内線規程の解説 PR

内線規程の解釈と解説【107】|電線異常温度

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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より

記事のテーマ

電線異常温度検知装置の施設の安全基準と注意点について解説する。

電線異常温度検知装置とは?

電線異常温度検知装置とは、電線の異常温度を早期に検知し、警報を発する装置のことです。

適用範囲

本節は、電線の異常温度を早期に検知し、警報する電線異常温度検知装置(検知線が電線と接触するものに限る。)を施設する場合に適用します。

使用電圧

電線異常温度検知装置に電気を供給する電路

電線異常温度検知装置に電気を供給する電路の使用電圧は、低圧とします。

検知線に電気を供給する場合

検知線に電気を供給する場合の使用電圧は、30V以下とします。

施設方法

高圧又は特別高圧の電線に施設する場合

高圧若しくは特別高圧の電線に施設する検知線又は当該検知線に電気を供給する電線と警報装置との接続箇所には、交流300V以下で動作する継電器又はこれに準じるものを施設する必要があります。

検知線の規格

検知線は、3586-4(検知線の規格)に適合するものを使用する必要があります。

損傷を受けるおそれがある場所

損傷を受けるおそれがある場所に施設する検知線及び検知線に電気を供給する電線には、適当な防護措置を施す必要があります。

電線の異常温度を有効に検知できる施設

検知線は、電線の異常温度を有効に検知できるように施設する必要があります。

施設場所を移動しない支持

検知線は、施設場所を移動しないように適当に支持する必要があります。

 

検知線の規格

検知線の基本要件

導体の材質:

導体は、均一な金属組織である必要があります。これにより、安定した電気伝導性を確保します。

導体と外装の品質:

材料は、特定の引張強さと伸びの試験基準(電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈別表第一附表第十四)を満たす合成樹脂混合物である必要があります。

常温および加熱後の引張強さと伸びの残率は、定められた基準値以上である必要があります。これにより、耐久性と安全性を確保します。

外装の厚さ:

外装の厚さは、0.1mm以上である必要があります。これにより、絶縁性と保護性能を確保します。

絶縁耐力:

完成品は、清水中で1時間浸した後、導体間および導体と大地間に500Vの交流電圧を1分間加えても、絶縁破壊を起こさない必要があります。これにより、漏電のリスクを排除し、安全性を確保します。

接地

高圧又は特別高圧の電線に施設する検知線

高圧若しくは特別高圧の電線に施設する検知線又は当該検知線に電気を供給する電線と警報装置との接続箇所に施設する交流300V以下で動作する継電器又はこれに準じるものには、A種接地工事を施す必要があります。

検知線に接続する端子箱、警報装置の金属部分

検知線に接続する端子箱、警報装置の金属部分には、D種接地工事を施す必要があります。


(キーワード)

電線異常温度検知装置、施設基準、電気工事、安全対策