内線規程の解説 PR

内線規程の解釈と解説【029】|その他の電線路

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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より

 

特殊な電線路とは?

特殊な電線路とは、トンネル内、水上、水底、橋、がけなど、通常の環境とは異なる場所に設置される電線路のことです。

特殊な電線路の設置ルール

特殊な電線路は、以下のルールに従って設置する必要があります。

配電規程の当該節により施設すること

トンネル内電線路:配電規程第515節

水上電線路:配電規程第520節

水底電線路:配電規程第525節

橋に施設する電線路:配電規程第535節

がけに施設する電線路:配電規程第545節

特殊な電線路の注意点

特殊な電線路は、設置環境が特殊であるため、通常の電線路とは異なる注意が必要です。

トンネル内電線路

換気、照明、防水対策などが必要です。

水上電線路

風雨、塩害、船舶の航行への影響などを考慮する必要があります。

水底電線路

水圧、水流、腐食、船舶の錨などから保護する必要があります。

橋に施設する電線路

振動、風圧、温度変化などを考慮する必要があります。

がけに施設する電線路

落石、土砂崩れ、風雨などを考慮する必要があります。

まとめ

特殊な電線路は、設置環境に応じて、配電規程の当該節に従って施設する必要があります。

安全な電気環境のために、電気工事の専門家にご相談ください。


(注)

この記事は、電気技術規程・解釈に基づいた一般的な情報提供を目的としています。

最新の情報については、関連法令をご確認ください。


(キーワード)

特殊電線路、電気工事、電気技術規程、安全、設置ルール、トンネル、水上、水底、橋、がけ、配電規程

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