内線規程の解説 PR

内線規程の解釈と解説【099】|出庫表示灯回路の施設

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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より

 

記事のテーマ

出退表示灯回路の施設基準と安全対策について解説する。

出退表示灯回路とは?

出退表示灯回路とは、建物の出入口などに設置され、人の出入りを表示するための回路のことです。

使用電圧

出退表示灯回路に電気を供給するための絶縁変圧器の使用電圧は、一次側電路の対地電圧を300V以下、二次側電路の使用電圧は60V以下とする必要があります。

注釈

出退表示灯回路の施設であっても、その施設が小勢力回路の範囲に属するものは、3560節(小勢力回路の施設)の規定に準じて施設することができます。

電源装置

絶縁変圧器は、以下の各号に適合する必要があります。

1. 絶縁耐力試験の重要性

  • 絶縁変圧器は、電気回路の安全性を確保するために、絶縁耐力試験に合格する必要があります。
  • 試験では、巻線と他の巻線、鉄心、外箱との間に規定の電圧を1分間加え、絶縁性能を確認します。
  • 定格電圧が150V以下の場合は交流1,500V、150Vを超える場合は交流2,000Vの試験電圧をかけます。
  • この試験に合格することで、漏電や短絡による事故を防ぎ、電気機器の安全な動作を保証します。

2. 過電流遮断器の設置義務

  • 絶縁変圧器の二次側電路には、過電流遮断器を設置することが法律で義務付けられています。
  • 過電流遮断器は、過電流が発生した際に回路を遮断し、絶縁変圧器や電気機器を保護します。
  • 設置場所は、絶縁変圧器に近接した箇所が推奨されます。

 

配線

出退表示灯回路の配線に関する重要なポイントを、分かりやすく丁寧にまとめました。これらの情報を参考に、安全で確実な配線を行いましょう。

1. 屋内造営材への取り付け

出退表示灯回路の電線を屋内の造営材に取り付ける場合は、以下の点に注意する必要があります。

電線の種類と太さ:

直径0.8mmの軟銅線と同等以上の強さ及び太さのコード、キャブタイヤケーブル、ケーブル、絶縁電線、または直径0.65mmの軟鋼線と同等以上の強さ及び太さの通信用ケーブルを使用します。

電線の収容:

キャブタイヤケーブルまたはケーブル以外は、金属管、合成樹脂管、金属質可とう電線管、金属線ぴ、合成樹脂線ぴ、フロアダクト、または金属ダクトに収めて施設する必要があります。

2. その他の配線方法

地中への施設:

3560-3(小勢力回路の配線)2項の規定に準じて施設します。

地上への施設:

3560-3(小勢力回路の配線)3項の規定に準じて施設します。

架空への施設:

3560-3(小勢力回路の配線)4項の規定に準じて施設します。

移動電線:

3560-3(小勢力回路の配線)5項の規定に準じて施設します。

特殊場所への施設

出退表示灯回路を3編4章(特殊場所)に規定する場所(湿気の多い場所及び水気のある場所並びに興行場を除く。)に施設する場合は、3560-5(特殊場所の施設)の規定に準じて施設する必要があります。


(キーワード)

出退表示灯回路、施設基準、電気工事、安全対策