スポンサーリンク
出典(内線規程(JEAC8001-2022))より
contents
スポンサーリンク
記事のテーマ
架空電飾設置における電気工事の安全性を確保するためのルールについて解説する。
架空電飾とは?
架空電飾とは、屋外に設置されるイルミネーションなどの電飾のことです。
対地電圧のルール
-
150V以下が原則
- 架空電飾に電気を供給する電路の対地電圧は、150V以下とする必要があります。
施設制限のルール
-
需要場所の構内かつ露出した場所に施設
- 架空電飾は、需要場所の構内であって、かつ、露出した場所に施設する必要があります。
メッセンジャーワイヤ施設のルール
-
造営材に沿わない場合の施設
- 電線を造営材に沿わないで施設する場合は、メッセンジャーワイヤにちょう架し、以下の各号により施設する必要があります。
- a. ちょう架は、ハンガーによることとし、かつ、電線に適合する絶縁ハンガーを使用する必要があります。
- b. 電線の支持点間の距離は、50cm以下とする必要があります。
- c. 電線は、被覆を損傷しないように施設することとし、かつ、張力を加えないように施設する必要があります。
- 電線を造営材に沿わないで施設する場合は、メッセンジャーワイヤにちょう架し、以下の各号により施設する必要があります。
-
メッセンジャーワイヤの強度
- メッセンジャーワイヤは、断面積が22mm²以上の鋼より線又はこれと同等以上の強度を有するものを使用し、かつ、電線及び架空電飾用器具の重量に十分耐えるものである必要があります。
- ただし、メッセンジャーワイヤの支持物の径間が15m以下である場合は、直径4mm以上の亜鉛めっき鉄線を使用することができます。
-
メッセンジャーワイヤの支持物径間
- メッセンジャーワイヤの支持物の径間は、30m以下とする必要があります。
- ただし、メッセンジャーワイヤ及び支持物がその施設にかかる最大荷重に対して十分な機械的強度を有する場合は、この限りではありません。
- 最大荷重の構成要素としては、当該施設のメッセンジャーワイヤ、電線及び架空電飾用器具の重量並びに風圧荷重があります。
- 風圧荷重の計算方法については、電気技術規程「配電規程」を参照してください。
-
メッセンジャーワイヤの接地
- メッセンジャーワイヤには、D種接地工事を施す必要があります。
- 玉がいしにより絶縁する場合には、電線又は架空電飾の施設をちょう架しているメッセンジャーワイヤに接地工事を施せばよいです。
- メッセンジャーワイヤには、D種接地工事を施す必要があります。
-
造営材への引き留め
- メタルラス張り、ワイヤラス張り又は金属板張りの造営材にメッセンジャーワイヤを引き留める場合は、玉がいしなどで絶縁することとし、かつ、当該造営材と玉がいしとの間のメッセンジャーワイヤなどには電線又は架空電飾の施設をちょう架しない必要があります。
-
電線相互の接続
- 電線相互の接続は、電線の接続の規定によるほか、接続部分に張力が加わらないように接続し、かつ、次による必要があります。
接続のルール
-
異極間距離
- 接続点は、異極間を5cm以上離して接続する必要があります。
-
防水処理
- 接続部分で雨がかかるおそれがある場所又は水気のある場所などに施設するものにあっては、有効な防水処理を施す必要があります。
架空電飾用器具のルール
-
張力防止
- 架空電飾用器具は、器具と電線の接続部分に張力が加わらないように施設する必要があります。
-
器具の防水性能
- 器具は、線付き防水ソケット以上の防水性能を有するものである必要があります。
-
器具に附属する電線
- 器具に附属する電線は、電球線又は移動電線の規定によるほか、なるべく短くする必要があります。
配線のルール
-
分岐開閉器及び過電流遮断器
- 配線の分岐開閉器及び過電流遮断器は、定格電流が15A又は20A(配線用遮断器に限る。)以下のものとし、かつ、屋内配線用のものと兼用してはいけません。
- ただし、屋内配線の分岐点以降の配線の長さが8cm以下の場合のみ、兼用することができます。
-
配線の長さ
- 配線の長さは、分岐開閉器から最終架空電飾用器具までを100m以下とする必要があります。
-
開閉器などの防水対策
- 雨のかかるおそれのある場所などに施設する開閉器、過電流遮断器及びその他の器具は、施設場所に応じ、雨水などの浸入を防止する構造のものを使用するか、又は防水箱内に収める必要があります。
- 開閉器などは、防湿形、防雨形、防まつ形、防浸形など、施設場所に応じた保護構造のものを選定する必要があります。
架空電飾用電線・メッセンジャーワイヤ・器具の高さルール
-
屋内施設
- 屋内に施設する場合は、床面上2.3m以上とする必要があります。
-
屋側施設
- 屋側に施設する場合は、地表上2.5m以上とする必要があります。
-
屋外施設
- 屋外に施設する場合は、地表上2.5m以上とし、かつ、交通に支障のないように施設する必要があります。
漏電遮断器のルール
-
漏電遮断器の施設
- 架空電飾に電気を供給する電路には、漏電遮断器を施設する必要があります。
まとめ
- 対地電圧は、150V以下にしましょう。
- 架空電飾は、需要場所の構内かつ露出した場所に施設しましょう。
(キーワード)
架空電飾、対地電圧、施設制限、電気工事、電気技術規程、安全
スポンサーリンク
スポンサーリンク