配線図に必ず出てくる「スイッチ(点滅器)の図記号」。基本の形は黒丸●ひとつですが、傍記される文字や数字で、片切・3路・4路・ほたる・パイロットなど、スイッチの種類が決まります。
「3 と 4 はどっちが3路?」「H と L、点くタイミングはどっち?」——傍記の意味さえ押さえれば、スイッチの図記号は一気に読めるようになります。この記事では、スイッチの図記号と傍記文字を図解で整理します。

まず結論:基本記号●+傍記文字で決まる
スイッチの図記号は、基本の記号(黒丸●)に、種類を表す文字・数字を傍記して表します。
- 傍記なし … 単極(片切)スイッチ
- 2P … 2極(両切)スイッチ
- 3 … 3路スイッチ
- 4 … 4路スイッチ
- H … 位置表示灯内蔵(ほたるスイッチ)
- L … 確認表示灯内蔵(パイロットスイッチ)
- A … 自動点滅器
つまり「●の横の文字が読めれば、スイッチの種類がわかる」というしくみです。
🦔 はりた:「そう、基本記号は●で共通なんだ。横に付く文字で種類が変わる。3なら3路、Hならほたる、というふうにね。文字とセットで覚えよう」
🐧 見習いペン太:「黒丸+文字、で読むんですね」
1. 切り方で分ける(片切・両切)
- 単極(片切)スイッチ:傍記なしの基本のスイッチ。片方の電線(非接地側)だけを入切します。
- 2極(両切)スイッチ(2P):2本の電線を同時に切るスイッチ。200V回路などで使われます。
傍記がない●は片切。2P が付いたら両切(2極)。「2P=2 Pole=2極」と英語で覚えると混同しません。
2. 場所の数で分ける(3路・4路)
階段や長い廊下など、複数の場所から同じ照明を入切したいときに使います。
- 3路スイッチ(3):2か所から入切できるスイッチ。階段の上下に1つずつ、というのが代表例です。
- 4路スイッチ(4):3路スイッチと組み合わせて、3か所以上から入切するときに、間に入れるスイッチです。
🦔 はりた:「いいところに気づいたね。でも逆なんだ。2か所だけなら3路を2個。3か所以上にしたいとき、その“間”に4路を足す。3路で挟んで、真ん中を4路で増やすイメージだよ」
🐧 見習いペン太:「3路ではさんで、4路で増やす、ですね」
3. 表示灯つき(ほたる・パイロット)
スイッチに小さなランプが内蔵されたタイプです。点灯するタイミングが逆なので、ここが試験の狙い目です。
- 位置表示灯内蔵スイッチ(H/ほたるスイッチ):スイッチが切のときに点灯。暗い部屋でもスイッチの位置がわかります。
- 確認表示灯内蔵スイッチ(L/パイロットスイッチ):スイッチが入のときに点灯。換気扇など、動作していることを確認できます。
H(ほたる)=切で点灯/L(パイロット)=入で点灯。「ほたるは暗い所で光る=切のとき」「パイロット(運転表示)は動いている=入のとき」と意味でつなぐと、逆に覚えません。
4. そのほか(自動点滅器・プルスイッチ・防雨形)
- 自動点滅器(A):周囲の明るさで自動的に入切する装置。屋外灯や防犯灯に使い、容量(3Aなど)を傍記します。
- プルスイッチ(P):ひもを引いて入切するスイッチ。P=Pull(引く)です。
- 防雨形(WP):屋外など雨がかかる場所用。WP=Weather Proof です。
まとめ

- スイッチの図記号は基本記号●+傍記文字で種類が決まる。
- 傍記なし=片切/2P=両切/3=3路/4=4路。
- H=ほたる(切で点灯)/L=パイロット(入で点灯)。
- A=自動点滅器/P=プルスイッチ/WP=防雨形。
「基本は●、種類は傍記文字」と考えれば、スイッチの図記号はすっきり覚えられます。あわせてコンセントの図記号一覧も読むと、配線図がぐっと読みやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. スイッチの図記号の基本の形は?
A. 基本記号は黒丸●ひとつです。傍記なしなら単極(片切)スイッチで、横に付く文字や数字(2P・3・4・H・L・Aなど)で種類が変わります。
Q. 3路スイッチと4路スイッチの違いは?
A. 3路スイッチ(傍記3)は2か所から入切するスイッチで、階段の上下などに使います。4路スイッチ(傍記4)は3路と組み合わせ、3か所以上から入切するときに間に入れます。
Q. ほたるスイッチ(H)とパイロットスイッチ(L)の違いは?
A. 位置表示灯内蔵(H・ほたる)は切のときに点灯し、暗所で位置を示します。確認表示灯内蔵(L・パイロット)は入のときに点灯し、動作中であることを示します。点灯タイミングが逆です。
Q. 両切スイッチ(2P)はどんなときに使う?
A. 2極(両切)スイッチは2本の電線を同時に切るスイッチで、200V回路などで使われます。図記号は●に2Pを傍記します。







