出典(内線規程(JEAC8001-2022))より
- 🔌配線設計ってなに?負荷容量の計算までやさしく解説!
- 💡負荷容量ってどうやって求めるの?
- 🔌3605-3表でわかる!受口の負荷と分岐回路の決め方
- 📊 3605-3表|受口の種類と予想負荷
- 🔧 分岐回路の選定方法
- 🔧 分岐回路ってなに?基本と選び方を解説!
- ⚙️ 分岐回路の種類とブレーカー定格【3605-4表】
- ✅ 安全な分岐回路設計のためのポイント
- 🧮 分岐回路数の求め方(100V回路)
- ⚡ 200V機器や大型負荷の分岐回路は?
- 🔍 分岐回路数を決めるときの注意点
- 🧮 分岐回路数の計算例(店舗併設住宅編)
- 🔌単相3線式分岐回路ってなに?
- 住宅の分岐回路数
- 住宅の広さと分岐回路数
- 🔌 分岐回路にブレーカーがいらない場合がある!?【免除条件まとめ】
- ✅ でも、以下のケースでは「免除」される!
- 定格電流が50Aを超える電気使用機械器具の分岐回路
- 分岐回路の電線太さの選定方法
- 3605-6表 分岐回路の電線太さ
- 💡10kVAを超える電灯負荷は“需要率”で軽くできる?
- 🏠住宅の幹線サイズってどう決めるの?
- ✏️ まとめ
- 10kVAを超える容量に対する需要率
- 住宅の幹線(引込線取付点から引込口装置まで)の電線太さの選定方法
- 3605-12表 住宅の幹線の太さ
- 🔧 幹線の簡便設計とは?【3605-9の基準】
🔌配線設計ってなに?負荷容量の計算までやさしく解説!
✅配線設計で決めること
項目 | 内容 |
---|---|
電線の太さ | 許容電流・電圧降下を考慮 |
経路と長さ | 配線ルートや配管の選定 |
回路と容量 | 使用機器に応じた電気容量を見積もる |
💡負荷容量ってどうやって求めるの?
✅基本の計算式
記号 | 意味 |
---|---|
P | 建物全体の面積(㎡) |
A | 建物用途別の標準負荷(VA/㎡) |
Q | 廊下など一部スペースの面積(㎡) |
B | スペース別の標準負荷(VA/㎡) |
C | 加算が必要な個別負荷(冷蔵庫、ネオンなど) |
🏢建物の用途別・標準負荷(3605-1表)
建物の種類 | 標準負荷(VA/㎡) |
---|---|
工場・劇場・納屋など | 10 |
ホテル・学校・飲食店など | 20 |
事務所・銀行・美容室など | 30 |
住宅・アパート | 40 |
🚪建物の部分別・標準負荷(3605-2表)
建物の部分 | 標準負荷(VA/㎡) |
---|---|
廊下・階段・倉庫など | 5 |
講堂・観客席など | 10 |
➕加算が必要な個別負荷(Cの部分)
用途・設備 | 加算の目安 |
---|---|
住宅(1世帯) | 500〜1,000VA |
商店ショーウィンドウ(間口1m) | 300VA |
屋外広告灯・舞台照明 | 個別に計算 |
✅ここまでのまとめ
内容 | ポイント |
---|---|
配線設計とは? | 電線の太さ・ルート・回路数を計画する作業 |
負荷容量の基本式 | P×A+Q×B+C で計算 |
標準負荷 | 用途ごとにVA/㎡が異なる |
加算負荷 | 特殊機器は別途加算が必要 |
柔軟な対応 | 設備者の意向により調整OK(勧告) |
🔌3605-3表でわかる!受口の負荷と分岐回路の決め方
📊 3605-3表|受口の種類と予想負荷
受口の種類 | 予想負荷(VA/個) |
---|---|
並形電灯受口・コンセント | 150 VA |
大形電灯受口 | 300 VA |
この値を使えば、どれくらいの負荷がかかるかをざっくり計算できるようになります。
🔧 分岐回路の選定方法
分岐回路とは、照明やコンセントに電気を送るための個別の配線ルートのことです。負荷が大きすぎるとブレーカーが落ちる原因になるから、適切な分岐設計が重要!
✅ ブレーカー容量の選定目安(100V回路)
ブレーカー容量 | 安全な負荷の目安(VA) |
---|---|
15A(1.5kVA) | 約 1,500 VA |
20A(2.0kVA) | 約 2,000 VA |
つまり、1,500VAなら15Aの分岐回路1本でちょうどよい設計になります。
🧠 ここまでのまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
受口とは? | コンセントや照明器具など |
3605-3表 | 受口ごとの予想VAが一覧に |
計算式 | 受口数 × 予想負荷(VA) |
ブレーカー選定 | 1回路あたりの負荷に応じて15A/20Aを使い分け |
🔧 分岐回路ってなに?基本と選び方を解説!
⚙️ 分岐回路の種類とブレーカー定格【3605-4表】
分岐回路の種類 | 分岐過電流遮断器の定格電流 |
---|---|
15A分岐回路 | 15A以下 |
20A分岐回路(配線用遮断器) | 20A |
20A分岐回路(ヒューズ) | 20A |
30A分岐回路 | 30A |
40A分岐回路 | 40A |
50A分岐回路 | 50A |
50A超の分岐回路 | 電線の許容電流以下 |
✅ 安全な分岐回路設計のためのポイント
① 専用回路の設置(推奨)
IHクッキングヒーター、エアコン、電子レンジなどの大電力機器は、他の機器と共用せず、専用回路にするのが基本!
🔹メリット:
-
ブレーカーが落ちにくい
-
火災リスクの低減
-
安全性アップ!
② 単相3線式分岐回路(住宅)の注意点
注意項目 | 内容 |
---|---|
電線の仕様 | JIS規格適合のものを使用 |
電圧のバランス | 電圧側の電線(100V)を同一相に偏らせない |
中性線対策 | 中性線が切れると異常電圧に!欠相対策必須 |
コンセント専用 | コンセント専用の受口とし、電灯受口は避ける |
🧮 分岐回路数の求め方(100V回路)
回路数の基本式:
合計負荷VA÷分岐ブレーカー容量(例:1500VA)→端数切り上げ
✏️ 計算例:
照明+コンセントの合計負荷が3,200VAなら?
3,200VA÷1,500VA≒2.13→3回路必要
⚡ 200V機器や大型負荷の分岐回路は?
-
電動機、据付型の電熱器など → 専用回路が基本!
-
消費電力や定格電流を確認し、個別に回路を設計します。
🧠 ここまでのまとめ:分岐回路は家の“血管”
項目 | 要点 |
---|---|
分岐回路とは? | 分電盤から枝分かれした配線 |
ブレーカー選定 | 適切な定格電流で安全確保 |
専用回路 | 大電力機器には必須 |
回路数 | 足りないとブレーカー落ちる!余裕を持って設計を |
単相3線式 | 中性線の欠相に注意 |
🔍 分岐回路数を決めるときの注意点
あの計算式で出るのは必要最小限の回路数なんだ。実際にはもっと考えることがあるよ。
✅ 設計時に考慮すべきポイント
チェック項目 | 説明 |
---|---|
🏢 建物の用途 | 住宅・事務所・店舗など、用途によって必要な回路数は異なる |
🔌 使用する機器の数 | コンセントや照明が多いと、それだけ回路数も必要になる |
🔧 将来的な増設 | 家電の追加やリフォームなどを見越して、余裕をもたせる |
⚠️ 分岐回路が少なすぎると…
-
🔌 ブレーカーが頻繁に落ちる
-
🔥 配線が発熱して危険
-
😓 使いたい機器が同時に使えない
🔑 まとめ:分岐回路は“余裕が命”
ポイント | 内容 |
---|---|
最小回路数は目安 | あくまで“最低限”の数字。用途や増設も考慮しよう |
回路が少ないと危険 | ブレーカー落ちや火災リスクの原因に |
安心設計のコツ | 少し多めに分岐回路を取っておくのが安全設計の基本 |
🧮 分岐回路数の計算例(店舗併設住宅編)
🏠 想定条件(建物情報)
区画 | 面積 | 標準負荷 |
---|---|---|
住宅部分 | 120㎡ | 40 VA/㎡ |
店舗部分 | 50㎡ | 30 VA/㎡ |
倉庫 | 10㎡ | 5 VA/㎡ |
加えて、以下の個別負荷もあります:
-
住宅に対する加算:1,000VA
-
ショーウィンドウ:900VA
✅ 設備負荷容量の計算(3605-1表に基づく)
【計算式】P×A + Q×B + C
設備負荷容量:(120m² × 40VA/m²) + (50m² × 30VA/m²) + (10m² × 5VA/m²) + 1,000VA + 900VA = 8,250VA
🔌 必要最小分岐回路数の計算
【分岐回路数の式】
設備負荷容量を1,500VAで割り、必要最小回路数を算出します。
8,250VA ÷ 1,500VA = 5.5
➕ 専用回路の追加(エアコン)
機器名 | 定格電流 | 回路数 |
---|---|---|
ルームエアコン | 11A | 1回路(専用) |
➡ 合計回路数:
6(一般)+1(エアコン)=7回路
🔋 連続負荷のある回路では、80%ルールにご注意!
🔧 連続負荷ってなに?
例えば、エアコン、業務用冷蔵庫、電動ファンなど、長時間スイッチが入ったままの機器は「連続負荷」とされます。
これらの機器を安全に使うためには、「回路の負荷容量は、ブレーカー定格の80%までに抑える」というのが推奨されています。
✅ 具体例でイメージしよう!
たとえば、定格20Aのブレーカーがある場合…
-
通常の使用:20Aギリギリまで使ってもOK
-
連続運転の負荷:20A × 80% = 16Aまでが安全ライン
つまり、16A以内におさめたほうが安全ということです。
⚠️ 80%を超える場合の注意点
80%以上の負荷をかけて使用したい場合は、以下のような検討が必要です。
-
過電流遮断器の**動作特性(トリップカーブ)**を確認する
-
連続使用温度や電圧変動による誤動作リスクをチェックする
-
上位ランクのブレーカーへの変更も視野に入れる
📝 まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
対象 | 連続して動作する電気機器(冷蔵庫、換気扇、送風機など) |
原則 | 分岐回路の80%以内の負荷容量におさえる |
理由 | ブレーカーの熱的誤動作や電圧降下の防止 |
超える場合 | 保護協調・電圧変動・遮断器特性など詳細な検討が必要 |
🔌単相3線式分岐回路ってなに?
ねえはりた~、家でエアコンとかIHヒーター使うときに「200V」って書いてあるの見たことあるけど、うちのコンセントって普通100Vじゃない?どうやって使ってるの?
🌟 単相3線式ってどうなってるの?
単相3線式とは、**2本の電圧側電線(L1とL2)と1本の中性線(N)**を使った配線方式です。
線と線の組み合わせ | 電圧 |
---|---|
L1 – N | 100V |
L2 – N | 100V |
L1 – L2 | 200V ← ここでエアコンやIHを動かす! |
住宅の分岐回路数
住宅の分岐回路数は、3605-5表を参考にします。3605-5表は、住宅の標準的な分岐回路数を示したもので、設計に当たっては、適宜増加しても構いません。
住宅の広さと分岐回路数
3605-5表では、住宅の広さ(m²)に応じて、以下の望ましい分岐回路数が定められています。
住宅の広さ (m²) | 計 | 内訳 | α (個別に算出した分岐回路数) |
---|---|---|---|
50 (15坪) 以下 | 4+α | 電灯用:1、台所用:2、台所用以外:1 | 厨房用大形機器、ルームエアコンディショナ、衣類乾燥機などの設置数により増加させる分岐回路数(200V分岐回路を含む) |
70 (20坪) | 5+α | 電灯用:1、台所用:2、台所用以外:2 | 同上 |
100 (30坪) | 6+α | 電灯用:2、台所用:2、台所用以外:2 | 同上 |
130 (40坪) | 8+α | 電灯用:2、台所用:2、台所用以外:4 | 同上 |
170 (50坪) | 10+α | 電灯用:3、台所用:2、台所用以外:5 | 同上 |
170 (50坪) 超過 | 11+α | 電灯用:3、台所用:2、台所用以外:6 | 同上 |
🔌 分岐回路にブレーカーがいらない場合がある!?【免除条件まとめ】
📌 そもそもなぜブレーカーが必要?
分岐点から先に電気を送るとき、電線に過電流が流れると火災や事故につながるから、通常は分岐点のすぐそばに過電流遮断器(ブレーカー)を設置します。
✅ でも、以下のケースでは「免除」される!
① 電線の長さが 3m以下 の場合
-
幹線から分かれた電線が3m以下なら、幹線側のブレーカーで保護できると判断されるため、別途ブレーカーは不要になります。
② 電線の許容電流が「幹線ブレーカーの55%以上」かつ長さの制限なし
-
電線の太さ(許容電流)が十分ある場合は、3mを超えてもブレーカー設置を省略できます。
📌 例:
幹線ブレーカーが100A → 分岐電線の許容電流が 55A以上 ならOK!
③ 電線の長さが 8m以下 かつ許容電流が「幹線ブレーカーの35%以上」
-
電線が比較的短くて、そこそこ太ければ、免除OK。
📌 例:
幹線ブレーカーが100A → 電線長8m以内で 許容電流35A以上 ならOK!
✅ ブレーカー免除の条件まとめ
条件内容 | 免除できるか? |
---|---|
電線が3m以下 | ✅ 免除可能 |
電線の許容電流が幹線ブレーカーの55%以上 | ✅ 長さ制限なしで免除OK |
電線長さが8m以下 & 許容電流が35%以上 | ✅ 条件付きで免除OK |
定格電流が50Aを超える電気使用機械器具の分岐回路
定格電流が50Aを超える一つの電気使用機械器具に至る分岐回路を保護する過電流遮断器は、その定格電流が当該電気使用機械器具の定格電流を1.3倍した値を超えないものである必要があります。
当該電気使用機械器具の定格電流を1.3倍した値が過電流遮断器の標準定格に該当しないときは、その値の直近上位の定格のものを含みます。
分岐回路の電線太さの選定方法
分岐回路の電線太さは、3605-2(分岐回路の種類)に規定する分岐回路の種類に応じ、3605-6表に示す値以上のものを選定する必要があります。
- ただし、分岐点から一つの受口に至る部分で、長さが3m以下の部分にコンセントを施設する場合は、当該部分を通過する負荷電流以上の許容電流を有する電線を選定する必要があります。
- 3102-4(配線に用いる電線太さ)の①から④までのいずれかに該当する場合は、上記の規定は適用されません。
3605-6表 分岐回路の電線太さ
分岐回路の種類 | 分岐回路一般 | ライティングダクト | 分岐点から一つの受口に至る部分 (長さが3m以下の場合に限る) |
---|---|---|---|
15A配線用遮断器 | 直径1.6mm (断面積1.0mm²) | 15Aのもの | 直径1.6mm (断面積1.0mm²) |
20A配線用遮断器 (ヒューズに限る) | 直径2.0mm (断面積1.5mm²) | 15A又は20Aのもの | 直径1.6mm (断面積1.0mm²) |
30A | 直径2.6mm (断面積2.5mm²) | 30Aのもの | 直径1.6mm (断面積1.0mm²) |
40A | 断面積8mm² (断面積6mm²) | – | 直径2.0mm (断面積1.5mm²) |
50A | 断面積14mm² (断面積10mm²) | – | 直径2.0mm (断面積1.5mm²) |
50Aを超えるもの | 当該過電流遮断器の定格電流以上の許容電流を有するもの | – | – |
💡10kVAを超える電灯負荷は“需要率”で軽くできる?
✅ 10kVAを超える負荷に適用できる需要率【3605-11表】
電灯や小形電気機械器具の合計が10kVAを超える場合、その10kVAを超えた部分にだけ、以下の需要率を掛けることができます👇
建物の種類 | 適用需要率 |
---|---|
住宅・寮・アパート・旅館・ホテル・病院・倉庫 | 50% |
学校・事務所・銀行 | 70% |
🏨【例】旅館の負荷計算(需要率50%)
-
電灯+小形機器:30kVA
-
大形電気機器:5kVA
-
需要率:50%(旅館)
▶ 最大使用負荷計算:
(30kVA – 10kVA) × 0.5 + 10kVA + 5kVA
= 10kVA + 10kVA + 5kVA = 25kVA
🏠住宅の幹線サイズってどう決めるの?
住宅の引込線取付点~引込口装置までの幹線は、電圧降下の規定(1310節)に加えて、分岐回路数によって以下の最低太さが求められます👇
📊 3605-12表:住宅の幹線の太さ(単2・銅線)
分岐回路数 | 幹線の太さ(mm²) |
---|---|
2回路 | 5.5 mm² |
3回路 | 8 mm² |
4回路 | 14 mm² |
5回路以上 | ※記載なし(要個別計算) |
✏️ まとめ
内容 | ポイント |
---|---|
10kVA超の電灯負荷 | 超えた部分には建物用途別の需要率をかけて軽減できる |
需要率の目安 | 住宅・旅館・病院:50%、事務所・学校:70% |
住宅幹線の太さ | 分岐回路数によって最低サイズが規定されている |
安全設計のキホン | 電圧降下・許容電流・分岐数の三拍子でチェック! |
10kVAを超える容量に対する需要率
電灯及び小形電気機械器具の容量の合計が10kVAを超えるものは、その超過容量に対して3605-11表の需要率を適用することができます。
建物の種類 | 需要率 (%) |
---|---|
住宅、寮、アパート、旅館、ホテル、病院、倉庫 | 50 |
学校、事務所、銀行 | 70 |
旅館の場合の計算例
電灯及び小形電気機械器具 30kVA、大形電気機械器具 5kVA、適用需要率 50%の場合、最大使用負荷は以下のようになります。
(30kVA – 10kVA) × 0.5 + 10kVA + 5kVA = 25kVA
住宅の幹線(引込線取付点から引込口装置まで)の電線太さの選定方法
住宅の幹線(引込線取付点から引込口装置まで)の電線太さは、1310節(電圧降下)の規定によるほか、分岐回路数により3605-12表に示す値以上とする必要があります。
3605-12表 住宅の幹線の太さ
分岐回路数 | 電線太さ(銅線) |
---|---|
単2 (mm²) | |
2 | 5.5 |
3 | 8 |
4 | 14 |
5~6 | – |
7~8 | – |
9~10 | – |
🔧 幹線の簡便設計とは?【3605-9の基準】
📘 幹線の簡便設計とは?
「幹線の簡便設計」とは、建物や設備の使用電力(負荷電流)が明確な場合に限って、幹線のサイズや過電流遮断器(ブレーカー)を3605-13表に基づいて選定する方法です。
-
幹線とは…?
→ 引込線の取付点から、分電盤や引込口装置に至るまでのメインの配線ルート。
✅ 簡便設計のメリット
項目 | 内容 |
---|---|
設計が早い | 面倒な電流計算を省略できるので、設計スピードがアップ! |
標準化できる | 3605-13表を使えば、電線サイズや遮断器の選定が一目瞭然! |
初心者にも使いやすい | 過去の実績ベースの設計値だから、信頼性も高い |
⚠️ 簡便設計の注意点
注意点 | 内容 |
---|---|
実際の条件とズレる可能性あり | 表はあくまで標準条件で作られてるから、特殊な環境では要注意 |
電圧降下の検討が別途必要 | 幹線が長いと、電圧降下の問題が出やすいので、追加検討が必要 |
負荷が不明なときは使えない | 負荷電流が分からない場合は、この簡便設計はNG! |
✅ まとめ:幹線の簡便設計ってこんなときに便利!
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負荷電流が明確な建物(事務所、住宅、工場など)
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設計期間が短いときや、標準的な構成の案件
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過去の実績と同様の設計