出典:内線規程(JEAC8001-2022)より

雷による家電の故障が増えるなか、雷サージ対策に役立つのがSPD(雷保護装置/避雷器)です。押さえるポイントは 「SPDとは/効かせる3ポイント」 の2つです。

SPDは電線や通信線を通って入る雷サージを大地へ逃がして機器を守る装置で、設置場所・接地・集中接地端子の3ポイントが重要という図解

⚡ 先に結論だけ言うと

要点は2つ。①SPDとは電線を通って入る雷サージを大地へ逃がし、機器を守る装置。②効かせる3ポイント=分電盤の電源側に設置/接地が命(抵抗を低く)/集中接地端子でまとめる。

見習いペン太
見習いペン太
SPDって付けるだけで安心なんですか?
はりた
はりた
付ける場所と接地が大事なんだ。分電盤の電源側に付けて、逃がす先の接地を低い抵抗でしっかりとる。集中接地端子でまとめると、より確実に機器を守れるよ。

① SPDとは(はたらき)

落雷で電線通信線を伝って高電圧サージが侵入し、SPDが作動して過大な電圧を大地へ逃がし機器を守る流れと、設置場所・接地・集中接地端子という3つのポイントを示す図解

  • 雷サージは 電線や通信線を通って家に侵入し、精密機器を故障・発火させるおそれがある
  • SPDは その過大な電圧を大地へ逃がして機器を守る(パソコン・ルーターなどを保護)

② 効果を出す3つのポイント

  • ① 設置場所:家全体に入る電線の入口=分電盤の電源側(主開閉器の近く)
  • ② 接地が命:逃がした電気を確実に大地へ流すため、接地抵抗は低く保つ(接地が悪いと効果半減)
  • ③ 集中接地端子:分電盤内に接地端子をまとめて設け、SPDや各機器の接地を一点で確実に
ここがポイント|SPDは「設置場所+接地」で効く
SPDは 分電盤の電源側に設置。効果は 接地の良し悪しで大きく変わるため、接地抵抗を低く保ち、集中接地端子で確実にアースしましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. SPD(雷保護装置)は何をする装置なの?

A. 電線や通信線を通って侵入してくる雷サージ(瞬間的な高電圧)を、大地へ逃がして機器を守る装置です。避雷器とも呼ばれ、住宅では分電盤に取り付けてパソコンやルーターなどの精密機器の故障・発火を防ぎます。

Q. SPDはどこに設置すればいいの?

A. 家全体に入る電線の入口で受け止めるため、分電盤の電源側(主開閉器の近く)に設置するのが基本です。必要に応じて通信線側など侵入経路ごとに設けることもあります。

Q. SPDをつければ接地は気にしなくていい?

A. いいえ。SPDは逃がした電気を大地へ流して機能するため、接地が不十分だと効果が大きく下がります。接地抵抗を低く保ち、分電盤内に集中接地端子を設けて確実にアースすることが重要です。