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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より
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記事のテーマ
腐食性ガス・溶液がある場所での電気配線に関する安全基準と対策について解説する。
腐食性ガス・溶液がある場所での配線の重要性
腐食性ガスや溶液は、電気設備の絶縁性能を低下させたり、金属部分を腐食させたりすることで、漏電や火災のリスクを高めます。そのため、適切な配線方法と材料の選定が非常に重要です。
配線方法の基本
腐食性ガスや溶液の種類に応じて、以下のいずれかの方法で配線する必要があります。
- がいし引き配線
- 金属管配線
- 合成樹脂管配線(厚さ2mm未満の合成樹脂製電線管及びCD管を除く)
- 金属製可とう電線管配線(二種金属製可とう電線管を使用するものに限る)
- ケーブル配線
- キャブタイヤケーブル配線
がいし引き配線の場合の注意点
- 簡易接触防護措置を施し、露出場所に限って施設する必要があります。
- 電線は、絶縁電線(DV電線及びDE電線を除く)または同等以上の絶縁効力のあるものを使用します。
- ただし、電線の絶縁物が害される場所では、裸電線を使用できます。
- この場合、床上2.5m以上の高さに施設するか、さくを設けるなど、取扱者以外の者が立ち入れないようにする必要があります。
- 電線の被覆が腐食するのを防ぐため、または絶縁低下を防ぐために、絶縁性防食塗料を施しても問題ありません。
- 電線は、3105-8(配線方法)の規定に準じて施設する必要があります。
- 裸電線を使用する場合は、電線と造営材との距離を4.5cm以上離す必要があります。
金属管配線・金属製可とう電線管配線の場合の注意点
- 電線管または二種金属製可とう電線管及びその附属品は、防食塗料を施し、内部に腐食性ガスや溶液が浸入しないように施設する必要があります。
合成樹脂管配線の場合の注意点
- 管相互または管と附属品との接合部を気密とし、内部に腐食性ガスや溶液が浸入しないように施設する必要があります。
ケーブル配線・キャブタイヤケーブル配線の場合の注意点
- 腐食性ガスや溶液によって外装が侵されないように、予防方法を施す必要があります。
- ケーブルまたはキャブタイヤケーブルは、腐食性ガスや溶液の種類に応じて、外装が侵されないものを選ぶ必要があります。(資料3-1-13参照)
腐食性ガス・溶液がある場所での電気設備の重要性
腐食性ガスや溶液は、電気設備の絶縁性能を低下させたり、金属部分を腐食させたりすることで、漏電や火災のリスクを高めます。そのため、適切な器具選定、接続方法、接地工事などが非常に重要です。
器具と配線の接続
- 腐食性ガスなどがある場所に施設する器具と配線との接続は、3435-3(器具と配線との接続)の規定に準じて施設する必要があります。
電気機械器具
-
開閉器、コンセント、過電流遮断器
- 原則として施設しないようにしましょう。
- やむを得ず施設する場合は、内部に腐食性ガスや溶液が浸入しない構造のものを使用し、金属製外箱その他の金属部分やねじ、ボルトなどには、防食塗料を施すか、他の予防方法を施す必要があります。
-
電灯
- ねじ込みグローブなどを備え、内部に腐食性ガスや溶液の浸入を防止した器具を使用しましょう。
- 腐食性ガスや溶液の種類によっては、線付き防水ソケットを使用できます。
- 配線との接続方法は、3435-3(器具と配線との接続)の規定に従いましょう。
- (防水ソケットは、容易に取り替えられるように施設するのが望ましいです。)
- 器具の表面の金属製部分には、防食塗料を施しましょう。
-
電動機その他の電力装置
- 内部に腐食性ガスや溶液が浸入するおそれがない構造のものを使用し、表面に防食塗料を施すか、他の予防方法を施す必要があります。
接地工事
- 機械器具の鉄台、金属製外箱及び鉄わくなどは、1350-2(機械器具の金属製外箱などの接地)の規定に準じて接地工事を施す必要があります。
まとめ
- 腐食性ガス・溶液の種類に応じて適切な配線方法を選ぶ
- 各配線方法における注意点を守り、安全対策を徹底する
- 安全な作業のため、専門家への相談を推奨
(キーワード)
腐食性ガス、腐食性溶液、配線、がいし引き配線、金属管配線、合成樹脂管配線、ケーブル配線、キャブタイヤケーブル配線、電気工事、安全基準
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