内線規程の解説 PR

内線規程の解釈と解説【088】|電極式温泉昇温器の施設

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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より

記事のテーマ

電極式温泉湯沸器の施設基準と安全対策について解説する。

電極式温泉湯沸器とは?

電極式温泉湯沸器とは、温泉水を電気で加熱する装置のことです。

使用電圧

  • 電極式温泉湯沸器の使用電圧は、300V以下とする必要があります。

電源装置

  1. 絶縁変圧器の使用
    • 電極式温泉湯沸器の電源装置は、絶縁変圧器を使用する必要があります。
    • その施設は、使用電圧が300V以下の低圧用のものにあっては、電極に電気を供給する装置を自動的に遮断する装置を施設する場合に限り、直流電源装置を使用することができます。
    • この場合、使用電圧は300V以下とする必要があります。
  2. ポンプの施設
    • 電極式温泉湯沸器は、浴槽水及びこれに接続する給水ポンプに供給する電路を、同一の機械器具に接続してはいけません。
  3. 絶縁変圧器の試験
    • 絶縁変圧器は、交流2,000Vの試験電圧を1分間と巻線と鉄心、鉄心及び鉄心相互の間において1分間加えて絶縁耐力を試験したとき、これに耐えるものである必要があります。

昇温器の施設

  1. 昇温器の施設
    • 昇温器の温泉水流入側及び流出口には、遮へい装置を設ける必要があります。
    • この場合において、遮へい装置は、人が容易に触れるおそれがないように施設する必要があります。
  2. 遮へい装置の施設
    • 遮へい装置は、浴槽の底面から水平距離1.5m以上とする必要があります。
    • 遮へい装置とこれに接続する水管、浴槽の底面から水平距離1.5mまでの部分は、堅ろうな絶縁性のある耐水性の物で製作する必要があります。
    • 遮へい装置は、人が容易に触れるおそれがないように施設する必要があります。
  3. 昇温器に附属する給水ポンプ
    • 昇温器に附属する給水ポンプは、昇温器と連動しない電源上の電路に施設する必要があります。
    • ただし、その給水ポンプは、接地工事を施す場合は、この限りではありません。
  4. 昇温器の故障
    • 昇温器の故障により、温泉水の温度が著しく上昇した場合に、自動的に遮断装置が作動する構造とする必要があります。

開閉器及び過電流遮断器

  • 電極式温泉湯沸器に電気を供給する電路にあっては、多線式電路の中性極を除く各極に施設する必要があります。
  • ただし、過電流遮断器が開閉機能を有するものである場合は、過電流遮断器のみとすることができます。

接地

  1. 電極式温泉湯沸器の施設
    • 電極式温泉湯沸器の金属製外箱及び電線を収める金属管には、D種接地工事を施す必要があります。
  2. 電線管の施設
    • 電線管には、直径2.6mm以上の銅線を使用して接地工事を施す必要があります。
    • 接地線は、直径2.6mm以上の軟銅より線又はこれと同等以上の絶縁効力及び強さを有するものである必要があります。
  3. 絶縁耐力
    • 交流の実効値と大地との間の電位容量を3V/cm以下とする必要があります。

まとめ

  • 電極式温泉湯沸器の施設には、使用電圧、電源装置、昇温器の施設、開閉器・過電流遮断器、接地など、様々な安全対策が必要
  • 各項目について、規定の条件を満たすように施設する
  • 安全な施設のため、専門家への相談を推奨

(キーワード)

電極式温泉湯沸器、施設基準、電気工事、安全対策