机の近くの情報コンセントから、壁の中・天井の弱電線槽を通って、ラックのパッチパネルとハブまで。強電とは別のルートで運びます。 下の3Dで、工程を進めながら部材を1つずつ確かめてください。Cat6A UTP こう長 90m以内(永久リンク) 弱電線槽 幅200 19インチラック

この場面で追う施工手順

工程 1 / 6墨出し・ボックス
  1. 電源コンセントと同じ高さ FL+300 で、情報コンセントの位置を記す(電源とは別のボックス)
  2. スタッド間に支持金具を渡し、ボックスを固定する
  3. LANケーブル2本が通る PF22 を天井裏へ立ち上げる
使う道具・材料:レーザー墨出し器/情報コンセント用ボックス/ボックス支持金具/PF管 PF22
確かめること 電源のボックスと同じボックスにしていないか(強電と弱電は分ける)。
工程 2 / 6弱電線槽・ラック
  1. 強電のラックとは離して、弱電用の線槽を吊る
  2. 同じラックに載せるときはセパレーターで区分する
  3. EPS(またはサーバー室)に19インチラックを据え、天井の線槽をラックの上へ導く
使う道具・材料:弱電用ケーブルラック(線槽)幅200/吊りボルト・Cチャン/19インチラック
確かめること 強電ケーブルと平行に近づけて走らせていないか(ノイズ)。
工程 3 / 6ケーブル敷設
  1. ラックの上からボックスまで、線槽に沿ってケーブルを敷く
  2. 曲げ半径は外径の4倍以上。角で折り曲げない
  3. 引張力は 110N(約11kgf)以下。きつく引かない
  4. 結束は面ファスナーで緩く。結束バンドで締め付けない
  5. 両端に同じ番号のラベルを付ける
使う道具・材料:Cat6A UTPケーブル/面ファスナー(結束)/ラベル
確かめること こう長が 90m を超えていないか。
工程 4 / 6情報コンセントの成端
  1. 外被を必要な長さだけ剥く(剥きすぎない)
  2. T568B の色順で8本をジャックの溝に並べる
  3. ツイストを戻す長さは 13mm 以内
  4. パンチダウン工具で押し込み、余りを切る
  5. プレートに取り付ける
使う道具・材料:モジュラージャック(RJ45)/外被剥き工具/パンチダウン工具
確かめること 両端とも同じ配列(T568B)か。ツイストを戻しすぎていないか。
工程 5 / 6パッチパネル・ラベル
  1. ラック上部のパッチパネルに、ケーブルを番号順に成端する
  2. パッチパネルとハブをパッチコードでつなぐ
  3. ケーブル管理バーで束ね、ゆとりを持たせる
  4. パネルの番号とコンセントの番号を対応表にする
使う道具・材料:パッチパネル/スイッチングハブ/パッチコード/ケーブル管理バー
確かめること 番号とコンセントの場所が対応表と一致しているか。
工程 6 / 6試験
  1. 配線マップで、8本の導通と順番、短絡・断線を確かめる
  2. 認証試験で、挿入損失・NEXT などが Cat6A の規格値内か確かめる
  3. 結果をケーブルの番号ごとに保存し、竣工図書に入れる
  4. 光の粒は、コンセントとハブの間を行き来する信号です
使う道具・材料:配線マップテスター/認証試験器(Cat6A)
確かめること 不合格の線は、成端のやり直しで直ることが多い。

部材と寸法の目安

1
情報コンセントのボックス
FL+300 電源とは別のボックス
電源コンセントと並べて付けますが、ボックスは別にします。同じ箱に入れると、強電の線と触れたり、ノイズを拾ったりします。
現場で確かめること 電源のボックスと 100mm 以上離れているか。
2
PF管(PF22)
LAN 2本まで 曲げは大きく
LANケーブルは電源線より曲げに弱いので、1段太い管にして余裕を持たせます。
現場で確かめること ボックスへの入り口で急に曲がっていないか。
3
強電ラック(離隔)
弱電とは別ルート 同じラックならセパレーター
電灯・動力のケーブルが通るラックです。LANケーブルを平行に近づけて走らせると、ノイズで通信が不安定になります。交差するときは直角に。
現場で確かめること 強電と弱電が同じ束になっていないか。
4
弱電線槽(幅200)
弱電専用 吊りボルトで支持
LAN・電話・放送などの弱電ケーブル専用の通り道です。ふた付きの線槽か、幅の狭いラックを使います。
現場で確かめること 将来の増設分の空きがあるか。
5
Cat6A UTPケーブル
曲げ半径 外径×4倍以上 引張 110N以下 面ファスナーで緩く結束
10Gbpsまで使えるケーブルです。強く引いたり、きつく縛ったり、角で折り曲げたりすると性能が落ちます。
現場で確かめること 結束バンドで締め付けていないか。
6
ケーブルのラベル
両端に同じ番号
コンセント側とパッチパネル側に同じ番号を付けます。あとで机を移動したとき、どのポートかすぐ分かります。
現場で確かめること 対応表(番号と場所)を作ったか。
7
モジュラージャック(T568B)
白橙・橙・白緑・青・白青・緑・白茶・茶
8本の心線を色の順番どおりに溝へ並べ、パンチダウン工具で押し込みます。ツイストを戻す長さは 13mm 以内にします。
現場で確かめること 両端で T568A と T568B を混ぜていないか。
8
19インチラック
EPS・サーバー室 前後に作業スペース
パッチパネルやハブを収める箱です。前後に扉を開けて作業できる空きが要ります。
現場で確かめること ラックの接地を取っているか。
9
パッチパネル
24ポート 番号順に成端
各コンセントからのケーブルを、番号順にここで成端します。ハブとはパッチコードでつなぐので、ケーブル本体を抜き差ししません。
現場で確かめること 管理バーで束ね、コネクタに重さがかからないようにしているか。
10
スイッチングハブとパッチコード
パッチコードは 5m 以内(例)
パッチパネルの各ポートから、パッチコードでハブへつなぎます。永久リンク 90m とパッチコードを合わせて 100m 以内にします。
現場で確かめること パッチコードの差し込みが浅くないか(カチッと音がするまで)。

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寸法・数値・工法は学習用の目安です。実際の工事では、設計図書・公共建築工事標準仕様書・内線規程・メーカー資料・所轄の指導を確認してください。