内線規程の解釈と解説【003】|電圧降下
出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
電圧降下は、電線が長い・細い・電流が大きいほど大きくなります。押さえるポイントは 「電圧降下とは(許容の目安)/略算式で計算」 の2つです。

要点は2つ。①電圧降下とは=こう長・電流が大きく電線が細いほど先端の電圧が下がる。許容の目安は 基本2%以下(構内変圧器供給は3%以下)、60m超は緩和。②略算式=e=K×こう長×電流÷(1000×断面積)。係数Kは配線方式で変わる。
① 電圧降下とは(許容の目安)
- 電圧降下=電線の抵抗により、負荷側で電圧が下がる現象
- こう長が長い・電線が細い・電流が大きいほど大きくなる
- 許容の目安:基本2%以下(構内変圧器から供給なら3%以下)。こう長60m超では条件により緩和
② 略算式で計算してみよう

配線方式・こう長・電流・断面積を入れると、電圧降下と降下率を概算できます。
よくある質問(FAQ)
Q. 電圧降下はどうやって概算するの?
A. 内線規程の略算式では、電圧降下e(V)=K×こう長L(m)×電流I(A)÷(1000×断面積A(mm2))で求めます。係数Kは配線方式で異なり、単相2線式35.6、単相3線式・三相4線式(対中性線)17.8、三相3線式30.8が目安です。
Q. 電圧降下を小さくするにはどうすればいい?
A. 電線を太くする(断面積Aを大きくする)、こう長Lを短くする、電流Iを下げる(負荷の分散や電圧の格上げ)といった方法が有効です。
Q. 許容できる電圧降下の目安は?
A. 一般には幹線・分岐合計で2%以下(構内変圧器から供給する場合は3%以下)が基本です。こう長が60mを超える場合は条件に応じて緩和されます。







