合」とは、どんな場合か
- 主幹の要否は何を根拠に判断するか
動力盤の主幹設置基準について
ここでのポイントは〔注1〕の文章になります。
文中にも記載のある通り分電盤の主開閉器は、必要のある場合を除き取り付けなくてもよいと記載されています。
ペン太
ハリタ- 根拠は内線規程「1355-1 低圧開閉器を必要とする箇所」
- 負荷電流を通じたり止めたりする必要のある箇所
- 引込口・その他故障、点検、測定、修理などに際して電路を閉鎖する必要がある箇所
- ヒューズの電源側(開閉器はヒューズに近接して設置する)
- 〔注1〕分電盤の主開閉器(引込口装置になるものを除く)は、特に必要がある場合以外は取り付けなくてもよい
主幹の設置|必要のある場合とは
それは幹線分岐を行い他の動力盤へ供給している場合が挙げられます。

- 動力盤主幹: 無
- 配電方式:供給元(キュービクルとする)と動力盤間の幹線ケーブルが1対1
- 工事内容:動力盤の更新工事
動力盤を更新する際はキュービクル側の配電盤内ブレーカーを遮断しても改修する動力盤以外の負荷には影響がないためメンテナンス上問題ありません
- 動力盤主幹: 無
- 配電方式:供給元(キュービクルとする)と動力盤間の幹線ケーブルが分岐により複数の動力盤に分かれている場合
- 工事内容:動力盤の更新工事
更新する動力盤側に主幹がない場合キュービクル側の配電盤内ブレーカーを遮断すると分岐されている他の盤までも停電の対象になります
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| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| 動力盤には必ず主幹が必要 | 特に必要がある場合以外は取り付けなくてもよい |
| 主幹の要否は盤の大きさで決まる | 幹線分岐を行っているかどうかで判断する |
| なんとなく省略してよい | 内線規程1355-1の該当有無で判断する |
| ヒューズの電源側なら開閉器の位置は問わない | ヒューズに近接して設置する必要がある |
- 「特に必要がある場合」とは、幹線分岐を行い他の動力盤へ供給している場合
- 供給元と動力盤が1対1なら、供給元のブレーカーを遮断しても他の負荷に影響しない
- 幹線が分岐している場合、主幹がないと他の盤まで停電の対象になる
よくある質問(FAQ)
Q. 動力盤の主幹は必ず設置しますか?
A. いいえ。分電盤の主開閉器(引込口装置になるものを除く)は、特に必要がある場合以外は取り付けなくてもよいとされています(内線規程)。
Q. 主幹の設置基準は?
A. 内線規程「1355-1 低圧開閉器を必要とする箇所」に基づきます。①負荷電流を通じたり止めたりする必要のある箇所②故障・点検・測定・修理などで電路を閉鎖する必要がある箇所③ヒューズの電源側、が該当します。
Q. 主幹を省略してよいか迷ったときは?
A. 内線規程1355-1の該当有無で判断します。上記の必要なケースに当てはまらず、引込口装置でもなければ省略できます。「なんとなく省略」は避けましょう。
Q. ヒューズの電源側に開閉器を付ける場合の注意は?
A. ヒューズに近接して開閉器を設置する必要があります。
ペン太
ハリタまとめ
動力盤の主幹は、幹線分岐を行って他の動力盤へ供給しているかどうかで要否が決まります。
| 配電方式 | 主幹 | 理由 |
|---|---|---|
| 供給元と動力盤の幹線ケーブルが1対1 | なくてもよい | 供給元のブレーカーを遮断しても、改修する盤以外の負荷に影響がないため |
| 幹線が分岐して複数の動力盤に分かれている | 必要 | 主幹がないと、供給元を遮断した際に他の盤まで停電するため |
| 引込口装置になる主開閉器 | 必要 | 省略できる主開閉器から除かれているため |
規程で押さえること
- 低圧開閉器が必要なのは、負荷電流を通じたり止めたりする必要のある箇所
- 故障・点検・測定・修理などで電路を閉鎖する必要がある箇所
- ヒューズの電源側(ヒューズに近接して設置する)
- 分電盤の主開閉器は、引込口装置になるものを除き、特に必要がある場合以外は省略できる
判断で押さえること
- まず単独供給か分岐供給かを図面で確認する
- 分岐供給なら、改修時の停電範囲を考えて主幹を設ける
- 単独供給なら省略できる場合が多い
- 「なんとなく省略」は避け、内線規程1355-1の該当有無で判断する
停電範囲をどこまで絞れるか、という視点で見ると判断がぶれません。
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