内線規程の解説 PR

内線規程の解釈と解説【028】|屋内に施設する電線路

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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より

屋内に施設する低圧電線路とは?

屋内に施設する低圧電線路とは、建物内に設置される低圧の電線路のことです。

屋内に施設する低圧電線路の設置条件

屋内に施設する低圧電線路は、2300-2(高圧屋側電線路の施設)1項の規定に準じて施設することができます。

屋内に施設する低圧電線路の設置ルール

屋内に施設する低圧電線路は、以下のルールに従って設置する必要があります。

  1. 3編1章(低圧配線方法)の規定による低圧屋内配線に準じて施設すること

    • ただし、金属線ぴ配線、ライティングダクト配線、平形保護層配線は除きます。
  2. 以下の規定に準じて施設すること

    • 3605節(配線設計)
    • 3705節(配線設計)
    • 3425節(腐食性ガスなどのある場所)

図の解説

  • 2320-1図:屋内に施設する電線路

    • A棟、B棟、C棟に電力を供給する電線路が示されています。
    • 受電室から変電室を経由して各棟に電力が供給される構成です。
    • 15A以下の電線路と300V以下の電線路が示されています。

安全な電気環境のために

屋内に施設する低圧電線路は、安全性を確保するために、様々なルールが定められています。電気工事の専門家にご相談いただき、適切な設置を行いましょう。

屋内に施設する高圧電線路の設置ルール

屋内に施設する高圧電線路は、以下のルールに従って設置する必要があります。

  1. 3810節(配線)の規定に準じて施設すること

  2. 以下の規定に準じて施設すること

    • 3102-8(メタルラス張りなどとの絶縁)
    • 3425節(腐食性ガスなどのある場所)

特殊場所の施設制限

屋内に施設する電線路は、以下の場所には施設してはいけません。

  • 腐食性ガスなどがある場所
  • 湿気の多い場所または水気のある場所
  • 興行場

(注)

  • この記事は、電気技術規程・解釈に基づいた一般的な情報提供を目的としています。
  • 実際の設置にあたっては、必ず専門家にご相談ください。
  • 最新の情報については、関連法令をご確認ください。

(キーワード)

屋内に施設する低圧電線路、電気工事、電気技術規程、安全、設置ルール、低圧屋内配線、配線設計、腐食性ガス


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