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変圧器はkVA、電動機はkW、進相コンデンサはkvar。ひとつのキュービクルの中に、単位が三つ並んでいます。前回の続きとして、この使い分けを追いかけました。今回は、これまでの9回とは違う結末になりました。

結論

JISもIECも、機種ごとの単位を並べて定めるだけで、理由を一行も書いていません。ところが、115年前のアメリカの規則に、その理由が書かれていました

  • JIS C 4034-1は、同じ箇条に4機種・4単位を並べて理由を書いていない
  • 電動機のkWは「軸において使用可能な機械的出力」。規格に明記されている
  • 1911年の規則に「容量は電圧と電流で決まるからkVAで表すべき」とある
  • よく聞く「メーカーは力率を知り得ないから」という説明には、典拠がない
この記事でわかること
気になるものを選べば、その項目へ飛べます。全部を読まなくても、必要なところだけで解決します。
変圧器はkVA、交流発電機はkVA、電動機はkW、進相コンデンサはkvar、照明器具はW、UPSはkVAとkWの両方
ひとつの受電設備の中に、皮相電力・有効電力・無効電力の単位が同居しています。

前回、kVAのkが小文字である理由を探して、結局どこにも書かれていないという結末になりました。そのとき「なぜ変圧器はkVAなのか」も規格には書かれていないと触れました。今回はそこを掘ります。

結果を先に言うと、現代の規格には、やはり何も書かれていませんでした。そのかわり、思いがけない場所で見つかりました。

ペン太
変圧器がkVAなのは、力率が分からないからですよね。よく聞きます。
ハリタハリタ
私もそう覚えていました。でも、その説明の出どころが見つからないんです。
ペン太
えっ。じゃあ本当の理由は分からずじまいですか。
ハリタハリタ
それが今回は、書いてある資料が出てきました。1911年のものですが。

同じ規格の同じ箇条に、4つの単位が並んでいる

まず、どこに書いてあるかから。回転機の定格を定めているのはJIS C 4034-1です。その定格出力の箇条を開くと、機種ごとに単位が書き分けられています。

機種 定格出力とは 単位
直流発電機 端子での出力 W
交流発電機 端子での皮相電力(力率とともに表す) VA
電動機 軸で使用できる機械動力 W
同期調相機 端子での無効電力 var
JIS C 4034-1(1999年版の4.5、現行の2023年版では5.5にあたります)。4機種に4種類の単位が、続けて並んでいます。

変圧器はここには出てきません。別の規格です。JIS C 4304(配電用6kV油入変圧器)の定格容量は、こう定められています。

💡 JIS C 4304 定格容量

銘板に表示された皮相電力であり、単位はキロボルトアンペア(kVA)である——という趣旨の一文で終わっています。

進相コンデンサはJIS C 4901でkvar、照明器具はJIS C 8105-1でW。それぞれ別の規格が、それぞれの単位を定めています。

ここまでは、調べれば出てきます。問題はこの先です。

⚠️ 4つ並べておいて、理由がひとつも書かれていない

JIS C 4034-1の当該箇条は、4機種の定義を淡々と並べるだけです。なぜ交流発電機だけVAなのか、なぜ電動機だけ軸出力なのかは、一言も説明されていません。

JIS C 4304も同じです。附属書の国際規格対比表まで見ましたが、定格の用語の欄は「一致」とあるだけでした。

ひとつ、面白い対比があります。同じJIS C 4304の対比表で、定格容量の「値」については理由が書いてあります。日本で一般に普及している容量を採用した、という趣旨です。

値を選んだ理由は書くのに、単位を選んだ理由は書かない。この連載で何度も見た構図が、ここにも出てきました。

ここまでのポイント
  • JIS C 4034-1は直流発電機W、交流発電機VA、電動機W、同期調相機varと定める
  • 変圧器はJIS C 4304でkVA、コンデンサはJIS C 4901でkvar
  • 4機種を並べておきながら、単位が違う理由はどこにも書かれていない
  • 「値」を選んだ理由は書かれているのに、「単位」の理由は書かれない


電動機のkWは、軸から取り出す機械的出力

ここは実務で最も間違えやすいところなので、規格の言葉を正確に押さえておきます。

JIS C 4210(一般用低圧三相かご形誘導電動機)は、定格出力を「軸において連続して使用可能な機械的出力」と定義し、キロワットで表すとしています。JIS C 4213(トップランナーモータ)も同じ書き方です。

軸出力3.7kWを効率0.85で割ると約4.4kW、さらに力率0.85で割ると約5.1kVAになる
銘板のkWは軸出力です。効率で割って入力に、力率で割って電源容量になります。

つまり、銘板の3.7kWは、電気を何kW食うかではありません。軸から取り出せる機械の力です。

💡 3.7kWのモータが消費する電力は、3.7kWではない

軸出力3.7kWを出すために、電気側では効率のぶんだけ余計に食います。効率85%なら、入力は約4.4kW。

さらに、電源から見た容量は力率のぶんだけ大きくなります。力率85%なら、約5.1kVA。

3.7kW → 約5.1kVA。銘板の数字の1.4倍近くになります。

この二段階の割り算が、受電設備の容量計算では効いてきます。電動機のkWをそのまま足していくと、必ず足りなくなります。

なお、この「軸出力である」という定義は、日本独自のものではありません。国際規格でも電動機の定格出力は軸で取り出せる機械的動力とされていて、発電機が端子での電気的出力であるのと明確に対になっています。

ここまでのポイント
  • 電動機の定格出力は「軸において使用可能な機械的出力」と規格に明記
  • 銘板のkWは消費電力ではない。入力は効率で割った値になる
  • 電源から見た容量は、さらに力率で割ってkVAになる
  • 3.7kWのモータは、電源側では約5.1kVAとして効いてくる

「発電機はkW」という言い方は、どこから来たのか

ここでひとつ、実務の言い回しを整理しておきます。「この発電機、何kW?」——現場でよく交わされる会話です。ところが規格上、交流発電機の定格はkVAです。

資料 対象 単位
JIS C 4034-1 交流発電機の定格出力 VA(+力率)
JEM 1354 エンジン駆動陸用同期発電機 kVA(20〜6,250)
JEM 1435 非常用陸用同期発電機 kVA(20〜6,250)
消防庁告示第1号 自家発電設備の表示事項 単位の指定なし
業界規格はそろってkVAです。一方、消防庁告示は表示事項に「定格出力」を挙げるだけで、単位に踏み込んでいません。

では「発電機はkW」はどこから出てきたのか。調べると、間違いではなく、別のものを指した言い方が混ざったものでした。出どころは三つあります。

💡 同じ1台の中に、kVAとkWが同居している

①原動機(エンジン)の定格はkW。国土交通省の非常用発動発電装置の機器仕様書では、発電機の項が「定格出力(20〜300kVA)/定格力率80%」、原動機の項が「定格出力(kW)」。同じ装置の中で単位が違います。

②kVA×0.8の値もkWと呼ばれる。同じ仕様書の負荷投入試験の表には、そのものずばり「発電機定格出力[kW]」という欄があります。

③装置全体の出力算定はkWで組まれている。負荷の合計も原動機出力もkW、発電機出力だけがkVA。式の中でkWのほうが多数派です。

だから「発電機は何kW?」と聞いてエンジン側の数字が返ってくることがあるのは、当然といえば当然でした。300kVAの発電装置なら、力率0.8で240kW。どちらの数字も正しく、指しているものが違うだけです。

ここまでのポイント
  • 交流発電機の定格は、JISでもJEMでもkVA
  • 「発電機はkW」は、原動機の定格・kVA×0.8の換算値・算定基準のいずれかを指している
  • 公的な仕様書にも「発電機定格出力[kW]」という表記が実在する
  • 消防庁告示は単位を指定せず、業界規格に委ねている


理由は、115年前の規則に書いてあった

ここからが今回の本題です。

現行のJISにもIECにも理由がない。それなら古い資料まで戻ろう、と考えました。行き着いたのがアメリカ電気学会が1911年に出した標準化規則です。著作権が切れていて、全文が公開されています。

1911年の規則に理由が書かれ、1914年に機種別に条文化され、現在のJISには構造だけが残っている年表
枠組みは115年変わっていません。落ちたのは、理由の記述のほうでした。

そこに、探していた一文がありました。

💡 1911年の規則 第74a条

交流発電機・同期電動機・変圧器の固有の容量は、その電圧と電流によって決まるのだから、これらはキロボルトアンペアで定格を表すべきである——という趣旨のことが、はっきり書かれています。

つまり「巻線を縛っているのは電流であり、電流は電圧と皮相電力で決まる」という理由です。力率の話ではありません。

さらに同じ規則の第65条には、もっと根本的な原則があります。すべての電気機器は、入力ではなく出力で定格を表すべきである、と。

この二つを組み合わせると、機種ごとの単位がきれいに説明できます。

機種 出力とは何か だから単位は
変圧器・交流発電機 端子から出る電気。制約は巻線の電流 kVA
電動機 軸から出る機械の力 kW
直流発電機 端子から出る電気。直流に力率はない kW
同期調相機 出したいものが無効電力そのもの var
「出力で表す」という原則ひとつで、4機種の単位が説明できます。出力の中身が機種ごとに違うだけでした。

そして1914年版になると、機種別の条文がそのまま並びます。直流発電機は端子でのキロワット、交流発電機と変圧器は端子でのキロボルトアンペア(力率を指定して)、電動機は軸でのキロワット

現行のJIS C 4034-1と、ほぼ同じ構造です。115年前に決まった枠組みが、そのまま今のJISに残っていることになります。

ついでに、もうひとつ見つかりました。1914年版の交流発電機の条には、「対応するキロワットも併記することが望ましい」という一文が添えられています。発電装置がkVAとkWを併記する慣習は、この頃から始まっていたことになります。

📖 ここからは推し量り

理由は見つかりました。ただし「その理由が日本の規格まで伝わった経路」は確認できていません。

今回はこの連載で初めて、「なぜその単位なのか」を規格の側が書き残していた例に行き当たりました。正直、驚きました。

そうなると、次の疑問が出てきます。なぜ現代の規格は、それを書かなくなったのか。

1911年の規則は、まだ業界の合意を一から作っている段階の文書です。「こうすべきである、なぜならば」と説明しないと、誰も従いません。ところが枠組みが定着してしまえば、規格は「こうする」とだけ書けば足りるようになります。理由は、必要がなくなった時点で落ちていったのではないか——というのが、いちばん素直な読み方だと思います。

ただし、日本の規格がこの規則を直接受け継いだという証拠はありません。JIS C 4034-1は国際規格を基にしていて、その国際規格がアメリカの規則をどう取り込んだのかまでは、たどり着けませんでした。結果が同じ形をしているという事実があるだけです。

もうひとつ、はっきりさせておきたいことがあります。実務でよく聞く「メーカーは接続される負荷の力率を知り得ないから、皮相電力で表す」という説明です。これは典拠が見つかりませんでした。解説サイトや掲示板には出てきますが、規格の記載ではありません。しかも国際規格のほうは、変圧器の仕様は購入者が指定するという立場を取っていて、むしろ逆を向いています。もっともらしいのですが、根拠のある説明ではないようです。

ここまでのポイント
  • 1911年の規則に「容量は電圧と電流で決まるからkVAで表す」と明記されている
  • 同じ規則の「機器は入力ではなく出力で定格を表す」が、4機種の単位を説明する
  • 1914年版の機種別条文は、現行のJIS C 4034-1とほぼ同じ構造
  • 「メーカーは力率を知り得ないから」という説明には典拠がない


kWをkVAに直す、公開されている唯一の計算規格

理由が分かったところで、実務の話に戻ります。電動機のkWを、電源側のkVAにどう直すか。

じつはここ、日本の規格の中で扱いがそろっていません。

⚠️ 同じ官庁の中でも、やり方が割れている

国土交通省の電気通信施設設計要領は「効率、力率、負荷率、不等率及び需要率等を考慮し、負荷容量を算定する」とだけ述べ、式も換算表も示していません。

一方、同じ国土交通省の仮設電力設備のガイドラインは、モータの定格kWをそのまま合計して総合需要率を掛ける手順を示しています。効率も力率も経由しません。

JIS C 4620(キュービクル式高圧受電設備)にも、有名な一行があります。高圧電動機は、定格出力(kW)をもって機器容量(kVA)とする

規格の全文を検索しましたが、この換算の理由は、本文にも附属書にも書かれていません。効率で割って力率で割ると1.05倍あたりに落ち着くから丸めている、という説明は実務で流通していますが、規格はそう言っていません。「そうする」とだけ書いてあります。

そんな中で、換算をきちんと式にしている公開資料がひとつあります。日本内燃力発電設備協会が無償公開している自家発電設備の出力算定法です。

💡 発電機出力係数の単位は「kVA/kW」

必要な発電機出力(kVA)=発電機出力係数(kVA/kW)×負荷出力合計(kW)。係数の単位そのものが、kWをkVAに直すためのものだと語っています。

定常負荷の係数は負荷の総合効率で割り、需要率を掛け、発電機の定格力率で割るという形。前半で見た二段階の割り算が、そのまま式になっています。

簡易式は驚くほど単純で、係数=1.47×需要率。1.47は、効率0.85と力率0.80から出た数字です。

この資料には、機器ごとに「負荷表への入力単位」を指定した一覧表もあります。日本の規格で、機器別の単位を一枚にまとめたものは、私の知る限りここだけです。

機器 入力単位
低圧電動機・高圧電動機・インバータ電動機 kW
照明(LED・蛍光灯・白熱灯) kW
電熱負荷 kW
コンセント(差込機器) kVA
整流器・UPS kVA
回転機・照明・電熱はkW、電源装置とコンセントはkVA。線引きははっきりしていますが、この表にも理由は書かれていません。
ここまでのポイント
  • JIS C 4620は高圧電動機のkWをkVAとみなすが、理由は書かれていない
  • 国土交通省の資料でも、換算するものとしないものがある
  • 自家発電設備の出力算定法だけが、効率と力率で割る式を明示している
  • 同資料には機器別の入力単位の一覧表があるが、そこにも理由はない


現場では、どこで間違えるか

最後に、単位の取り違えが起きやすい場所を挙げておきます。

  1. 電動機のkWを、そのまま消費電力として足す——いちばん多い間違いです。銘板のkWは軸出力。電源側では1.4倍前後になります。
  2. エアコンの「能力」と「消費電力」を混同する——JIS B 8615-1は、冷房能力も暖房能力も総合消費電力も、すべてWで表記すると定めています。規格が単位で区別していないので、紛らわしいのは読み手のせいではありません。
  3. UPSのkVAだけ見て容量を決める——JIS C 4411-1は、定格出力の有効電力(W)と皮相電力(VA)の両方を表示せよと要求しています。併記は慣習ではなく規格の要求です。両方見てください。
  4. 変圧器の力率を気にしすぎる——JIS C 4304の定格力率は100%(cosφ=1)と定められています。定格点では数値としてkVAとkWが一致します。

もうひとつ、知っておくと得をする話を。同じkVAでも、国際規格と日本の規格で指しているところが違います。

⚠️ 入口の容量か、出口の容量か

国際規格は、変圧器の定格容量を変圧器に入る側の皮相電力として説明しています。一方JIS C 4304は二次端子間に得られる値、つまり出る側で定義しています。

国際規格の側も、この違いを承知していて、国内の慣行は異なることがあるという趣旨の注記を置いています。同じ単位でも、指している場所が逆なのです。

今回は、この連載では初めて「なぜ」に答えが出た回になりました。ただし答えがあったのは115年前の文書で、現行の規格はやはり黙ったままです。

決めた理由は、決めた直後にしか書かれない。そういうものなのかもしれません。

ここまでのポイント
  • 電動機のkWをそのまま足すと、電源容量が足りなくなる
  • エアコンは能力も消費電力も同じWなので、規格の時点で紛らわしい
  • UPSの有効電力と皮相電力の併記は、規格が要求している
  • 変圧器の定格容量は、国際規格が入力側、JISが二次端子側で定義している

よくある質問

なぜ変圧器の容量はkVAなのですか?

1911年のアメリカ電気学会の標準化規則に「交流発電機・同期電動機・変圧器の固有の容量は電圧と電流によって決まるのだから、キロボルトアンペアで定格を表すべきである」という趣旨の規定があります。巻線を制約しているのは電流であり、電流は電圧と皮相電力から決まるためです。なお現行のJIS C 4304やIECの変圧器規格には、kVAとする理由は書かれていません。

電動機の銘板にある3.7kWは消費電力ですか?

違います。JIS C 4210は定格出力を「軸において連続して使用可能な機械的出力」と定義しています。軸から取り出せる機械の力であって、電気の消費量ではありません。入力は効率で割った値になり、電源から見た容量はさらに力率で割ります。効率85%・力率85%なら、3.7kWは約5.1kVAとして効いてきます。

「変圧器がkVAなのはメーカーが力率を知らないから」は正しいですか?

よく聞く説明ですが、典拠が見つかりませんでした。解説サイトや掲示板には出てきますが、規格の記載ではありません。しかもIECの変圧器規格は、必要な仕様を購入者が提示する、あるいは購入者が定格容量を指定するという立場を取っており、むしろ逆を向いています。理由として確認できるのは「巻線の制約が電流だから」のほうです。

発電機の定格はkVAですか、kWですか?

交流発電機そのものの定格はkVAです。JIS C 4034-1は交流発電機の定格出力を端子での皮相電力とし、JEM 1354やJEM 1435も定格出力をkVAで示しています。「発電機はkW」という言い方は、原動機(エンジン)の定格、kVAに定格力率0.8を掛けた換算値、あるいは装置全体の出力算定の基準を指しています。300kVAの発電装置なら240kWで、どちらの数字も正しく、指すものが違うだけです。

電動機のkWをkVAに直す計算式はありますか?

日本内燃力発電設備協会が無償公開している自家発電設備の出力算定法に、発電機出力係数(単位はkVA/kW)を負荷出力合計(kW)に掛ける形の式があります。定常負荷の係数は、負荷の総合効率で割り、需要率を掛け、発電機の定格力率で割るという構成です。簡易式は「係数=1.47×需要率」で、1.47は効率0.85と力率0.80から出た数字です。

JIS C 4620が高圧電動機のkWをkVAとみなすのはなぜですか?

JIS C 4620には「高圧電動機は、定格出力(kW)をもって機器容量(kVA)とする」とありますが、理由は本文にも附属書にも書かれていません。効率で割って力率で割ると1.05倍あたりに落ち着くため丸めている、という説明が実務で流通していますが、規格の記載ではありません。規格は「そうする」とだけ定めています。

UPSがkVAとkWの両方で表示されるのはなぜですか?

JIS C 4411-1が、定格出力の有効電力(WまたはkW)と皮相電力(VAまたはkVA)の両方を表示するよう要求しているためです。慣習ではなく規格の要求です。なお、この二重表記の起源は古く、1914年のアメリカの標準化規則にも、交流発電機について「対応するキロワットも併記することが望ましい」という一文があります。

ハリタ

この記事を書いた人:ハリタ

電気設備設計の実務者。内線規程・電気工事士資格・住宅の電気設備を「設計者の視点」で解説しています。プロフィール詳細

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HARITA
電気設備の設計に携わる技術者です。内線規程や電気設備技術基準の解釈などの一次資料をもとに、設計・施工者向けの技術解説と、専門知識のない方に向けた「住まいの電気」の解説を書いています。