内線規程の解釈と解説【066】|低圧電動機・各装置類への電路に施設する機器類
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出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
電動機や加熱装置を安全に扱うには、機器のそばで操作できる手元開閉器や、状態を知らせる表示灯、電流を見張る電流計といった周辺機器の施設が欠かせません。この記事では、内線規程が定めるこれらの機器の施設ルールを整理して解説します。

結論
電動機・加熱装置・電力装置には操作しやすい位置に手元開閉器を施設します(定格出力0.2kW以下の電動機や1.5kVA以下の加熱装置等をコンセント使用する場合などは省略可)。表示灯の消費電力は15W以下を原則とし、電流計は普通目盛で最大使用電流の約150%(電動機用は約200%)の定格目盛を選定します。
電動機・加熱装置・電力装置には操作しやすい位置に手元開閉器を施設します(定格出力0.2kW以下の電動機や1.5kVA以下の加熱装置等をコンセント使用する場合などは省略可)。表示灯の消費電力は15W以下を原則とし、電流計は普通目盛で最大使用電流の約150%(電動機用は約200%)の定格目盛を選定します。
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① 手元開閉器と断路用器具
- 電動機・加熱装置・電力装置には、操作しやすい位置に箱開閉器・電磁開閉器・配線用遮断器・カバー付ナイフスイッチ等のうち用途に適したものを手元開閉器として施設します。
- 定格出力0.2kW以下の電動機や定格入力1.5kVA以下の加熱装置・電力装置をコンセントから使用する場合などは省略できます。
- 手元開閉器は充電部を露出せず、外部から操作でき、最大負荷電流以上の定格電流を有する構造とします。
- カバー付ナイフスイッチは原則として電動機の手元開閉器に不向きですが、対地電圧150V以下・400W以下の電動機で定格30Aのものを所定条件下で使う場合は差し支えありません。
- 断路用器具にも最大負荷電流以上の定格電流が必要で、過電流遮断器の施設は不要です(電磁開閉器は断路用器具とはみなされません)。
② 表示灯のルール
- 対地電圧が150Vを超える回路に表示灯を付ける場合は、直接人が触れないように施設します(電気室等を除く)。
- 電球受口は配線に直接接続し、コードで延長してはいけません。
- 専用の点滅器及び過電流遮断器を取り付けます(ネオンランプ等で直列に抵抗器又はコンデンサを接続する場合は過電流遮断器を省略可)。
- 表示灯の消費電力は15W以下を原則とします。
③ 電流計と電磁開閉器の制御回路
- 普通目盛電流計は最大使用電流の約150%、電動機用は約200%の定格目盛を選定し、見やすい場所に取り付けます。
- 電磁開閉器の制御回路には1.6mm以上の銅電線(300V以下で管又は線ぴに収める場合は1.2mm以上)等を用います。
- 制御回路は専用の過電流遮断器で保護します。
- 可搬形の電動機等で入力1.2kVA以下のものは、使用電圧が300Vを超える電路で使用してはいけません。
たとえ話
これらの機器は、車でいう「ハンドブレーキ・警告灯・スピードメーター」のような関係です。手元開閉器ですぐ止められ、表示灯で動作状況がわかり、電流計で負荷の大きさを把握する。三つそろってはじめて安心して機械を運転できるのです。
これらの機器は、車でいう「ハンドブレーキ・警告灯・スピードメーター」のような関係です。手元開閉器ですぐ止められ、表示灯で動作状況がわかり、電流計で負荷の大きさを把握する。三つそろってはじめて安心して機械を運転できるのです。
見習いペン太
先輩、手元開閉器って分電盤のブレーカーがあれば要らないんじゃないですか?
はりた
分電盤は離れた場所にあることが多いだろう。機械のすぐそばで素早く止められる開閉器があると、トラブル時にすぐ電源を切れて安全なんだ。だから操作しやすい位置に手元開閉器を設けるんだよ。
見習いペン太
なるほど。電流計の目盛は最大電流より大きめを選ぶんですね。
はりた
そう。普通目盛なら最大使用電流の約150%、電動機用は始動電流が大きいから約200%を選ぶ。針が振り切れず、ふだんの値も読みやすくなるんだ。
よくある質問(FAQ)
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