内線規程の解説 PR

内線規程の解釈と解説【051】|その他電気機械器具類

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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より

記事のテーマ

電気設備の安全性を確保するための、電球とコンセントの施設に関するルールについて解説する。

電球の施設ルール

  1. 裸電球の施設

    • 裸電球は、周囲の可燃性物質から十分離隔し、かつ、危険のおそれがないように施設する必要があります。
  2. 雨線外の電球

    • 雨線外に取り付ける電球には、雨滴による破損を防止するため、セード又はグローブなどを使用する必要があります。
    • ただし、屋外用反射形電球を使用する場合は、この限りではありません。

コンセントの施設ルール

  1. コンセントの施設

    • コンセントは、次の各号により施設する必要があります。
    • 感震遮断機能付コンセント(埋込型)については、1365-10(感震遮断機能付住宅用分電盤)を参照する必要があります。

コンセントの埋込みルール

埋込形コンセント

  • 埋込形のコンセントは、金属製又は難燃性絶縁物のボックスに収めて施設する必要があります。

露出しない充電部分

  • コンセント自体が充電部分を露出しないように堅ろうな難燃性絶縁物で覆われているものは、大壁(資料0-5参照)の壁板などに堅固に取り付ける場合であって、かつ、防護カバーを設ける場合に限り、ボックスの使用を省略することができます。
  • ただし、防護カバーは、大壁の空どう部の充填材が接触するおそれがある場合を除き、省略することができます。

コンセントボックス設置の注意点

  1. 埋込み位置の調整

    • ボックスの埋込み位置が深すぎて、壁の表面とボックス前面が10mm以上食い違う場合は、壁板の強度が十分な場合を除いて、ボックスに継わくを取り付けるなどして、コンセント取付けわくやフラッシュプレートを直接壁板に押し付けないように施設する必要があります。

壁板への直接取り付けルール

  1. 壁板の厚さ

    • ボックスの使用を省略して大壁の壁板などに直接コンセントを取り付ける場合の壁板は、厚さ3.5mm以上のものが必要です。
  2. 壁板の厚さが3.5mm未満の場合

    • 壁板を支持する間柱や胴縁に沿って取り付けるか、又は補助金具を用いて柱に支持させるなどの措置により堅固に取り付ける必要があります。
  3. 大壁について

    • 大壁については、資料0-5を参照する必要があります。

コンセントの使用電圧区分と接地工事の種類

  1. コンセントの使用電圧区分

    • コンセントは、使用電圧によって300V以下の低圧用のものと、300Vを超える低圧用のものに区分されます。
  2. 接地工事の種類

    • 300V以下の低圧用のコンセントには、D種接地工事が必要です。
    • 300Vを超える低圧用のコンセントには、C種接地工事が必要です。

接地極付きコンセントとは?

接地極付きコンセントとは、漏電時に電気を地面に逃がすための接地極が付いたコンセントのことです。漏電による感電事故を防ぐために、特定の電気機器には接地極付きコンセントの使用が義務付けられています。

接地極付きコンセントが必要な機器

  1. 洗濯機

    • 電気洗濯機用コンセント
  2. 衣類乾燥機

    • 電気衣類乾燥機用コンセント
  3. 電子レンジ

    • 電子レンジ用コンセント
  4. 冷蔵庫

    • 電気冷蔵庫用コンセント
  5. 食器洗い機

    • 電気食器洗い機用コンセント
  6. エアコン

    • 電気冷暖房機用コンセント(電気冷房機用コンセントも含む)
  7. 温水洗浄便座

    • 温水洗浄式便座用コンセント
  8. 電気温水器

    • 電気温水器用コンセント
  9. 自動販売機

    • 自動販売機用コンセント

接地極付きコンセントの設置ルール

  • 上記の電気機器には、接地極付きコンセントを使用する必要があります。
  • 接地極付きコンセントには、接地用端子を備えることが望ましいです。

200Vコンセントの設置ルール

  1. 住宅

    • 住宅に施設する200V用のコンセントには、接地極付きのものを使用する必要があります。
  2. 住宅以外

    • 住宅以外に施設する200V用コンセントには、接地極付きのものを使用することが推奨されます。

特定の場所への接地極付きコンセント設置ルール

  1. 屋外

    • 雨線外に施設するコンセントには、接地極付きコンセントを使用することが推奨されます。
  2. 水回り

    • 台所、厨房、洗面所、及び便所に施設するコンセントには、接地極付きコンセントを使用することが推奨されます。

医療施設

  • 病院、診療所等において、医療用電気機械器具を使用する部屋に施設するコンセントは、接地極付きのものを使用する必要があります。
  • コンセントは、JIS T 1021 (2008) 「医用差込接続器」に適合するものを使用し、JIS T 1022 (2006) 「病院電気設備の安全基準」に基づいて施工するのが望ましいです。

単相3線式100/200V併用コンセント

  1. 接地極付きコンセントの使用

    • 単相3線式分岐回路に用いる100/200V併用コンセントには、接地極付きコンセントを使用することが推奨されます。

住宅用コンセント

  1. 接地極付きコンセントの使用

    • 1項から6項までに規定するコンセント以外のものであって、住宅に施設するコンセントには、接地極付きコンセントを使用することが推奨されます。
  2. 在宅医療用電気機器

    • 在宅医療用に使用される医用電気機器(JIS T 0601-1 (2012) 「医用電気機器 – 第1部:安全に関する一般的要求事項」)については、二重絶縁化(クラスⅡ)されているものが大部分ですが、一部接地の確保が必要(クラスⅠ)となるものがあるため、接地極付きコンセントを施設することが望ましいです。

プラグと電線の接続ルール

  1. 充電部分の露出防止

    • 差込プラグには、充電部分の露出を避けるため、電源側の電線を接続しないようにする必要があります。
    • ただし、適切な構造の外かくを有し、充電部に触れるおそれがないように製作した特殊なもの(器具用プラグ、アイロンプラグなど)を使用する場合は、この限りではありません。
  2. 接地極の使用

    • 差込プラグの1極を電気機械器具の接地用に使用する場合は、接地極付きコンセントに対応するプラグで接地記号(図記号では≒若しくは⊕又は文字記号ではE, G, PE若しくはアースで表示してある。)のある極を使用する必要があります。

3路・4路点滅器の切り替えルール

  1. 同極切り替え

    • 3路点滅器又は4路点滅器を使用して電灯を点滅する場合の切り替えは、同極切り替えに限るものとし、異極切り替えは行ってはいけません。
  2. 異極切り替えの禁止理由

    • 異極切り替えは、点滅器において短絡しやすいからです。

メタルラス等と電気機械器具の絶縁ルール

  1. 電気的絶縁

    • メタルラス張り、ワイヤラス張り又は金属板張りの木造の造営物に電気機械器具などを取り付ける場合は、メタルラス、ワイヤラス又は金属板とこれらの器具の金属製部分とは、電気的に接続しないように施設する必要があります。
  2. 絶縁方法の参考例

    • メタルラス張りなどに施設する電気機械器具の絶縁方法の参考例は、3202-6図に示されています。

まとめ

  • 電球は、周囲の可燃物から離し、雨滴対策を施しましょう。
  • コンセントは、規定に従ってボックスに収納するか、適切な防護措置を施しましょう。

(注)

  • この記事は、電気技術規程・解釈に基づいた一般的な情報提供を目的としています。
  • 実際の設置にあたっては、必ず専門家にご相談ください。
  • 最新の情報については、関連法令をご確認ください。

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