内線規程の解説 PR

内線規程の解釈と解説【108】|臨時架空電飾の施設

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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より

記事のテーマ

臨時架空電飾の施設の安全基準と注意点について解説する。

臨時架空電飾とは?

臨時架空電飾とは、イベントや工事現場などで一時的に設置される電飾のことです。

電圧

臨時架空電飾に電気を供給する電路の使用電圧は、150V以下とする必要があります。

ただし、屋内に施設する場合の対地電圧は、150V以下とすることができます。

 

施設制限

臨時架空電飾は、その設置の工事が完了した日から4カ月を超えて施設してはいけません。

 

臨時架空電飾の施設方法

電線の種類と太さ

  • 絶縁電線、または同等以上の絶縁効力のある電線を使用。
  • 太さは、支持点間の距離に応じて、3591-1表に示された太さの軟銅線、または同等以上の強度と太さのものを使用。
  • メッセンジャーワイヤを使用する場合としない場合で電線の太さが変わります。
  • 支持点間の距離が30mを超える場合は安全上の理由からメッセンジャーワイヤが無い場合電線は認められません。

電線の支持

  • 電線は両端でがいしにより引留める。
  • メッセンジャーワイヤを使用する場合は、20mごとに電線をテープ巻きし、ハンガーまたはバインド線で固定。
  • スパンワイヤを使用する場合は、がいしで電線を絶縁。

メッセンジャーワイヤとスパンワイヤ

  • 引張強さ3.69kN以上の金属線、または直径4mm以上の亜鉛めっき鉄線を使用。
  • メッセンジャーワイヤは、20mを超える場合は2条以上使用。
  • 両端は、がいしで引留めるか、または玉がいしなどを入れる。

ソケットと本線の接続

  • 振付き防水ソケットを使用し、接続点は異極間を5cm以上離し、テープ巻きを施す。

配線

  • 15Aまたは20Aの分岐回路を使用。
  • 分岐開閉器から最終ソケットまでの電線こう長は100m以内。

開閉器と過電流遮断器

  • 雨線外に施設する場合は、防水構造のもの、または防水箱に収める。
  • 防湿形、防雨形、防まつ形、防浸形など、施設場所に応じた保護構造を選定。

電線、メッセンジャーワイヤ、スパンワイヤ、電球、電灯器具の高さ

  • 屋内: 床面上2.3m以上。
  • 屋側: 地表上2.5m以上。
  • 屋外:
  • 車両通行道路横断: 5m以上。
  • 車両通行道路路側: 4.5m以上。
  • その他: 3m以上。

 

漏電遮断器の施設

臨時架空電飾に電気を供給する電路には、漏電遮断器を施設する必要があります。

 


(キーワード)

臨時架空電飾、施設基準、電気工事、安全対策