動く図解|電気のきほん
動く図解のうち「電気のきほん」の図解をまとめたページです。
01 電気の流れ1枚図 ― 引込から末端まで
| 区間 | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① 引込 | 電力会社の配電線 → 引込線 → 1号柱のPAS | PASの位置が責任分界点。ここから先が自家用の設備 |
| ② 受変電 | キュービクルの中を VCB → 変圧器 → MCCB の順に通電 | 6,600V を 210V・105V に下げる |
| ③ 幹線 | キュービクルから建物の分電盤へ | 変圧した電気を各階の盤まで運ぶ太い通路 |
| ④ 分電盤 | 主幹ブレーカーが受けて、分岐ブレーカーが点灯 | 主幹から照明・コンセント・空調へ仕分ける |
| ⑤ 末端 | 照明・コンセント・空調が動き出す | 照明とコンセントは100V、空調は200V |
この図を使った解説記事【新人講座 第7回】受電から末端まで ― 電気の流れを1本でたどる「電気の流れ1枚図」 →
05 電圧降下 ― 長さ・太さで電圧が下がるしくみ
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① 送り出す | 電源で100V、照明まで太いケーブルで送る | こう長は変圧器二次側から負荷まで |
| ② 長いほど | 進むほど電圧が下がり、末端で98.0V | 電線の抵抗の分だけ電圧が下がる |
| ③ 細いほど | 細いケーブルでは末端95.0Vまで下がり、照明が暗くなる | 同じ長さ・電流でも細いほど降下が大きい |
| ④ 許容2% | 太いケーブルに戻すと98.0V、2%以内 | 幹線・分岐それぞれ標準電圧の2%以下が基本。構内の変圧器からの幹線は3%まで |
この図を使った解説記事電圧降下の許容範囲は何%?条件別の判定表と幹線サイズ自動計算 →
07 電灯と動力 ― 単相(L)と三相(P)の2つの家系
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① 2つの家系 | キュービクルに電灯用と動力用の変圧器、L-1電灯盤とP-1動力盤 | 電灯幹線と動力幹線は別々に走る |
| ② 電灯(L) | L1-N、N-L2の100Vで照明とコンセント | 人が直接触れる照明・コンセントは単相の電灯系 |
| ③ 100Vと200V | 外側の2本(L1-L2)で単相200V、ルームエアコンへ | 家のエアコン200Vも電灯系 |
| ④ 動力(P) | 三相3線200Vでポンプのモーターが回る | 空調・ポンプ・ファンは三相の動力系。迷ったら機器表の電源欄 |
この図を使った解説記事【新人講座 第10回】電灯と動力のちがい ― 建物の電気は「L」と「P」の2つの家系 →
09 力率 ― kW・kvar・kVAはビールジョッキ
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① ジョッキ | ビール80kW+泡で、ジョッキ全体は100kVA | ビール=kW、泡=kvar、ジョッキ=kVA |
| ② 力率 | パワー三角形で80÷100=0.80 | 力率=kW÷kVA。トランスや発電機はkVAで選ぶ |
| ③ コンデンサ | 進相コンデンサで泡が減り、力率0.95に | 80÷0.95≒84kVA。泡はゼロではなく適正に減らす |
| ④ 余裕 | 100kVAのトランスが満杯から84kVAに | 同じ80kWの仕事で、16kVAの余裕が生まれる |
この図を使った解説記事【新人講座 第3回】電力・電力量・力率ってなに? ― kW・kVA・kvarはビールジョッキで分かる →
10 需要率と不等率 ― 全部同時には使わない
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|---|---|---|
| ① 設備容量 | 照明30kW・コンセント30kW・空調40kWを積み上げて100kW | 負荷表の合計は、まだ出発点 |
| ② 負荷カーブ | 1日の使われ方。昼に山、夜は谷 | 合計とピークは全然違う |
| ③ 需要率 | ピーク60kW。60÷100=0.6 | 需要率=最大需要÷設備容量。負荷の性格で係数が違う |
| ④ 不等率 | 1階は昼、2階は夜がピーク。70÷54≒1.3 | ピークがずれるほど、上位の幹線やトランスは小さくできる |
この図を使った解説記事【新人講座 第11回】負荷容量と需要率・不等率 ― 「全部同時には使わない」から計算は始まる →
11 直流・交流と三相 ― 電池の電気から、三相のモーターまで
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|---|---|---|
| ① 直流 | 電池と電球の回路。波形はまっすぐな線 | いつも同じ向きに流れる |
| ② 交流 | コンセントの回路。波形が上下に流れる | 東日本50Hz・西日本60Hz。変圧器で電圧を変えやすい |
| ③ 単相と三相 | 1本の波と、1/3ずつずれた3本の波 | 単相は谷で力がゼロ、三相は常にどれかが山 |
| ④ モーター | 3つの波が回転磁界をつくり、モーターが回る | 電灯は単相、動力は三相。図面は「φ+W」で読む |
この図を使った解説記事【新人講座 第2回】直流と交流/単相と三相のちがい ― 図面の「1φ2W」「3φ3W」が読める →
12 ケーブルの太さ ― 許容電流は「発熱の限界」
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|---|---|---|
| ① 熱が出る | 電流が増えるほど、温度計が上がる | 電線は流すほど熱くなる |
| ② 許容電流 | 130Aで限界を超え、絶縁が傷む | 許容電流=絶縁体が耐えられる温度までの電流 |
| ③ 条件 | 同じ38sqでも、空中155A・管に3本92A(イメージ値) | 束ねる・管に入れる・暑い場所は熱がこもる |
| ④ ブレーカーと整合 | ケーブル120Aにブレーカー150AはNG、100AはOK | 許容電流≧ブレーカー定格。サイズとブレーカーはセット |
この図を使った解説記事【新人講座 第12回】幹線・ケーブルサイズの選び方 ― 許容電流は「発熱の限界」で決まる →
14 電圧・電流・抵抗 ― オームの法則を水の流れで
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| ① 電圧 | 落差を50V→100Vにすると、流れが5A→10Aに | 電圧V=押す力(水でいう落差) |
| ② 抵抗 | 水路が細くなる(10Ω→20Ω)と、流れが半分に | 抵抗R=流れにくさ(水路の細さ) |
| ③ V=I×R | 三角形で、求めたい文字をかくすと残りが答え | I=V÷R、R=V÷Iもすぐ出せる |
| ④ W=V×I | ケトル15A+レンジ10A=25Aで20Aの回路が落ちる | ワット数から電流を逆算。相乗りNGなら専用回路 |
この図を使った解説記事【新人講座 第1回】電圧・電流・抵抗(オームの法則)を身近な例で →
52 電圧降下の計算
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|---|---|---|
| STEP 1 電圧の坂道 | 出発105Vの電圧が、こう長50m先で101Vまで下がる(例) | 末端で下がると照明・モーター・精密機器に響く |
| STEP 2 式を分解 | e=35.6×L×I÷(1000×S)で、L・I・Sのゲージが動く | Lに比例、Iに比例、Sに反比例。遠い・大電流・細いが要注意 |
| STEP 3 計算例 | 40m・15Aで3.5sq→5.5sq→8sqと太くし、降下が6.1V→3.9V→2.7Vに減る | 長い回路は電圧降下が太さを決める |
| STEP 4 対策 | 直線距離ではなく実際のルートでこう長を測り、3つの打ち手が並ぶ | 盤を近く・電圧を上げる・太くする。幹線+分岐のトータルで判定 |
156 電気の基本とオームの法則
| ステップ | アニメで見るところ | ここを押さえる |
|---|---|---|
| STEP 1 水のたとえ | 電圧E[V]=水を流す力(水圧)/電流I[A]=水の流れ/抵抗R[Ω]=流れを妨げる石/電力P[W]=水車を回す力 | 水圧が高く、石が小さいほど、よく流れる=電流が大きい |
| STEP 2 数字で確かめる | 100V÷10Ω=10A、100V÷20Ω=5A、200V÷10Ω=20A | 抵抗が2倍なら電流は半分、電圧が2倍なら電流も2倍。3つのうち2つが分かれば残り1つが出る |
| STEP 3 三角形で変形 | 上にE、下にIとR。求めたい文字を隠すと、残りがそのまま式になる | E=I×R、I=E÷R、R=E÷I。上下は「÷」、左右は「×」 |
| STEP 4 電力と電力量 | 電力P=E×I(100V×10A=1000W)。代入するとP=I²×R、P=E²÷R | 電力量[Wh]=電力×使った時間。1000W×2時間=2kWh |
この図を使った解説記事電気設計の解説|電気の基本(電圧・電流・抵抗)とオームの法則について詳しく解説 →
186 第2種電工の計算 ― 電気理論
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|---|---|---|
| STEP 1 オームの法則 | V=I×R、I=V÷R、R=V÷I の3つの形を、求めたいものから選ぶ | 例:100V に 20Ω なら I=100÷20=5A。三角形の求めたい文字を隠すと式になる |
| STEP 2 合成抵抗 | 直列は足す。並列は2本なら積÷和、同じ値 n 本なら r÷n | 例:30Ω と 20Ω・20Ω の並列を直列に → 並列を先に 10Ω、30+10=40Ω。閉じたスイッチと並ぶ抵抗は消して描き直す |
| STEP 3 電線の抵抗と電力 | R=ρL/A。直径2倍なら断面積4倍で抵抗1/4(半分ではない) | P=V×I・I²R・V²/R。1.2kW を30分 → 0.6kWh × 3,600 = 2,160kJ |
| STEP 4 交流と三相 | 100V は実効値で最大値は約141V。Z=√(R²+X²)、力率=R÷Z(8Ω・6Ω → 10Ω・0.8) | Y結線は1相の電圧=線間÷√3、Δ結線は線電流=相電流×√3。三相電力は √3VIcosθ |
この図を使った解説記事第2種電気工事士|電気理論(オームの法則・合成抵抗・電力・交流・三相)の計算を図解で解説 →
