内線規程の解説 PR

内線規程の解釈と解説【119】|高圧電動機

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出典(内線規程(JEAC8001-2022))より

3815節の概要

3815節は、高圧電動機の施設方法について規定しています。感電や火災などの事故を防止するため、以下の項目について詳細に解説していきます。

操作用配電盤

1. 操作用配電盤の安全な設置

  • 取扱者以外の操作防止:
    • 配電盤は、関係者以外の人が簡単に操作できない場所に設置する必要があります。これにより、誤操作による事故を防ぎます。
  • 環境への配慮:
    • ガスや蒸気が発生する場所、粉じんが多い場所、湿気や水気のある場所では、防爆、防じん、防湿形の配電盤を使用する必要があります。これにより、電気機器の故障や事故を防ぎます。

2. 操作用配電盤の設置場所

  • 電動機ごとの設置:
    • 各電動機ごとに操作用配電盤を設置することが推奨されます。これにより、電動機の管理や操作が容易になり、安全性が向上します。

3. 過電流遮断器の設置

  • 過電流保護:
    • 操作用配電盤には、過電流遮断器を設置する必要があります。これにより、過電流による電気機器の損傷や火災を防ぎます。

 

電動機の過負荷保護装置の施設

高圧電動機には、焼損防止に有効な過負荷保護装置又は温度検出による焼損防止装置を施設する必要があります。

 

電線の太さ及び容量

高圧電動機を施設する場合の電線の太さ及び電流計の容量は、3815-1表によります。

高圧電動機の特性については、資料3-8-1を参照してください。

 

高圧電動機施設に関する注意点

高圧電動機施設は、感電や火災などの重大な事故につながる可能性があります。

適切な施設方法を遵守し、安全対策を徹底する必要があります。

3815-4条の概要

3815-4条は、個々の負荷に高圧進相用コンデンサを施設する場合の施設方法について規定しています。力率改善による電力損失の低減や電圧安定化を目的として、以下の項目について詳細に解説していきます。

高圧進相用コンデンサの施設方法

1. 力率維持の重要性

  • 力率が低いと、電気設備の効率が低下し、電力損失が増加します。
  • 力率を高く維持することで、電気料金の削減や設備効率の向上につながります。

2. 高圧進相用コンデンサの設置

  • 個々の負荷に高圧進相用コンデンサを設置することが推奨されます。
  • 設置にあたっては、一般社団法人 日本電気協会制定の電気技術規程、JEAC 8011(2014)「高圧受電設備規程」1150-9(進相コンデンサ及び直列リアクトル)に準拠する必要があります。

3. コンデンサ設置の注意点

  • コンデンサ容量は、負荷の無効分を超えないようにします。
  • 原則として、コンデンサは本線に直接接続します。
  • コンデンサ回路には、適切な限流ヒューズを設置します(電動機回路の保護ヒューズで代用できる場合を除く)。
  • コンデンサへの分岐線は、本線の最小太さよりも細くしないようにします。
  • コンデンサは、負荷の操作用開閉器よりも負荷側に接続します。

4. 可燃性油封入コンデンサの設置

  • 可燃性油封入コンデンサは、可燃性の壁や天井から1m以上離して設置します。
  • ただし、耐火性物質でコンデンサと造営材を隔離する場合は、この限りではありません。

 

高圧進相用コンデンサ施設に関する注意点

  • 高圧進相用コンデンサ施設は、感電や火災などの重大な事故につながる可能性があります。
  • 適切な施設方法を遵守し、安全対策を徹底する必要があります。