出典:内線規程(JEAC8001-2022)より

構内電線路とは、敷地内に設けられる電線の通り道のこと。ふだん意識しにくい部分ですが、感電・火災を防ぐためのルールがあります。ポイントは 「適用範囲/安全の考え方/地中の通し方」 の3つです。

構内電線路は適用範囲・感電火災を防ぐ考え方・地中の通し方の3つのポイントで整理できることを示す図解

⚡ 先に結論だけ言うと

要点は3つ。①適用範囲=敷地内の低圧・高圧電線路や引込線・変圧器接続部、②安全の考え方=場所と電圧に合わせて距離・材質・環境を考慮、③地中の通し方=直接埋設・管路・暗きょの3方式。

見習いペン太
見習いペン太
地中に電線を通すのって、ただ埋めるだけじゃないんですね。
はりた
はりた
そう。直接埋設・管路・暗きょの3方式があって、深さや保護のしかたが決まっている。規模や引き替えのしやすさで選ぶんだ。

① 適用範囲

構内電線路は、敷地内に設ける電線の通り道です。次のような設備に施設のルールが適用されます。

  • 低圧・高圧の電線路
  • 引込線(電力会社から建物への引込み部分)
  • 屋外配電用変圧器の接続部分 など

② 感電・火災を防ぐ考え方

電線路は、場所の状況や使用電圧に合わせて、危険がないように施設するのが大前提です。次の要素を考慮して設置方法を決めます。

  • 配線の距離や取り付け方
  • 電線の材質や太さ
  • 周囲の環境(湿度・腐食性など)

③ 地中電線路の3つの施設方式

直接埋設式は車両圧力を受ける場所1.2m以上その他0.6m以上、管路式はさや管で引き替えしやすい、暗きょ式は洞道共同溝で大規模向きという地中電線路の3方式の図解

  • 直接埋設式:土中に直接埋め、トラフ等で保護。深さは 車両圧力を受ける場所1.2m以上・その他0.6m以上
  • 管路式:さや管に通す。引き替え・増設がしやすい
  • 暗きょ式:洞道や共同溝に収める。多条数・大規模向き
ここがポイント|3つで整理
構内電線路は ①適用範囲(低圧・高圧・引込線・変圧器接続部)②安全の考え方(距離・材質・環境)③地中は直接埋設/管路/暗きょ。地中は 引き替えのしやすさや規模で方式を選びます。
図解:地中電線路の3つの施設方式
直接埋設式土中に直接埋設+トラフ保護車両圧力 1.2m以上その他 0.6m以上 管路式さや管に通す引き替え・増設がしやすい 暗きょ式洞道・共同溝に収める多条数・大規模向き

よくある質問(FAQ)

Q. 構内電線路ってどこのこと?

A. 建物の中や敷地内に設けられる電線の通り道のことです。住宅やビル・工場の引込線、屋外の変圧器から伸びる配線などが該当し、低圧・高圧の電線路や引込線、変圧器の接続部などに施設のルールが適用されます。

Q. 地中電線路にはどんな方式があるの?

A. 「直接埋設式」「管路式」「暗きょ式」の3つです。直接埋設式は土中に直接埋め、管路式はさや管に通し、暗きょ式は洞道や共同溝に収めます。規模や引き替えのしやすさで選びます。

Q. 直接埋設式の埋設深さの目安は?

A. 車両など重い圧力を受ける場所は1.2m以上、その他の場所は0.6m以上が代表的な目安で、トラフなどで防護します。実際は施設条件で異なるため規程・解釈で確認します。