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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より
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🔋停電に備える!予備電源施設の安全ルールとは?
見習いペン太
停電のときに活躍する予備電源って、どうやって設置するの?何かルールあるの?
はりた
もちろんあるよ!予備電源は非常時の命綱。だからこそ、しっかりした基準に沿って設置しないといけないんだ。
✅ 予備電源施設とは?
停電時に非常用として電気を供給する設備。
自家発電機や蓄電池、切替開閉器などが含まれます。
📌重要ポイント:
-
非常用予備電源は「常用電源」と電気的に接続しないように設置すること!
-
これは需要場所以外からの常用供給と切り離すための基本ルールです。
🔌 低圧発電機の設置ルール
【設置が必要な機器】
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開閉器
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過電流遮断器
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電圧計・電流計(※発電機の近くで開閉しやすい場所に)
【接地工事】
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鉄台、金属外箱、鉄枠などは1350-2の規定により接地が必要。
⚡ 高圧発電機の場合の注意点
【計器の設置方法】
-
各極に開閉器+過電流遮断器
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電圧計:各相を読めること
-
電流計:中性線を除く各極を読めること
【接地】
-
鉄枠・外箱などは接地必須(1350-2)
🔋 蓄電池を予備電源に使うとき
【基本設備】
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開閉器と過電流遮断器が必要
※過電流遮断器に開閉機能があれば単独でもOK
【絶縁台】
-
開放形蓄電池は、磁器・ガラスなどのがいしで支持し、腐食に強い絶縁台に設置
※16V以下の蓄電池は除外
📌電圧の算出方法
蓄電池の種類 | 単位電圧 |
---|---|
鉛蓄電池 | 2V/セル |
アルカリ蓄電池 | 1.2V/セル |
🔀 電源切替のルール
【切替開閉器の設置】
-
常時電源と予備電源で負荷が共通な場合は、切替開閉器を電源側に設置
【逆流防止】
-
予備電源が常時線路に逆流しないように構成するのが原則
⚠️注記
直流と交流が切り替わるような場合、電圧の違いで機器が壊れる可能性があるから要注意!
🏗️ 設備の据え付けと耐震性
-
発電機や蓄電池は、造営材や基礎にしっかり固定すること(推奨)
-
固定方法は、**建築電気設備工事標準仕様書(建設業連合会発行)**を参考に!
見習いペン太
予備電源って、ただ置くだけじゃダメなんだね〜。ちゃんとした取り付けと接地が大事なんだなぁ…
はりた
そう!**“いざという時にちゃんと動く”**ことが何より大事。ルールを守って、安全・確実な設備にしよう!
✏️まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
非常用電源 | 常用電源と電気的に分離すること |
低圧/高圧発電機 | 計器類と過電流遮断器・接地が必要 |
蓄電池 | 絶縁支持+開閉器等の整備が必要 |
切替開閉器 | 電源切替時は逆流防止が必須 |
据付固定 | 耐震固定は“推奨”でも実質必須 |
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