動く図解|設計の仕事と法規
動く図解のうち「設計の仕事と法規」の図解をまとめたページです。
18 設計の流れ ― 案件が図面一式になるまでの5幕
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① 5幕 | 条件整理→基本設計→実施設計→積算→提出 | 全体図を見れば、自分の現在地が分かる |
| ② 成果物 | 各幕の成果物と、学んだ武器の出番 | 需要率は第2幕、サイズ計算は第3幕、法規は第5幕 |
| ③ 手戻り | コンセント+1が盤図・負荷計算書・幹線サイズへ波及 | 変更は関連図書へ横展開。1か所直したら3か所疑う |
| ④ しわ寄せ | 設計が1週間遅れると、現場の期間が縮む | 前工程の1時間が後工程の1日を救う |
この図を使った解説記事【新人講座 第19回】設計の流れ ― 案件が図面一式になるまでの5幕 →
22 他業種との調整 ― 天井内の取り合い
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① 天井懐 | 排水→ダクト→給水→電気ラックの順に位置が決まる | 融通が利く=後回しでいい、ではない |
| ② 重ねる | 電気の図面と空調の図面を重ねると干渉が見える | 電気の平面図にダクトは描かれていないことが多い |
| ③ 気づく時期 | 図面協議から施工後まで、修正コストの棒が伸びる | 図面の段階なら線を引き直すだけで済む |
| ④ 記録 | いつ・誰と・何を・なぜ、にチェックが入る | 図面は結果だけ。経緯は議事録にしか残らない |
この図を使った解説記事第23回 他業種(建築・空調・衛生)との調整のきほん →
23 電気の法律ぜんぶ地図 ― 基準値の出どころ
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① 階層 | 法律→技術基準→民間規程→地域ルールのピラミッド | 上ほど強制力が強く、下ほど具体的。毎日開くのは下の分厚い本 |
| ② 内線規程 | 民間規程の段が囲まれ「事実上の必須」の判 | 法律ではないが、電力会社との契約や業界慣行で守られている |
| ③ 逆引き | 基準値から出どころへ線がつながる | 許容電流や接地など、これまでの数字にはすべて“実家”がある |
| ④ 根拠 | 「この容量の根拠は?」への2つの答え方 | 「◯◯規程の△△に基づく」と答え、版・年度まで書く |
この図を使った解説記事【新人講座 第16回】電気の法律ぜんぶ地図 ― 基準値の“出どころ”をたどる →
24 内線規程の引き方 ― 読む本ではなく引く辞書
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① 辞書 | 通読に×、索引から引くに○ | プロも暗記しているのは「よく引く場所」だけ |
| ② ラベル | 〔規定〕〔勧告〕〔推奨〕と拘束の強さの目盛り | 勧告・推奨も基本は採用。外すなら理由を記録する |
| ③ 5ステップ | 例題が翻訳→索引→条文→条件とラベル→引用を進む | 現場の言葉のままでは索引で見つからない。表の上の前提文から読む |
| ④ 3分 | 3分のタイマーと、条文を踏まえた質問 | ゼロから聞くより、条文を踏まえて聞くほうが答えの質が上がる |
この図を使った解説記事【新人講座 第17回】内線規程ってなに?どう引く? ― 「読む本」ではなく「引く辞書」 →
26 電気設備設計の仕事 ― 1日の流れと役割
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① 登場人物 | 設計者を中心に客先・建築・空調衛生・メーカー・施工・審査がつながる | 設計者は真ん中でつなぐハブ役 |
| ② 1日 | 9時〜18時のタイムラインを赤いカーソルがたどる(一例) | 作図だけでなく確認・打合せ・積算・見直しが散らばる |
| ③ 成果物 | 配置図・単線結線図・幹線図・器具表 | 設計図は施工する人への“指示書” |
| ④ 実例 | コンセント1か所の依頼に3つのチェック | 空き回路・天井内の他設備・配線ルートを確かめてから描く |
この図を使った解説記事【新人講座 第0回】電気設備設計ってどんな仕事? ― 1日の流れと、あなたの役割 →
27 資格ロードマップ ― 次に取る資格と勉強
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① 土台 | いまここ→第二種電気工事士→2つの道に分かれる | 最初の1歩は、施工志望でも設計志望でも共通 |
| ② 第二種 | 講座の内容が学科試験へ流れ込む。技能は候補問題の練習 | ゼロからではなく、講座の知識に試験の言い回しを足す |
| ③ 申し込み | 直近の回の申込から逆算して計画する | いちばんの壁は申し込みを先延ばしにすること |
| ④ 次の道 | 電験三種(管理する側)と第一種電気工事士(工事する側) | 両方取ってもいいが、順番に1つずつ実務と並行して |
この図を使った解説記事第24回(終章) 次に取る資格と勉強ロードマップ →
169 電気工事業法とは
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| STEP 1 縛る相手 | 電気工事士法は作業する「人」に免状を求める。電気工事業法は請け負う「事業者」に登録・通知、主任電気工事士・器具・帳簿を求める | 両方そろってはじめて仕事になる。有資格者が作業しても、事業者が未登録なら違反 |
| STEP 2 4つの区分 | ① 一般用電気工作物等を1件でも扱うか ② 建設業許可があるか、の2つの質問で決まる | 登録(法3条・5年更新)、通知(開始10日前・法17条の2)、みなし登録・みなし通知(開始時に届出・法34条)。主任電気工事士が要るのは登録の系統 |
| STEP 3 対象になる工事 | 一般用電気工作物等(2023年3月から太陽電池10〜50kW未満・風力20kW未満の小規模事業用を含む)と、最大電力500kW未満の自家用 | 500kW以上の需要設備と軽微な工事は対象外。野立て太陽光を受注した時点で区分が変わることがある |
| STEP 4 登録の期限と条文 | 登録電気工事業者だけは有効期間5年。満了前に更新しないと無登録営業(法36条:1年以下の拘禁刑または10万円以下の罰金) | 全6章42条。現場で開くのは第3章「業務」(主任電気工事士・器具・標識・帳簿) |
この図を使った解説記事【電気工事業法の解説 第1回】電気工事業法とは何を縛る法律か|4つの区分と、電気工事士法との違い →
170 電気工事業法の登録・通知・届出
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| STEP 1 手続きの選び方 | ① 一般用電気工作物等を扱えば登録の系統、自家用のみなら通知の系統。② 建設業許可の有無で名前が決まる | 順番を逆にすると、みなし登録とみなし通知の区別(主任電気工事士の要否)を飛ばしてしまう |
| STEP 2 提出先 | 営業所が1つの都道府県内なら都道府県知事(県の担当課)、2以上なら経済産業大臣(産業保安監督部) | 県をまたいで営業所を出した瞬間に、知事登録から大臣登録へ。変更届では済まない |
| STEP 3 期限 | 登録は営業を始める前、通知は事業開始の10日前まで | みなし登録・みなし通知の届出は開始後遅滞なく、変更・承継・廃止は30日以内。更新は満了前に |
| STEP 4 費用と登録拒否 | 手数料の例:知事の新規22,000円・更新12,000円(福岡県の例)、大臣登録は登録免許税90,000円 | 第6条:処分歴(2年、役員の履歴も)や主任電気工事士を置けないと拒否。失効しても契約済みの工事は続けられるが、注文者は30日以内なら解除できる |
この図を使った解説記事【電気工事業法の解説 第2回】登録・通知・届出の手続き|提出先・期限・書類と費用 →
171 電気工事業法の主任電気工事士
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| STEP 1 置く義務 | 登録・みなし登録電気工事業者は、一般用電気工作物等を扱うので営業所ごとに置く(法第19条)。通知・みなし通知は不要 | 分かれ目は建設業許可ではなく一般用を扱うかどうか。住宅や50kW未満の太陽光を受けた時点で要否が変わる |
| STEP 2 なれる人 | 第一種電気工事士は免状があればすぐ。第二種電気工事士は免状交付後に3年以上の実務経験 | 数えはじめは免状の交付日。合格日・入社日からではなく、交付前の現場経験は入らない。前職の分は証明を依頼する |
| STEP 3 営業所ごとに1人 | 本店・東・西の3営業所なら3人。1人が複数の営業所を兼ねると、ほかの営業所は不在になる | 第20条で作業の管理を誠実に行い、作業者はその指示に従う。名前だけ借りる・他社の人を選ぶ形は認められない |
| STEP 4 交代したとき | 氏名は登録事項なので、退職・異動から30日以内に変更届。標識の氏名も書き換える | 未選任は3万円以下の罰金(第39条)、届出を怠ると第40条の罰則、要件を欠くと登録取消し・事業停止の理由(第28条) |
この図を使った解説記事【電気工事業法の解説 第3回】主任電気工事士|誰を置き、何をさせるのか →
172 電気工事業法の標識と帳簿
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| STEP 1 標識の7項目 | 登録番号・登録の年月日・氏名又は名称・代表者の氏名・営業所の名称・電気工事の種類・主任電気工事士等の氏名 | 主任が交代したら届出と一緒に標識も書き換える。更新で登録番号も変わるので、5年ごとに作り直す前提で |
| STEP 2 掲示する場所 | ① 営業所:常時・条件なし ② 施工場所:1日で完了しない工事の期間中(法第25条) | 2日以上かかる改修・増設は多い。額入りの登録票は持ち出せないので、可搬式の標識を別に用意する |
| STEP 3 帳簿の6項目 | 注文者・工事の種類と施工場所・施工年月日・主任電気工事士等と作業者の氏名・配線図・検査結果を1件ごとに(法第26条) | 様式は自由。配線図と検査結果は後から復元できないので、測ったその場で書く。配線図は別紙でもよい |
| STEP 4 5年間の保存 | 起点は施工日。引き渡し・請求のあとも営業所に5年間残す | 書かない・虚偽・保存しないと1万円以下の過料(法第42条)。立入検査で最初に開かれ、氏名から無資格作業の確認へ進む |
この図を使った解説記事【電気工事業法の解説 第4回】標識と帳簿|掲示する場所と、5年間の保存 →
173 電気工事業法の器具の備付け
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| STEP 1 3点と7点 | 一般用のみ:絶縁抵抗計・接地抵抗計・回路計。自家用も行う:低圧検電器・高圧検電器・継電器試験装置・絶縁耐力試験装置を加えて7点(法第24条・規則第11条) | 回路計は抵抗と交流電圧の両方が測れるもの。電圧だけ・導通チェッカーだけでは要件を満たさない |
| STEP 2 区分ごとの要否 | 登録・みなし登録は3点または7点。通知・みなし通知(自家用のみ)は7点 | 主任電気工事士が要らない通知の区分でも、器具の備付けは免除されない。むしろ数は多くなる |
| STEP 3 現物と借用 | 継電器試験装置と絶縁耐力試験装置は、必要なときに使える措置でよい(借用可)。残り5点は営業所に現物を置く | 借用なら貸与の承諾書を添えるのが一般的。申請のときだけ借りて写真を撮る運用は成り立たない |
| STEP 4 立入検査と点検 | 現物の器具・備付器具明細書・帳簿の検査結果が一致しているかを見られる | 備えていないと3万円以下の罰金(第39条)、第27条の措置命令も。校正の間隔は法令になく、1年を目安に社内規程で決めて記録を残す |
この図を使った解説記事【電気工事業法の解説 第5回】器具の備付け|営業所に置く3点と7点 →
174 電気工事業法の罰則と監督
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| STEP 1 罰則の7段 | 第36条 無登録営業など(1年以下の拘禁刑/10万円以下)→ 第37条 無資格者の従事・業者以外への下請負 → 第38条 電気用品 → 第39条 主任・器具 → 第40条 届出・検査拒否 → 第41条 両罰 → 第42条 標識・帳簿(1万円以下の過料) | 重いのは「営業できる状態を偽る」こと、軽いのは「記録を残さない」こと。登録のない業者へ下請けに出すと出した側も対象 |
| STEP 2 監督の段階 | 平常時 → 第29条 報告の徴収・立入検査 → 第27条 危険等防止命令 → 第28条 登録取消し・6月以内の事業停止 | 命令に従わなければ第36条へ戻る。検査を拒む・妨げると、それ自体が第40条の対象 |
| STEP 3 立入検査の4点 | 標識(第25条)・帳簿(第26条)・器具(第24条)・主任電気工事士(第19条) | 帳簿の作業者名から有資格者だったかをたどる。どれも当日にはそろえられず、日常の運用がそのまま出る |
| STEP 4 両罰と2年 | 第41条:従業者の違反でも会社に罰金。罰金は刑罰で前科が残り、過料は行政上の秩序罰 | 登録を取り消されると2年間は登録を拒否される(第6条)。同じ役員なら名前を変えても通らない |
この図を使った解説記事【電気工事業法の解説 第6回】罰則と監督|立入検査で何を見られるのか →
188 第2種電工 ― 法令4法の要点
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| STEP 1 4つの法律の分け方 | 電気事業法は設備、電気工事士法は人、電気工事業法は会社、電気用品安全法は製品 | 迷ったら「誰に義務があるか」を考える |
| STEP 2 電気事業法 | 一般用は600V以下で受電するもの・小出力発電設備、小規模事業用は太陽電池10〜50kW未満・風力20kW未満、自家用は高圧・特別高圧で受電 | 2023年3月の改正で小規模事業用が新設。古い過去問の「太陽電池50kW未満は一般用」は今は誤り |
| STEP 3 電気工事士法 | 第二種は一般用と小規模事業用、第一種は最大電力500kW未満の自家用まで | コードの接続・ヒューズや電力量計の取付け・二次36V以下の配線は資格不要。電線の接続・管の曲げ・接地線の接続は補助でも資格が必要 |
| STEP 4 工事業法とPSE | 登録は1県なら知事・2県以上なら経済産業大臣で有効5年、主任電気工事士は第一種か第二種+実務3年、帳簿は5年保存 | ひし形PSEは電線・遮断器・スイッチ・コンセントなどの特定電気用品、丸形PSEは電線管・ボックス・換気扇・照明器具 |
この図を使った解説記事第2種電気工事士|法令4法(電気事業法・電気工事士法・電気工事業法・電気用品安全法)の要点 →
192 電気科の就職先ガイド
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| STEP 1 5つの仕事 | 電気設備設計(事務所)、電気工事(建設現場)、ビル管理(ビル・工場)、電力会社(発電所・変電所)、電機メーカー(工場・研究所) | ゼネコンは建物全体をまとめる会社、サブコンは設備工事を受け持つ会社。設計・施工管理の求人はサブコンに多い |
| STEP 2 1日の流れ | 設計は計算・器具配置・建築との打合せ・CAD、施工管理は朝礼・検査・工程調整・手配、ビル管理は巡回点検・不点や漏電の対応 | どの仕事も、図面を読む力と第二種電気工事士の知識が土台 |
| STEP 3 資格の順番 | 第二種電気工事士は学科→技能の2段階で受験資格なし。工業高校なら2年生の上期が定番 | 電験三種は科目合格を持ち越せるので、在学中に1〜2科目。内定後は資格より「用語」と「図面の見方」 |
| STEP 4 求人票で見るところ | 何をする部署か、現場の範囲(転勤・出張)、資格の支援、新人教育、休みと残業 | 会社説明会では「入社1年目は何をしていますか」と聞くと、実際の仕事がよく見える |
この図を使った解説記事電気科の就職先ガイド|電力・設備設計・電気工事・ビル管理・メーカーの違いと資格の順番(工業高校・高専・専門学校) →
