この記事は連載「内線規程の解釈と解説」(全119回)の1本です。
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出典:内線規程(JEAC8001-2022)より

コードや移動電線は手軽に使える反面、使い方を誤ると過熱や断線の原因になります。内線規程では用途・電圧・太さについて明確な制限を設けています。

コードと移動電線の3つのポイント(用途の制限、電圧の制限、太さの選定)を示した図解

先に結論だけ言うと

  • コードは電球線及び移動電線として使用する場合に限り、固定配線には使用しない(ショウウインドー等の内部は例外)。
  • 使用電圧が300Vを超える電路では使用しない。
  • 電球線・移動電線は断面積0.75mm2以上のコード又はキャブタイヤケーブルを3203-1表で選定する。
この記事でわかること
✔ コードの用途制限
✔ 電圧の制限
✔ 電球線・移動電線の選定
ペン太ペン太
コードって、壁の中の固定配線にも使えるんでしたっけ?
ハリタハリタ
使えません。電球線と移動電線に限られます。例外はショウウインドーやショウケースの内部だけです。

コードの用途制限

  • コードは電球線及び移動電線として使用する場合に限るものとし、固定した配線として施設してはいけません。
  • ただし、3205-7に規定するショウウインドー、ショウケースなどの内部に配線する場合は、固定した配線として使用できます。
ペン太ペン太
コードは電圧いくつまで使っていいんでしたっけ?
ハリタハリタ
300Vを超える電路での使用は禁止です。用途制限とセットで覚えておきましょう。

電圧の制限

  • コードは、使用電圧が300Vを超える電路で使用してはいけません。

電球線・移動電線の選定

  • 電球線又は移動電線は、断面積0.75mm2以上のコード又はキャブタイヤケーブルを、用途に応じて3203-1表により選定します。

たとえ話でイメージ

コードは「持ち運べる延長コード」のような存在。固定の壁内配線として埋め込むのは想定外の使い方で、熱がこもったり傷んだりして危険。あくまで電球線や移動して使う電線として使うのが正しい使い方です。

見習いペン太
見習いペン太
コードを壁の中に固定して配線しちゃダメなんですか?
はりた
はりた
基本はダメだよ。コードは電球線や移動電線として使うもので、固定配線には向かないんだ。ショウウインドーやショウケースの内部だけは例外的にOKだけどね。
見習いペン太
見習いペン太
太さはどう選べばいいんですか?
はりた
はりた
断面積0.75mm2以上のコードかキャブタイヤケーブルを、用途に応じて3203-1表で選ぶんだ。電圧も300Vを超える電路では使えないから注意だよ。

よくある質問(FAQ)

Q. コードを固定配線として使ってもよいですか?
A. 原則として使えません。コードは電球線及び移動電線として使う場合に限られます。ただしショウウインドーやショウケースなどの内部配線は例外です。
Q. コードが使える電圧の上限は?
A. 使用電圧が300Vを超える電路では使用できません。
Q. 電球線や移動電線の最小の太さは?
A. 断面積0.75mm2以上のコード又はキャブタイヤケーブルを、用途に応じて3203-1表により選定します。

📘 この記事の根拠規程|解説の原文は内線規程(JEAC8001-2022)に掲載されています。実務で使う方は手元に1冊どうぞ → 電気設備の必携書籍おすすめ4選【2026年版】

ペン太ペン太
電球線や移動電線を選ぶときは、まず何を見ればいいですか?
ハリタハリタ
断面積0.75mm2以上のコードかキャブタイヤケーブルを、3203-1表で用途に応じて選びましょう。

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HARITA
電気設備の設計に携わる技術者です。内線規程や電気設備技術基準の解釈などの一次資料をもとに、設計・施工者向けの技術解説と、専門知識のない方に向けた「住まいの電気」の解説を書いています。