動く図解のうち「接地・雷保護」の図解をまとめたページです。

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接地・雷保護
接地の目的から等電位ボンディング、雷保護、SPDまで。流すのではなく電位をそろえる。
収録 25本
1本 約30〜50秒
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接地・雷保護25本
接地の目的から等電位ボンディング、雷保護、SPDまで。流すのではなく電位をそろえる。
123
接地は何のためにあるか
接地がない機器では外箱と大地の電位差で人の体に電流が流れ、接地があれば差が小さくなる様子、保護接地・機能接地・雷保護用接地の3つの目的と求められること、A〜D種は目的ではなく対象と使用電圧で決まることを見せます。
4ステップ
約50秒
接地
124
接地極と接地抵抗
接地抵抗の大半が電極のすぐそばの土で決まるしくみ、Dwightの式でρ・L・aがどう効くか、深さを2倍にした場合と近くに本数を増やした場合の違い、土質で100倍変わる土壌抵抗率と季節による変動を見せます。
4ステップ
約50秒
接地
125
接地の共用と分離
分けて打った接地の片方にサージが入ると機器Aだけ電位が持ち上がり通信線に差がかかる様子、ボンディングすれば全体がいっしょに持ち上がり差が生まれないこと、ノイズと電位差のリスクが逆転した理由、接地の種類ごとの扱いを見せます。
4ステップ
約50秒
接地
126
等電位ボンディング
水道・ガスの引込管、鉄骨・鉄筋、空調の主管、盤の保護導体を主接地端子に集める主等電位ボンディング、建物の奥でつなぐと引込口からの区間に差が残る理由、ボンディング導体の太さと補助等電位の範囲、効かないボンディングの典型を見せます。
4ステップ
約50秒
接地
127
雷保護の全体像
直撃雷・誘導雷・侵入雷の3つの経路と機器被害の多くが誘導雷・侵入雷であること、受雷部・引下げ導線・接地極による外部雷保護とJIS A 4201の配置法、等電位・安全離隔・SPDの順で考える内部雷保護、保護レベルと20m以下の建物での判断を見せます。
4ステップ
約50秒
接地
128
SPDと図面化
接地が別々だとSPDを付けても機器に差が残り、同じ接地系につなぐと差が縮まる様子、クラスⅠ・Ⅱ・Ⅲを約10m離して段階的に受けるカスケード、接続線の長さで機器にかかる電圧が増える理由とV配線、選定の4つの値と接地系統図に書く7項目を見せます。
4ステップ
約50秒
接地
153
接地線の省略(免除)
接地工事の省略は、先に種類(300V以下D種・300V超C種・高圧A種)を決めてから電技解釈29条2項の号に当てること、実務でよく使う一号(150V以下+乾燥)・三号(二重絶縁)・四号(絶縁変圧器)・五号(15mA・0.1秒の漏電遮断器)とA種でも使える六〜八号、乾燥・湿気・水気で一号と五号の使える場所が違いコンクリート床は絶縁性に当たらないこと、15mAの省略と0.5秒遮断による500Ω緩和の違いを見せます。
4ステップ
約50秒
29条2項・15mA
158
避雷設備の接地極
避雷設備の接地極はA形(引下げ導線ごとに1本以上)とB形(建物を囲む環状・基礎・メッシュ)があること、A形の最小長さl1はクラスⅢ・Ⅳで水平5m一定・クラスⅠ・Ⅱは大地抵抗率が高いほど長く垂直は0.5倍でよいこと、B形は囲んだ面積を円に置き換えた等価半径re=√(A÷π)がl1以上か確かめること(32m×22mで約15.0m)、10Ωは満たせば長さを問わない目安で深さ0.5m以上・壁から約1mに埋めることを見せます。
4ステップ
約50秒
A形・B形・l1
193
避雷設備(避雷針)のきほん
避雷設備が受雷部で雷を受けて引下げ導線で流し接地極から大地へ逃がす3点セットであること、義務は高さ20m超の建築物と危険物施設で構造の基準は2025年4月からJIS Z 9290-3:2019に変わったこと、受雷部は突針・水平導体・メッシュ導体で守れる範囲を回転球体法などで確かめること、引下げ導線は外周に等間隔に置き接地極はA形とB形があることの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
受雷部・引下げ導線・接地極
194
避雷設備の設置義務
避雷設備の義務が建築基準法・消防法・火薬類取締法の3つから来て、建物の高さで決まるものと中身で決まるものがあること、高さ20mは地盤面から測り塔屋は12m不算入を使わずそのまま入れること、煙突や広告塔などの工作物も第88条の準用で20m超なら対象になること、危険物施設は指定数量の10倍以上なら高さに関係なく対象でLPSクラスⅠになることの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
20mの測り方・工作物・危険物
195
避雷設備の新JISと旧JIS
避雷設備の基準が建築基準法の告示と消防法で2025年4月1日にJIS Z 9290-3:2019へ切り替わり経過措置は2026年3月31日着工分で終わったこと、旧JISでつくった既存の設備は既存不適格で直ちに違法ではないが増築などで建物全体が対象になること、JIS A 4201:2003は規格として有効で火薬庫の告示はまだ旧JISを引用していること、旧JISの図面を読むときの新旧の対応の順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
JIS Z 9290-3・JIS A 4201
196
避雷設備の遡及適用
旧JISの避雷設備は既存不適格で直ちに違法ではないが建築基準法第3条第3項第3号により2025年4月1日以降に着工する増築・改築・大規模の修繕・大規模の模様替で既存不適格が外れること、確認申請の有無とは関係なく働くこと、第86条の7の緩和に避雷設備は入らず数㎡の増築でもEXP.Jで分けても建物全体が対象になること、遡及しない場合と遡及がかかったときの進め方の順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
既存不適格・増築・緩和なし
197
内部雷保護とSPD
外部雷保護が雷を受けて流して建物を守り、内部雷保護が等電位ボンディングとSPDで電位差をつくらず人と機器を守ること、雷保護ゾーンLPZ 0A・0B・1・2の境界を通るものは境界でボンディングすること、引込口では水道管・電源線・通信線・鉄骨などを主ボンディング用バーに集めること、SPDは引込口クラスⅠ・分電盤クラスⅡ・機器のそばクラスⅢで段階的に置き接続線は0.5m以下にすることの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
LPZ・ボンディング・SPD
198
避雷設備の設置手順
避雷設備をLPSクラス→受雷部→引下げ導線→接地→内部雷保護の順に上から設計すること、避雷設備は基礎・躯体・防水・笠木に乗っているので構造・建築・各事業者と着工前に協議すること、接地極と鉄筋の接続は埋め戻しや打設で見えなくなる前に検査して写真に残すこと、屋上は縁と角に受雷部を沿わせて防水を守り竣工試験では接地抵抗を単独と総合で測ることの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
設計・協議・施工・竣工試験
199
屋上の機器と避雷設備
室外機・太陽光・アンテナなどの屋上機器を保護範囲に入れる・離隔距離をとる・離せないときはボンディングしてSPDの3つで守ること、保護範囲は機器の上端と角まで確認すること、離隔距離がs=ki×kc÷km×lで決まり高い建物ほど大きくなること、離せないときは受雷部にボンディングして建物の入口にクラスⅠ試験のSPDを付けることの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
保護範囲・離隔距離・SPD
200
避雷設備の点検
避雷設備の点検周期がLPSクラスで決まりクラスⅢ・Ⅳなら目視2年・完全な点検4年が目安であること、目視は受雷部から接地極まで上から順に6か所を見ること、完全な点検では導通と接地抵抗の単独・総合を測って記録し試験用接続部を必ず閉じること、接地抵抗は1回の値より推移で判断し落雷や改修のあとは臨時点検をすることの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
周期・目視・測定・推移
201
受雷部の配置の決め方
受雷部の配置を回転球体法・保護角法・メッシュ法の3つで決め、どんな形にも使える回転球体法が基本であること、球を建物に沿って転がし触れた点に受雷部を置いてもう一度転がして確かめること、突針を並べると間で球が p=r−√(r²−(d/2)²) だけ沈み込むこと、実際は3つを組み合わせて屋根の縁と突角部を必ず守ることの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
回転球体・保護角・メッシュ
202
引下げ導線と構造体利用
引下げ導線はかどに1本ずつ置き、あいだをクラスの間隔(Ⅰ・Ⅱ10m、Ⅲ15m、Ⅳ20m)以内で埋め本数の目安は外周÷間隔であること、本数が多いほど分流して安全で新築の鉄骨造・RC造では柱の数だけとれる構造体利用が主流なこと、鉄筋は直径の20倍以上の重ね継手+結束などでつなぎ最上階〜地上で0.2Ω以下を打設前に確かめること、雨どいに通さずループにせずまっすぐ最短で下ろすことの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
本数・間隔・構造体・0.2Ω
203
避雷設備の図面
避雷設備の図面は屋上伏図・立面図・接地極配置図・詳細図・特記仕様の5種類で位置・構造・根拠をそろえること、屋上伏図は縁→網目→突針→引下げ導線→屋上機器の順に見ると漏れないこと、立面図に回転球体の円や保護角の線を描いて「なぜ守れるか」を示すこと、特記仕様に規格・クラス・構造体利用・材料・試験を書き竣工図には施工で変わった位置を反映することの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
伏図・検討図・特記仕様
204
避雷設備の材料と腐食対策
避雷設備の材料は銅・アルミ・溶融亜鉛めっき鋼・ステンレスで、どれも空気中では使えるがアルミは土とコンクリートに入れないこと、受雷部は銅50mm²が基本で金属屋根は「穴があいてもよいか」で必要な厚さが変わること、銅を亜鉛めっき鋼やアルミの上に置くと雨水が銅の成分を運んで下の金属を腐食させること、腐食は地際と接続部から始まり海岸では銅・ステンレスを優先することの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
銅・アルミ・亜鉛めっき・ステンレス
205
避雷設備の積算
避雷設備の数量を雷の通り道の順に受雷部から試験まで上から拾うこと、40m×25m・高さ30m・クラスⅣの計算例で受雷部の導体195m・引下げ導線256m・環状接地極138mになること、構造体利用にすると材料は減るが接続箇所と試験が増えること、笠木の橋絡・鉄筋の溶接・防水補修・足場の工事区分を見積もり前に書面で決め小物と試験と仮設を落とさないことの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
拾う順番・計算例・工事区分
206
危険物施設の避雷設備
指定数量の10倍以上の製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・一般取扱所に避雷設備が必要で建築基準法の20mとは別の義務であること、2025年4月からJIS Z 9290-3・原則クラスⅠで一般の建物より守りが厚いこと、雷電流で火花を出さないことが最優先で金属どうしをボンディングすること、屋外タンクは浮き屋根と側板をつなぎ消防法の定期点検の中で点検することの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
対象・クラスⅠ・火花・点検
207
工作物の避雷設備
高さ20mを超える煙突・鉄柱・広告塔・高架水槽などは建築基準法第88条で第33条を準用して避雷設備が必要なこと、金属の工作物はそれ自体が受雷部と引下げ導線になるので継ぎ目のつながりと脚ごとの接地を確かめること、鉄塔に沿うケーブルが雷の裏道になるのでシールドのボンディングと入口のSPDで止めること、煙突は頂部の環状導体と突針・2本以上の引下げ導線で頂部の腐食に注意することの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
煙突・鉄塔・広告塔・高架水槽
226
接地抵抗の測定
接地抵抗は接地抵抗計(アーステスタ)で交流を流して測ること(絶縁抵抗計は直流)、端子はE(測りたい接地極)・P(電圧極)・C(電流極)の3つで補助接地極を大地に打つこと、E→P→Cの順に一直線上に約10m間隔で並べること、測った値をD種100Ω以下・C種10Ω以下(0.5秒以内に自動遮断する装置があれば500Ω以下)で判定することの順に、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
アーステスタ・E→P→C・判定
239
雷で家電が壊れるのはなぜ
雷で家電が壊れるのは直撃より誘導雷・侵入雷が多いこと、雷サージの入口は電源・通信・アンテナ・アースの4つ、雷ガードタップはつながる線を全部通すこと、いちばん確実なのは鳴り出す前に電源とアンテナ・LANを抜くことを、4ステップの動く図解で見ます。
4ステップ
約50秒
誘導雷・4つの入口・雷ガードタップ
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123 接地は何のためにあるか

接地は何のためにあるかを、感電と電位差・3つの目的・目的ごとの要求・A〜D種の決まり方の順に示す動く図解
電位差 → 3つの目的 → 要求の違い → A〜D種(約50秒でくり返し)
接地は「電気を地面に捨てる」工事ではなく、電位をそろえる工事です。感電が起きるしくみ、同じアースでも違う3つの目的、目的ごとに効いてくる要求、よく誤解されるA〜D種の決まり方を4ステップで見ていきます。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
STEP 1 感電は電位差で起きる 絶縁不良の外箱に触れた人に、接地がないと電流が流れ、接地があると流れない 接地は外箱と大地の差を小さくする工事
STEP 2 接地の3つの目的 保護接地は人を守る、機能接地は機器を正しく働かせる、雷保護用接地は雷電流を散らす どの目的の接地かを先に決める
STEP 3 目的ごとの要求 確実に低い抵抗と切れない導通、ノイズの少なさ、大電流に耐える断面と等電位化 「とりあえずアースを取る」では足りなくなる
STEP 4 A〜D種は目的の分類ではない 「A種=いちばん厳しい」という誤解と、対象と使用電圧で区分が決まる実際 種別は入口。設計の中身はその先

この図を使った解説記事接地・雷保護の設計マニュアル① 接地は何のためにあるか →

124 接地極と接地抵抗

接地極と接地抵抗を、抵抗の正体・式の読み方・深さと本数・土壌抵抗率の順に示す動く図解
抵抗の正体 → 式の読み方 → 深さと本数 → 土壌抵抗率(約50秒でくり返し)
接地抵抗は、電極ではなくその下の土が決めます。抵抗が生まれる場所、Dwightの式から読める効き方、深く打つか本数を増やすかの違い、設計者には選べない土壌抵抗率と季節の変動を4ステップで見ていきます。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
STEP 1 接地抵抗の正体 電極から放射状に広がる電流と、1m程度でほぼ積み上がる抵抗の曲線 下げたいなら電極のすぐそばの土をどうにかする
STEP 2 Dwightの式の読み方 R≒ρ÷(2πL)×{ln(4L÷a)−1} のρ・L・aの効き方 ρに比例、Lにほぼ反比例、太さaはほとんど効かない
STEP 3 深さと本数 深さ1.5m→3.0mで80Ω→約45Ω、近くに2本打って80Ω→約50Ω 増やすなら離す(長さの2倍以上)。離せないなら深くする
STEP 4 土壌抵抗率と季節 海水・粘土・砂質土・礫・岩盤の抵抗率の幅と、梅雨明け8Ω・翌年2月14Ωの例 土が違えば100倍変わる。柱状図で着工前に見当をつける

この図を使った解説記事接地・雷保護の設計マニュアル② 接地極と接地抵抗 →

125 接地の共用と分離

接地の共用と分離を、分離接地の危険・共用と等電位化・前提の変化・種類ごとの扱いの順に示す動く図解
分離の危険 → 共用と等電位 → 天秤 → 種類ごとの扱い(約50秒でくり返し)
「弱電の接地は強電と分けて」はよく聞く一言ですが、分けた建物のほうが雷で機器が壊れることがあります。分離接地で起きること、共用して等電位にする意味、前提が変わった理由、それでも扱いが違う接地を4ステップで見ていきます。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
STEP 1 分離接地で機器が壊れる 接地Xにサージが入り機器Aだけが持ち上がり、機器Bとの差が通信線にかかる 壊すのは電位の高さではなく2点の差
STEP 2 共用すれば差は生まれない ボンディングした機器AとBがいっしょに持ち上がり、差はゼロのまま 見るのは高さではなく段差の有無
STEP 3 天秤が逆に傾いた かつてはノイズのリスクが重く、いまは電位差のリスクが重い ノイズは絶縁・シールド・ルートで解く
STEP 4 扱いが違うもの 雷保護・医用・弱電・A/C/D種・B種の基本の扱いと理由 B種は共用の可否を計算で個別に判断

この図を使った解説記事接地・雷保護の設計マニュアル③ 接地の共用と分離 →

126 等電位ボンディング

等電位ボンディングを、主等電位・つなぐ場所・導体の太さ・接続の作り方の順に示す動く図解
主等電位 → つなぐ場所 → 導体の太さ → 接続の作り方(約50秒でくり返し)
接地を共用するだけでは、建物の中の金属どうしの差は消えません。主接地端子に集める主等電位ボンディング、引込口の近くでつなぐ理由、導体の太さと補助等電位の範囲、線は入っているのに効かないボンディングを4ステップで見ていきます。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
STEP 1 主等電位ボンディング 外から入る金属管・建物の鉄骨鉄筋や主管・盤の保護導体を主接地端子に集める 3種類を1点に集めて同じ電位にする
STEP 2 引込口の近くでつなぐ 建物の奥でつなぐと、引込口から接続点までの区間が差を持ったまま走る 建物に入った時点で同じ電位に乗せる
STEP 3 導体の太さと補助等電位 主は最も太い保護導体の2分の1以上(銅6mm²〜25mm²相当)、補助は同時に触れられる範囲 日本の実務は特記・内線規程が優先。太さより接続の確実さ
STEP 4 効かないボンディング 塗装の上から締める、異種金属を直接締める、継手をまたがない、測れる開放点がない 線が入っていても、つながっていなければ効かない

この図を使った解説記事接地・雷保護の設計マニュアル④ 等電位ボンディング →

127 雷保護の全体像

雷保護の全体像を、3つの経路・外部雷保護・内部雷保護・保護レベルの順に示す動く図解
3つの経路 → 外部雷保護 → 内部雷保護 → 保護レベル(約50秒でくり返し)
避雷針を付ければ雷対策は終わり、ではありません。雷が建物に入る3つの経路、建物と人を守る外部雷保護、中の機器を守る内部雷保護の順番、保護レベルと20m以下の建物でも対策が要る条件を4ステップで見ていきます。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
STEP 1 雷が入る3つの経路 直撃雷はまれ。数百m先の落雷による誘導雷と、電力線・通信線からの侵入雷が多い 機器の被害は誘導雷・侵入雷が大半
STEP 2 外部雷保護 受雷部・引下げ導線・接地極で雷電流を大地へ。保護角法・回転球体法・メッシュ法で配置 20mを超える建物は設置が必要。守るのは建物と人
STEP 3 内部雷保護の順番 ①等電位ボンディング ②安全離隔 ③SPD の順で考える SPDだけ付けても、等電位がなければ差は残る
STEP 4 保護レベルと20m以下の判断 保護レベルⅠ〜Ⅳの回転球体半径とメッシュ幅、20m以下でも検討する5つの条件 条件に当たれば引込口のSPD+等電位ボンディング

この図を使った解説記事接地・雷保護の設計マニュアル⑤ 雷保護の全体像 →

128 SPDと図面化

SPDと図面化を、SPDの役割・3段で受ける・接続線・選定と図面の順に示す動く図解
SPDの役割 → 3段で受ける → 接続線 → 選定と図面(約50秒でくり返し)
SPDは付ければ効く部品ではなく、2点間の差を縮める部品です。接地の取り方で効き方が変わる理由、クラスⅠ・Ⅱ・Ⅲの段階的な配置、性能より効いてくる接続線の長さ、選定の4つの値と接地系統図に残す7項目を4ステップで見ていきます。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
STEP 1 SPDは2点の差を縮める 接地が別々だと接地XとYの差が機器に残り、同じ接地系にまとめると差が縮まる 接地がそろっていないとSPDは効かない
STEP 2 3段で受ける クラスⅠ(引込口・受電盤)、クラスⅡ(分電盤)、クラスⅢ(機器の直前)を約10m離して配置 1台で受けず、段階的に小さくする
STEP 3 接続線は短く 線は約1µH/mで1mあたり数百V〜1kV超。Up1.5kVでも線1.5mで2.5kV以上 往復0.5m以内・V配線。太くするより短くする
STEP 4 選定と接地系統図 Uc・Up・放電電流・劣化表示の4つの値と、接地極〜竣工時の測定値までの7項目 図にないものは守れない。決めたことを系統図に残す

この図を使った解説記事接地・雷保護の設計マニュアル⑥ SPDと図面化 →

153 接地線の省略(免除)

接地線の省略を、接地工事の種類・使う4つの号・場所の判定・15mAと100mAの違いの順に示す動く図解
種類 → 4つの号 → 場所 → 15mA(約50秒でくり返し)
接地工事の省略は、どの種類の接地工事になるかを決めてから判断します。「省略できるのはD種だけ」とよく言われますが、条文を号ごとに読むとそうはなっていません。種類、使う号、場所の判定、15mAと100mAの取り違えを4ステップで見ていきます。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
STEP 1 先に種類を決める 300V以下の低圧はD種(100Ω以下)、300V超の低圧はC種、高圧・特別高圧はA種(10Ω以下) 種類を決めてから29条2項の号に当てる。400V級はC種なので一号・四号は使えない
STEP 2 使う4つの号 一号:対地150V以下+乾燥した場所/三号:二重絶縁/四号:絶縁変圧器/五号:15mA・0.1秒の漏電遮断器 「D種だけ」は誤り。六号(絶縁台)・七号(外箱のない計器用変成器)・八号(木柱など)はA種でも使える
STEP 3 場所の判定 乾燥した場所は水気と湿気を外した残り。一号は乾燥だけ、五号は水気以外(湿気の多い場所でも可) 屋外は雨線外で水気。コンクリート床は吸湿性があり二号の「絶縁性のもの」に当たらない
STEP 4 15mAと100mA 15mA・0.1秒(29条2項五号)は接地線そのものを省略できる 0.5秒以内の自動遮断(17条)は100Ω→500Ωの抵抗値の緩和。接地線はそのまま要る

この図を使った解説記事接地設備の設計|接地線の免除方法 →

158 避雷設備の接地極

避雷設備の接地極を、A形とB形・最小長さl1・等価半径re・10Ωの意味と施工の順に示す動く図解
A形・B形 → 最小長さ l1 → 等価半径 re → 10Ωと施工(約50秒でくり返し)
避雷の接地極は「10Ω以下」で覚えられがちですが、いまの規格(JIS Z 9290-3)では形と長さで設計します。A形とB形のちがい、最小長さl1、B形の等価半径の計算、10Ωの本当の意味と埋め方を4ステップで見ていきます。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
STEP 1 A形とB形 A形は引下げ導線ごとに1本以上の接地極、B形は建物を囲む環状接地極(全長の80%以上が土に接する)・基礎・メッシュ A形は小さな建物・改修向き、B形は大きな建物・構造体利用向きで新築の主流
STEP 2 A形の最小長さ l1 クラスⅢ・Ⅳは大地抵抗率によらず一定(水平5m)、クラスⅠ・Ⅱは大地抵抗率が高いほど長い 垂直に打つなら水平の0.5倍。3000Ωmを超える土はB形か接地抵抗低減剤を検討
STEP 3 B形の等価半径 囲んだ面積Aを同じ面積の円に置き換えて re=√(A÷π) ≧ l1 を確かめる 30m×20mの建物で壁から1m外なら32m×22m=704m²、re≒15.0m。足りなければ水平 lr=l1−re(垂直は半分)を追加
STEP 4 10Ωの意味と施工 10Ω未満なら最小長さl1によらなくてよい。超えても即不合格ではなく、l1を満たすか確認 深さ0.5m以上・壁から約1mに埋め、埋める前に検査と写真。避雷用と電気設備用の接地は相互につなぐ

この図を使った解説記事避雷設備の接地極|A形・B形の選び方、最小長さ l1 と等価半径の計算、10Ωの本当の意味 →

193 避雷設備(避雷針)のきほん

避雷設備のきほんを、受ける・流す・逃がす、義務と新JIS、受雷部と回転球体法、引下げ導線と接地極の順に示す動く図解
3点セット → 義務と新JIS → 受雷部 → 導線と接地(約50秒でくり返し)
避雷設備は雨どいと同じです。屋根で受けた雨を、といで地面まで下ろし、地面にしみこませる。それを雷でやっています。受ける・流す・逃がす、義務と新JIS、受雷部、引下げ導線と接地極を4ステップで見ていきます。
ステップ アニメで見るところ ここを押さえる
STEP 1 受ける・流す・逃がす ① 受雷部で受け止め、② 引下げ導線で地面まで運び、③ 接地極から大地へ逃がす(外部雷保護) 避雷針は建物の火災や破損を防ぐ設備で、中の機器は守らない。機器はSPDと等電位ボンディング(内部雷保護)
STEP 2 義務と新JIS 高さ20m超の建築物(建築基準法第33条)と危険物施設(高さに関係なく) 構造の基準は2025年4月からJIS Z 9290-3:2019。LPSクラスは一般の建物がⅣ以上、危険物施設はⅠが基本
STEP 3 受雷部と回転球体法 受雷部は突針・水平導体・メッシュ導体。金属の笠木や手すりも規格を満たせば使える 球の半径はクラスⅠ 20m〜Ⅳ 60m、メッシュ幅は5m〜20m。新JISは屋上の縁と角を重点的に
STEP 4 引下げ導線と接地極 2条以上を外周に等間隔(クラスⅣで平均20m以下)、角を優先、雨どいの中に入れない。鉄骨・鉄筋も使える 接地極はA形(導線ごとに接地棒)とB形(環状・基礎接地極)。接地抵抗は一般に10Ω未満が推奨

この図を使った解説記事避雷設備(避雷針)のきほん|受雷部・引下げ導線・接地極の役割と、高さ20mで義務になる理由【新人向け】 →

194 避雷設備の設置義務

避雷設備の設置義務を、3つの法令・高さ20mの測り方・工作物・危険物施設と火薬庫の順に示す動く図解
3つの法令 → 高さ → 工作物 → 危険物(約50秒でくり返し)
高さ20mは、遊園地の身長ラインのようなものです。帽子(塔屋)も含めて線を超えたら対象になります。ただし危険物施設は身長ではなく、持ち物(中身)で決まります。3つの法令、高さの測り方、工作物、危険物施設を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 3つの法令 建築基準法(建築物・工作物が高さ20m超)、消防法(危険物施設が指定数量の10倍以上)、火薬類取締法(火薬庫) 高さで決まるのが建築基準法、中身で決まるのが消防法と火薬類取締法。1つの建物が両方に当たることもある
STEP 2 高さ20mの測り方 地盤面から測る。階段室・昇降機塔などの塔屋は「12mまで不算入」を使わずに入れる。棟飾・防火壁の突出部は入れない 例:本体18m+塔屋4m=22mで対象
STEP 3 工作物 煙突・鉄柱・広告塔・高架水槽・観覧車なども、第88条で第33条が準用され20m超で対象 工作物になる高さ(4m・6m・8m・15m)と避雷設備の20mは別。高さ10mの広告塔は確認申請は必要でも避雷設備は不要
STEP 4 危険物施設と火薬庫 製造所・一般取扱所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所は指定数量の10倍以上で、高さに関係なく対象 LPSクラスⅠで球の半径は60m→20m、メッシュは20m→5mと細かくなる。火薬庫は火薬類取締法で経済産業大臣の告示による

この図を使った解説記事避雷設備の設置義務|対象になる建物・工作物・危険物施設と「高さ20m」の測り方 →

195 避雷設備の新JISと旧JIS

避雷設備の新JISと旧JISの使い分けを、新築・既存の建物・規格と告示・新旧の対応の順に示す動く図解
新築 → 既存 → 規格と告示 → 対応表(約50秒でくり返し)
規格の切り替えは切符の有効期限のようなものです。期限内に使い始めた(着工した)ものは旧い切符で通れましたが、いまから乗る人は新しい切符だけです。新築、既存の建物、規格と告示の関係、新旧の対応を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 新築は新JISだけ 建築基準法の告示第1425号と消防法は、2025年4月1日に JIS Z 9290-3:2019 へ切り替え 経過措置は2026年3月31日までに着工した分で終了。火薬庫の告示は JIS A 4201:2003 を引用
STEP 2 既存の建物 旧JISでつくった避雷設備は、既存不適格として直ちに違法ではない 2025年4月以降に着工する増築・改築・大規模の修繕・模様替で建物全体が対象。屋上設備を増やしたら保護範囲を見直す
STEP 3 規格と告示は別もの JIS A 4201:2003 も JIS Z 9290-3:2019 も規格として有効。義務になるのは法令が引用した規格 建基法・消防法は新JIS、火薬庫は旧JIS(見直しを審議中)。同じ敷地でも建物ごとに規格が分かれることがある
STEP 4 新旧の対応 保護レベル → LPSクラス、受雷部の配置は保護角60°(1992年版)→ 回転球体法など3手法 引下げ導線の間隔はクラスⅣで25m→20m、接地抵抗は総合10Ω・単独50Ω→形状と長さ、新JISは屋上の角を対策

この図を使った解説記事避雷設備は今は新JISだけ?|JIS Z 9290-3とJIS A 4201の使い分けと、旧JISが残る3つの場面 →

196 避雷設備の遡及適用

避雷設備の遡及適用を、既存不適格・引き金になる工事・緩和がないこと・遡及しない場合と進め方の順に示す動く図解
既存不適格 → 引き金 → 緩和なし → 進め方(約50秒でくり返し)
古い車はそのまま乗り続けても問題ありませんが、大きく改造して公道に出すなら、いまの基準を満たす必要があります。避雷設備も同じで、工事の種類によって現行基準の対象になります。既存不適格、引き金になる工事、緩和がないこと、進め方を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 既存不適格 基準が変わっても、建っている建物には新しい基準は適用されない(第3条第2項) 2025年4月1日以降に着工する増築などで既存不適格が外れる(第3条第3項第3号)。対象は「工事に係る建築物」
STEP 2 引き金になる工事 増築(規模によらない)、改築、大規模の修繕・模様替(主要構造部の一種以上を過半) 範囲内の移転はかからない。確認申請が不要な工事でも遡及は別。屋上防水の全面改修などは早めに協議
STEP 3 緩和がない 第86条の7の第1項・第2項に第33条はなく、第3項は避雷設備を除いている 数㎡の増築でも、EXP.Jで分けても、建物全体の避雷設備が対象。使える緩和は範囲内の移転(第4項)だけ
STEP 4 遡及しない場合と進め方 高さ20m以下、用途変更だけ、範囲内の移転、避雷設備だけの更新、屋上に設備を追加するだけは遡及しない 遡及したら、資料を集める→LPSクラスを決める→新JISと照合→不足分の改修を設計→確認検査機関と協議

この図を使った解説記事避雷設備の遡及適用|既存建物の増築・大規模改修で新JISへの適合が必要になる条件 →

197 内部雷保護とSPD

内部雷保護とSPDを、外部と内部・雷保護ゾーン・引込口の等電位ボンディング・SPDの選び方と施工の順に示す動く図解
外部と内部 → LPZ → ボンディング → SPD(約50秒でくり返し)
大雨で川の水位が一気に上がると、つながった用水路を通って水が家の中へ逆流してきます。雷電流で接地の電位が上がると、電線を通ってサージが入ってくるのも同じです。SPDは入口の逆流防止弁です。外部と内部、LPZ、ボンディング、SPDを4ステップで見ていきます。
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STEP 1 外部と内部 外部雷保護は受雷部・引下げ導線・接地極で受けて流し、建物を守る 内部雷保護は等電位ボンディング・SPDで電位差をつくらず、人と機器を守る。接地の電位が上がると引込線との電位差でサージが入る
STEP 2 雷保護ゾーン LPZ 0A(直撃を受ける)→ 0B(直撃なし・強い電磁界)→ 1(建物の中)→ 2(盤の中・シールド室) 境界を通る金属管・シールドは直接、電線はSPDを通してボンディング。外側の境界ほど強いSPD
STEP 3 引込口のボンディング 水道管・ガス管は直接、電源線はSPD(クラスⅠ)、通信線はシールド直接・心線SPD、鉄骨・鉄筋・引下げ導線も主ボンディング用バーへ 引込口はできるだけ1か所に。ガス管の絶縁継手はスパークギャップで橋絡するなど事業者と協議
STEP 4 SPDの選び方と施工 引込口クラスⅠ、分電盤クラスⅡ、機器のそばクラスⅢで段階的に(協調)。Iimp は12.5kAが目安、Upは機器の耐電圧より十分低く 接続線 a+b は0.5m以下が目安。分離器はメーカー指定、接地は主ボンディング用バーへ最短、劣化が分かる製品を点検で確認

この図を使った解説記事内部雷保護とSPD|雷保護ゾーン(LPZ)・引込口の等電位ボンディング・SPDのクラスと選び方 →

198 避雷設備の設置手順

避雷設備の設置手順を、設計の順番・着工前の協議・地面の下と躯体・屋上と竣工試験の順に示す動く図解
設計 → 協議 → 地下と躯体 → 屋上と試験(約50秒でくり返し)
家の壁紙を貼る前に、壁の中の配線を写真に撮っておくのと同じです。接地極も鉄筋の接続も、次の工程で見えなくなります。設計の順番、着工前の協議、地面の下と躯体の施工、屋上と竣工試験を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 設計の順番 まず義務を確認(塔屋込みで20m超・工作物・危険物施設)。LPSクラス→受雷部→引下げ導線→接地→内部雷保護の順 構造(鉄骨・鉄筋を使えるか)と大地抵抗率は早めに。図面には接続位置と試験用接続部の位置まで書く
STEP 2 着工前の協議 構造設計者(鉄筋への溶接の可否)、建築設計者(経路・笠木・防水)、電力・通信・ガス・水道(引込口のボンディング) 避雷針は建築設備。高さ20m超の建物では確認申請の図書に示し、完了検査で確認される
STEP 3 地面の下と躯体 B形接地極は壁から約1m・深さ0.5m以上。埋め戻す前に位置・深さ・接続を検査して写真 鉄筋への溶接は構造設計者の同意があるときだけ。打設前に接続と検査を終え、構造体の導通は0.2Ω以下が目安
STEP 4 屋上と竣工試験 受雷部は縁と屋上の角に沿わせ、笠木の継目を橋絡、貫通部は防水処理。引下げ導線は雨どいに入れない 竣工試験は目視・導通・接地抵抗(単独と総合)・記録。10Ωを超えたら接地極の長さを確認

この図を使った解説記事避雷設備の設置手順|計画・設計から施工の順番、竣工試験、定期点検まで →

199 屋上の機器と避雷設備

屋上の機器と避雷設備を、3つの守り方・保護範囲・離隔距離・ボンディングとSPDの順に示す動く図解
3つの守り方 → 保護範囲 → 離隔距離 → ボンディング(約50秒でくり返し)
雷のときに高い木の下で雨宿りしてはいけないのは、木に落ちた雷が近くの人へ飛び移るからです。屋上の機器も、受雷部に近すぎると雷電流が飛び移ります。3つの守り方、保護範囲、離隔距離、離せないときの対策を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 3つの守り方 ① 保護範囲に入れる ② 離隔距離をとる ③ 離せないときはボンディング+SPD 屋上機器が雷を受けると、電源線や信号線を通って雷電流が建物の中に入る。基本は①+②
STEP 2 保護範囲に入れる 機器の上端と角まで、架台の高さも含めて保護範囲に入れる 縁の受雷部で届かなければ棒状受雷部を足す。メッシュより上に出る機器はメッシュだけでは守れない
STEP 3 離隔距離 s s=ki×kc÷km×l。ki はクラス、kc は引下げ導線の本数、km は間の材料、l はボンディング点までの長さ クラスⅢ・導線4本・空気なら l=20m で約0.35m、60m で約1.06m。途中の階で等電位化すると l が短くなる
STEP 4 離せないとき・機器別 機器の金属部分を受雷部に直接ボンディングし、建物の入口にクラスⅠ試験のSPD 室外機は架台をつなぎ電源にSPD、太陽光は直流・交流側にSPD、アンテナは同軸のシールドをボンディング

この図を使った解説記事屋上の機器と避雷設備|室外機・太陽光・アンテナ・キュービクルを守る保護範囲・離隔距離・ボンディング →

200 避雷設備の点検

避雷設備の点検を、点検の周期・目視点検・測定・判断と臨時点検の順に示す動く図解
周期 → 目視 → 測定 → 判断(約50秒でくり返し)
接地抵抗の測定は、ブレーカーを1回路ずつ切って確かめる作業に似ています。1本ずつ切り離して測るから、どの接地極が弱っているかが分かります。点検の周期、目視点検、測定、判断と臨時点検を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 点検の周期 クラスⅠ・Ⅱは目視1年・完全な点検2年、Ⅲ・Ⅳは目視2年・完全な点検4年が目安 爆発の危険がある建物は目視6か月・電気的な点検1年。危険物施設は消防法の定期点検の中で点検
STEP 2 目視点検 ① 受雷部 ② 屋上の導体・笠木 ③ 引下げ導線 ④ 試験用接続部 ⑤ ボンディング・SPD ⑥ 接地極まわり 落雷の跡(溶損)と継目の緩みを見る。見落としやすいのは後から増えた屋上機器
STEP 3 測定 導通試験、接地抵抗の単独(試験用接続部を開いて1本ずつ)と総合(すべてつないで) 測定日・天候・季節・前回値と一緒に記録し、試験用接続部は必ず閉じて終わる
STEP 4 判断と臨時点検 接地抵抗は季節で変わるので推移で判断。上がり続けたら腐食・緩み・外構工事での切断を疑う 落雷を受けたとき、屋上の改修・機器の増設、外壁の改修、外構・掘削工事のあとは臨時点検

この図を使った解説記事避雷設備の点検|点検の周期・目視と測定の項目・接地抵抗の記録と判断、落雷後の点検 →

201 受雷部の配置の決め方

受雷部の配置の決め方を、3つの方法・回転球体の作図・突針の間の沈み込み・実務の組み合わせの順に示す動く図解
3つの方法 → 回転球体 → 沈み込み → 組み合わせ(約50秒でくり返し)
建物の上を大きなボールがころころ転がっていくところを想像してください。ボールが当たるところが、雷の「着地点」の候補です。3つの方法、回転球体法の作図、突針を並べたときの沈み込み、実務での組み合わせを4ステップで見ていきます。
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STEP 1 3つの方法 回転球体法はどんな形にも使える基本。保護角法は単純な形・低い部分、メッシュ法は平らな屋根の面 クラスⅠ〜Ⅳで、球の半径は20・30・45・60m、メッシュの網目は5・10・15・20m
STEP 2 回転球体の作図 立面・断面に同じ縮尺で球を描き、地面と建物に沿って転がす。触れた点・線・面が受雷部の場所 受雷部を置いたらもう一度転がして、球が受雷部にだけ触れるかを確認。60m超の建物は上部20%の側壁も
STEP 3 突針の間の沈み込み 突針を並べると、間で球が p=r−√(r²−(d/2)²) だけ沈み込む 間隔20mでクラスⅣ約0.84m、Ⅲ約1.13m、Ⅰ約2.68m。機器の上端+p より高くするか、間隔を狭める
STEP 4 実務の組み合わせ 平らな屋上はメッシュ、縁は導体か金属笠木、塔屋・機器は突針+保護角、勾配屋根は棟の導体 どの方法でも屋根の縁と突角部(かど)は必ず守る。雷はかどと縁に落ちやすい

この図を使った解説記事受雷部の配置の決め方|回転球体法・保護角法・メッシュ法の使い分けと作図の手順 →

202 引下げ導線と構造体利用

引下げ導線と構造体利用を、本数と間隔・専用導線か構造体利用か・鉄骨と鉄筋の条件・配置の注意の順に示す動く図解
本数と間隔 → 専用か構造体 → 鉄筋の条件 → 配置の注意(約50秒でくり返し)
道路の車線と同じです。1車線に全部の車が集まれば大渋滞ですが、4車線あれば流れが分散します。引下げ導線の本数と間隔、専用導線と構造体利用、鉄骨・鉄筋を使う条件、配置の注意を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 本数と間隔 最低2本(水平投影面積25m²以下は1本)。間隔はクラスⅠ・Ⅱ10m、Ⅲ15m、Ⅳ20m 本数の目安は 外周÷間隔(外周120m・クラスⅢなら8本)。まずかどに1本ずつ置く
STEP 2 専用か構造体か 本数が多いほど1本あたりの雷電流が小さくなり安全 専用導線は木造・改修・小規模向き。新築の鉄骨造・RC造は柱の数だけとれて外観に出ない構造体利用が主流
STEP 3 鉄骨・鉄筋の条件 鉄筋の重ね継手は直径の20倍以上+結束、または溶接・専用クランプ(溶接は構造設計者と協議) 最上階〜地上で0.2Ω以下が目安(4線式・約10A)。打設したら見えないので、打設前に検査して図面と写真に残す
STEP 4 配置の注意 雨どいの中に通さない。ループにせず、まっすぐ最短で下ろす 窓・扉・人の近くを避け、地表面近くの環状導体でつなぎ、各導線に試験用接続部を設ける

この図を使った解説記事引下げ導線と構造体利用|本数と間隔の決め方、鉄骨・鉄筋を使う条件と0.2Ωの確認 →

203 避雷設備の図面

避雷設備の図面を、図面セット・屋上伏図の読み方・保護範囲の検討・特記仕様と描き漏れの順に示す動く図解
図面セット → 屋上伏図 → 保護範囲 → 特記と漏れ(約50秒でくり返し)
家具の配置図で「ここにぶつかる」を確かめるのと同じです。避雷設備の図面では、図面の上で球を転がし、受雷部にしか当たらないことを見せます。図面セット、屋上伏図の読み方、保護範囲の検討、特記仕様と描き漏れを4ステップで見ていきます。
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STEP 1 図面セット 屋上伏図・立面図・接地極配置図・詳細図・特記仕様の5種類 枚数より、位置(どこに)・構造(どうつなぐ)・根拠(なぜ守れる)がそろっていること
STEP 2 屋上伏図の読み方 ① 縁の導体 ② 網目の大きさ ③ 突針と保護範囲 ④ 引下げ導線 ⑤ 屋上機器 の順に見る 引下げ導線はかどに1本・間隔はクラスの値以内。屋上機器は離隔かボンディングかの指示があるか
STEP 3 保護範囲の検討 回転球体の円を何か所か描き、円が受雷部にだけ触れることを示す。保護角法は角度と高さも書く 長辺・短辺の2方向と、塔屋・機器の断面。60m超は上部20%の側壁、引下げ導線の経路と試験用接続部の高さも
STEP 4 特記仕様と描き漏れ 特記仕様に適用規格とLPSクラス、構造体利用の柱と接続方法、材料・断面積・防食、試験と記録 描き漏れやすいのは構造体利用の柱、試験用接続部、屋上機器の扱い、接地極の位置。竣工図は施工に合わせる

この図を使った解説記事避雷設備の図面|屋上伏図・立面図・接地極配置図・詳細図・特記仕様の描き方と読み方 →

204 避雷設備の材料と腐食対策

避雷設備の材料と腐食対策を、材料と使える場所・断面積と厚さ・異種金属・環境と腐食しやすい場所の順に示す動く図解
使える場所 → 太さと厚さ → 異種金属 → 環境と地際(約50秒でくり返し)
さびた鉄の上を流れた雨水が、下のコンクリートに茶色いしみをつけるのと同じです。上の金属の成分が、雨水に運ばれて下の金属を傷めます。材料と使える場所、断面積と厚さ、異種金属の注意、環境と腐食しやすい場所を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 材料と使える場所 銅・ステンレスは空気中・土・コンクリートのどこでも使える。アルミは土とコンクリートに使えない 溶融亜鉛めっき鋼は土の中で腐食しやすく、鉄筋とつなぐ所はとくに注意
STEP 2 断面積と厚さ 受雷部・突針は銅50mm²が基本。引下げ導線は材料とクラスで最小断面積が決まる 金属板は穴があいてはいけない場合に鋼4mm・銅5mm・アルミ7mm以上、あいてもよい場合は0.5〜0.65mm
STEP 3 異種金属 銅を亜鉛めっき鋼・アルミの上に置かない。銅とアルミを直接つながない アルミはコンクリート・しっくいに直接付けない。つなぐならバイメタル継手、金物も同じ材料に
STEP 4 環境と腐食しやすい所 腐食は地際と接続部から。地際は耐食テープで上下を保護(銅・ステンレスは不要) 海岸は銅・ステンレスを優先、工場・温泉地は硫化物に注意。点検では緑青・白さび・地際の細りを見る

この図を使った解説記事避雷設備の材料と腐食対策|銅・アルミ・ステンレス・溶融亜鉛めっき鋼の使い分けと異種金属の注意 →

205 避雷設備の積算

避雷設備の積算を、拾う順番・計算例・構造体利用の場合・工事区分と見落としの順に示す動く図解
拾う順番 → 計算例 → 構造体利用 → 区分と漏れ(約50秒でくり返し)
水道の配管を蛇口から元栓までたどるのと同じです。雷の通り道を上から順にたどれば、拾い漏れがなくなります。拾う順番、計算例、構造体利用の場合、工事区分と見落としやすい項目を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 拾う順番 受雷部→支持金物→引下げ導線→試験用接続部→接地極→掘削・埋戻し→ボンディング・SPD→試験 屋上伏図・立面図・接地極配置図・特記仕様から、雷の通り道の順に上から拾う
STEP 2 計算例 40m×25m・高さ30m・クラスⅣ:外周130m+メッシュ内側65mで受雷部の導体195m 引下げ導線8本×(30m+余長2m)=256m、試験用接続部8個、壁から1m外の環状接地極138m
STEP 3 構造体利用だと 引下げ導線の材料と外壁の取付け手間は減る 柱頭・柱脚の接続箇所、打設前の確認と写真、最上階〜地上の導通試験が増える
STEP 4 工事区分と見落とし 笠木の橋絡・鉄筋の溶接・防水補修・足場は、電気・建築・躯体のどれに入れるか書面で決める 支持金物・接続材、屋上機器のボンディング、SPD、試験と記録、防水の貫通部、高所作業を落とさない

この図を使った解説記事避雷設備の積算|受雷部・引下げ導線・接地極の数量の拾い方と見積もりの注意点 →

206 危険物施設の避雷設備

危険物施設の避雷設備を、対象の施設・規格とクラス・火花を出さない設計・屋外タンクと点検の順に示す動く図解
対象の施設 → クラスⅠ → 火花を出さない → タンクと点検(約50秒でくり返し)
冬のドアノブで静電気がバチッとくるのと同じです。金属どうしが離れていると、そのすき間で火花が飛びます。つないでおけば、火花は出ません。対象の施設、規格とクラス、火花を出さない設計、屋外タンクと点検を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 対象の施設 指定数量の10倍以上の製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・一般取扱所(危政令 第9・10・11・19条) 建築基準法の高さ20m超とは別の義務で、低い建物でも対象。周囲の状況で安全上支障がなければ除く
STEP 2 規格とクラス 危規則 第13条の2の3により、2025年4月1日から JIS Z 9290-3:2019 原則クラスⅠ(回転球体20m・メッシュ5m・導線間隔10m)。合理的な理由があればクラスⅡ
STEP 3 火花を出さない設計 受雷部・導線を危険な場所から離す(分離したLPSも)。配管・タンク・架台を相互にボンディング 接続部は溶接・圧着で危険な場所に置かない。計装・制御の線にSPD、接地は施設全体をひとつに
STEP 4 屋外タンクと点検 鋼製タンクは本体を受雷部・導線に。浮き屋根は側板とボンディングし、付属物もつなぐ 設置・変更の許可と完成検査で確認。消防法の定期点検(年1回以上)で点検し、目視は6か月ごとが望ましい

この図を使った解説記事危険物施設の避雷設備|クラスⅠの設計、爆発の危険がある場所の注意と点検 →

207 工作物の避雷設備

工作物の避雷設備を、対象の工作物・金属の工作物・鉄塔とケーブル・煙突と屋上の工作物の順に示す動く図解
対象の工作物 → 金属の工作物 → ケーブル → 煙突と屋上(約50秒でくり返し)
避雷針が受けた雷の「おこぼれ」が、ケーブルという裏道を通って家に入ってくるイメージです。入口のSPDが、その裏道の門番です。対象の工作物、金属の工作物、鉄塔とケーブル、煙突と屋上の工作物を4ステップで見ていきます。
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STEP 1 対象の工作物 建築基準法第88条で第33条を準用。高さ20mを超える煙突・鉄柱・広告塔・高架水槽・遊戯施設など 確認申請が要る高さは煙突6m超・鉄柱15m超・広告塔4m超・高架水槽8m超。保護するのは20mを超える部分
STEP 2 金属の工作物 金属の工作物はそれ自体が受雷部と引下げ導線(自然構成部材) 継ぎ目のつながり(塗装・さび)、厚さ、頂部の機器は突針で保護、脚ごとに接地して環状でつなぐ
STEP 3 鉄塔とケーブル 鉄塔を流れる雷電流の一部は、ケーブルを伝って建物に入る シールドを上部・脚元・建物の入口でボンディング。建物に入る線にSPD、建物の接地ともつなぐ
STEP 4 煙突と屋上の工作物 煙突は頂部に環状導体と突針、引下げ導線は2本以上を対称に。頂部は腐食しやすい はしご・鉄筋・内筒をボンディング。屋上の広告塔・高架水槽は建物の保護範囲に入れる

この図を使った解説記事工作物の避雷設備|煙突・鉄塔・広告塔・高架水槽など金属の工作物の考え方 →

226 接地抵抗の測定

接地抵抗の測定方法を、測定器・E P Cの3つの端子・約10m間隔の並べ方・基準値での判定の順に示す動く図解
測定器 → E・P・C → 約10m → 判定(約50秒でくり返し)
接地抵抗は、地面に打った接地極と大地の間の電気の通りやすさです。測定器、3つの端子、補助接地極の並べ方、基準値での判定の順に4ステップで見ていきます。
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STEP 1 測定器 接地抵抗計(アーステスタ)は交流で測る 絶縁抵抗計(メガー)は直流。接地=交流、絶縁=直流
STEP 2 3つの端子 E=測りたい接地極 P=電圧極、C=電流極(どちらも補助接地極)を大地に打つ
STEP 3 並べ方 E → P → C の順に一直線上 約10m間隔(等間隔)。近すぎ・偏りは正しい値が出ない
STEP 4 判定 D種接地工事は100Ω以下、C種接地工事は10Ω以下 0.5秒以内に自動遮断する装置があればどちらも500Ω以下

この図を使った解説記事第2種電気工事士|接地抵抗の測定方法(接地抵抗計と補助極の配置)について詳しく解説 →

239 雷で家電が壊れるのはなぜ

雷で家電が壊れる理由と対策を、3つの経路・4つの入口・雷ガードタップの使い方・プラグを抜く順番で示す動く図解
経路 → 入口 → タップ → 抜く(約50秒でくり返し)
うちに落ちていないのに、テレビやルーターが壊れる。その理由と守り方を、雷の経路、入口、タップの使い方、抜く順番の4ステップで見ていきます。
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STEP 1 3つの経路 直撃雷は少ない 誘導雷・侵入雷が多い
STEP 2 4つの入口 電源線・通信線・アンテナ・アース線 テレビは電源+アンテナの2つにつながる
STEP 3 雷ガードタップ 電源だけでは守れない アンテナ・LANも同じタップへ
STEP 4 抜くのが確実 電源を切る→プラグ→アンテナ・LAN・電話線 鳴っている最中は触らない

この図を使った解説記事雷で家電が壊れるのはなぜ?|雷ガードタップの正しい使い方と、抜くべきプラグ →

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