内線規程の解説 PR

内線規程の解釈と解説【058】|1,000Vを超える放電灯

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

出典(内線規程(JEAC8001-2022))より

記事のテーマ

電気設備の安全性を確保するための、1,000Vを超える放電灯施設に関するルールについて解説する。

1,000Vを超える放電灯とは?

1,000Vを超える放電灯とは、ネオン放電灯を除く、管灯回路の使用電圧が1,000Vを超える放電灯のことです。水銀灯やナトリウム灯などが該当します。

1,000Vを超える放電灯施設ルール

  1. 適用範囲

    • この節の規定は、管灯回路の使用電圧が1,000Vを超える放電灯(ネオン放電灯を除く。)を施設する場合に適用されます。
  2. 屋内施設

    • 前項の放電灯を屋内に施設する場合は、以下のいずれかによる必要があります。
      • ① 機械器具内に施設すること。
      • ② 放電管に接触防護措置を施すこと。
  3. 屋内電路の対地電圧

    • 1項の放電灯を屋内に施設する場合、放電灯に電気を供給する屋内電路の対地電圧は150V以下とする必要があります。
    • ただし、住宅以外の場所において、以下の各号により放電灯を施設する場合は、300V以下とすることができます。
      • ① 放電灯及びこれに附属する電線は、接触防護措置を施すこと。
      • ② 放電灯用安定器は、屋内配線と直接接続して施設すること。
  4. 屋側・屋外施設

    • 1項の放電灯を屋側又は屋外に施設する場合、放電灯に供給する電路の使用電圧は、低圧又は高圧である必要があります。
  5. 管灯回路の使用電圧

    • 1項の放電灯の管灯回路の使用電圧は、高圧である必要があります。
  6. 開閉器及び過電流遮断器

    • 放電灯に電気を供給する電路には、専用の開閉器及び過電流遮断器を各極(過電流遮断器にあっては、多線式電路の中性極を除く。)に施設する必要があります。
    • ただし、過電流遮断器が開閉機能を有するものである場合は、過電流遮断器のみとすることができます。
  7. 放電灯用変圧器

    • 放電灯用変圧器は、以下の各号により施設する必要があります。
      • ① 堅ろうな耐火性の外箱に収められた絶縁変圧器を使用すること。
      • ② 雨線外に施設する場合は、屋外形のものを使用すること。
      • ③ 露出場所又は点検できる隠ぺい場所に施設すること。
    • 本条でいう放電灯用変圧器は、解釈第185条第4項第一号に適合する絶縁変圧器をいいます。

屋側又は屋外に施設する放電管の施設ルール

  1. 放電灯用電灯器具の使用

    • 屋側又は屋外に施設する放電管は、金属製の堅ろうな放電灯用電灯器具に収める必要があります。
    • 放電灯用電灯器具は、以下の各号により施設する必要があります。
      • ① 地表上4.5m以上の高さで造営材に堅ろうに取り付けること。
      • ② 他の工作物(架空電線を除く。)又は植物との離隔距離は、60cm以上とすること。
      • ③ 施設場所に応じ、雨水などの浸入を防止する構造のものを使用するか、又は、適切な防水装置を施すこと。
    • 放電灯用電灯器具は、防湿形、防雨形、防まつ形、防浸形など、施設場所に応じた保護構造のものを選定する必要があります。

屋側又は屋外に施設する放電灯の施設ルール

  1. 屋外形の使用

    • 屋側又は屋外に施設する放電灯は、屋外形のものを使用する必要があります。
    • ただし、雨線内で使用する場合又は適切な防水箱などに収めて使用する場合は、この限りではありません。

接地ルール

  1. A種接地工事

    • 放電灯用変圧器を収める金属製の外箱及び電灯器具には、A種接地工事を施す必要があります。
    • ただし、木柱その他これに類するものに取り付ける場合には、D種接地工事とすることができます。

まとめ

  • 1,000Vを超える放電灯の配線には、ケーブルを使用し、規定に従って施設しましょう。
  • 屋外に施設する放電管は、放電灯用電灯器具に収め、適切な高さと離隔距離を確保しましょう。
  • 屋外に施設する放電灯は、屋外形のものを使用しましょう。
  • 放電灯用変圧器の金属製外箱及び電灯器具には、A種接地工事を施しましょう。
  • 安全な電気環境のために、電気工事の専門家にご相談ください。

(注)

  • この記事は、電気技術規程・解釈に基づいた一般的な情報提供を目的としています。
  • 実際の設置にあたっては、必ず専門家にご相談ください。
  • 最新の情報については、関連法令をご確認ください。

この記事を読んだあなたにおすすめの記事

  • 電気工事の費用を安く抑えるコツ
  • 安全な電気の使い方
  • 電気工事の資格について

(キーワード)

放電灯、施設、1,000V、高圧、ケーブル、屋外形、A種接地工事、D種接地工事、電線管、電気工事、電気技術規程、安全

安全な電気環境のために

1,000Vを超える放電灯施設は、安全性を確保するために非常に重要です。電気工事の専門家にご相談いただき、適切な方法で施工しましょう。

まとめ

  • 1,000Vを超える放電灯は、屋内施設と屋外施設で施設方法が異なります。
  • 屋内施設の場合は、機械器具内への施設や接触防護措置が必要です。
  • 屋外施設の場合は、低圧または高圧の電路を使用し、管灯回路は高圧とします。
  • 開閉器や過電流遮断器、放電灯用変圧器は、規定に従って施設する必要があります。

(注)

  • この記事は、電気技術規程・解釈に基づいた一般的な情報提供を目的としています。
  • 実際の設置にあたっては、必ず専門家にご相談ください。
  • 最新の情報については、関連法令をご確認ください。

(キーワード)

放電灯、施設、1,000V、高圧、低圧、開閉器、過電流遮断器、変圧器、絶縁変圧器、電線管、電気工事、電気技術規程、安全