出典:内線規程(JEAC8001-2022)より

電圧降下は、電線が長い・細い・電流が大きいほど大きくなります。押さえるポイントは 「電圧降下とは(許容の目安)/略算式で計算」 の2つです。

電圧降下は電線が長い細い電流が大きいほど大きくなり許容は基本2%以下、略算式はe=K×こう長×電流÷(1000×断面積)という2ポイントの図解

⚡ 先に結論だけ言うと

要点は2つ。①電圧降下とは=こう長・電流が大きく電線が細いほど先端の電圧が下がる。許容の目安は 基本2%以下(構内変圧器供給は3%以下)、60m超は緩和②略算式e=K×こう長×電流÷(1000×断面積)。係数Kは配線方式で変わる。

見習いペン太
見習いペン太
同じ長さ・同じ電流でも、配線方式で電圧降下って変わるんですか?
はりた
はりた
変わるよ。略算式の係数Kが方式ごとに違うんだ。単相2線は35.6、三相3線は30.8、単相3線・三相4線の対中性線は17.8。まずは方式を確認してから式に当てはめるのがコツだね。

① 電圧降下とは(許容の目安)

  • 電圧降下=電線の抵抗により、負荷側で電圧が下がる現象
  • こう長が長い・電線が細い・電流が大きいほど大きくなる
  • 許容の目安:基本2%以下(構内変圧器から供給なら3%以下)。こう長60m超では条件により緩和

② 略算式で計算してみよう

電圧降下の略算式e=K×L×I÷(1000×A)と、配線方式別の係数K(単相2線35.6・単相3線/三相4線17.8・三相3線30.8)を示す図解

配線方式・こう長・電流・断面積を入れると、電圧降下と降下率を概算できます。

🧮 電圧降下 かんたん計算ツール(略算式)

配線方式・こう長・電流・電線断面積を入れると、電圧降下を概算できます。

配線方式:

こう長L(m): / 電流I(A): / 断面積A(mm2):

基準電圧V(例 100 / 200):

電圧降下: / 降下率:

※ 略算式による概算です。実設計では内線規程の最新版・資料で確認してください。

ここがポイント|係数Kと許容値
電圧降下は配線方式の 係数K(単相2線35.6/単相3線・三相4線17.8/三相3線30.8)で変わる。許容値の目安は 基本2%以下(構内変圧器供給なら3%以下)、こう長60m超は緩和。電線サイズ・こう長・電流のバランスで設計します。

よくある質問(FAQ)

Q. 電圧降下はどうやって概算するの?

A. 内線規程の略算式では、電圧降下e(V)=K×こう長L(m)×電流I(A)÷(1000×断面積A(mm2))で求めます。係数Kは配線方式で異なり、単相2線式35.6、単相3線式・三相4線式(対中性線)17.8、三相3線式30.8が目安です。

Q. 電圧降下を小さくするにはどうすればいい?

A. 電線を太くする(断面積Aを大きくする)、こう長Lを短くする、電流Iを下げる(負荷の分散や電圧の格上げ)といった方法が有効です。

Q. 許容できる電圧降下の目安は?

A. 一般には幹線・分岐合計で2%以下(構内変圧器から供給する場合は3%以下)が基本です。こう長が60mを超える場合は条件に応じて緩和されます。