内線規程の解説 PR

内線規程の解釈と解説【103】|電気めっき槽の施設

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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より

 

記事のテーマ

電気めっき槽の施設基準と安全対策について解説する。

電気めっき槽とは?

電気めっき槽とは、電気分解を利用して金属の薄膜を他の金属や非金属の表面に被覆する装置のことです。

電源装置の施設基準

電気めっき槽などに電気を供給するための電源装置は、以下の各号により施設する必要があります。

絶縁変圧器の使用

変圧器には、絶縁変圧器を使用する必要があります。

専用電源装置の使用

電源装置は、他の用途と共用してはいけません。

一次側電路の施設

一次側電路には、専用の開閉器及び過電流遮断器を各極(過電流遮断器にあっては、多線式電路の中性極を除く。)に施設する必要があります。

ただし、過電流遮断器が開閉機能を有するものである場合は、過電流遮断器のみとすることができます。

注釈

電源装置及び配電盤は、なるべく電気めっき槽などから離れた乾燥した場所、又は電気めっき槽などから隔離した室内に施設するのが望ましいです。

二次側配線の施設基準

3571-1(電源装置)に規定する電源装置から電気めっき槽などに至る二次側配線は、以下の各号により施設する必要があります。

電線の種類

電線は、めっき槽の種類に応じ、絶縁電線、キャブタイヤケーブル又はケーブルのいずれかを使用する必要があります。

ただし、取扱者以外の者が容易に触れるおそれがないように施設する場合は、裸導体を使用することができます。

腐食性ガスなどがある場所への施設

二次側配線は、3425節(腐食性ガスなどがある場所)の規定に準じて施設する必要があります。

接地

電気めっき槽の接地工事の重要性

電気めっき槽は、電気を使用して金属の表面に別の金属を付着させる装置です。金属製の容器を使用する場合、漏電が発生すると感電や火災の危険性があるため、適切な接地工事が不可欠です。

接地工事の種類

  • D種接地工事:
    • 300V以下の低圧で使用する場合に必要です。
  • C種接地工事:
    • 300Vを超える低圧で使用する場合に必要です。

接地工事の例外

槽内に冷却用または加熱用の金属製水管などが設置されており、以下の条件を満たす場合は、接地工事を省略できます。

  • 金属製水管などが確実な電気導体を経て大地に接続されていること。
  • 接地抵抗が100Ω(300Vを超える低圧の場合は10Ω)以下に保たれていること。

(キーワード)

電気めっき槽、施設基準、電気工事、安全対策