1級電気工事施工管理技士 出題範囲×実務記事マップ|第一次検定・第二次検定(経験記述・用語)を現場記事で補強【リンクハブ】
結論
施工管理技士の試験は、知識の量より「現場の判断を、根拠のある言葉にできるか」が問われます。第一次検定は92問中60問を選んで解答するマークシート、第二次検定は施工経験記述・施工管理法・ネットワーク工程表・電気設備用語・法規の記述式です。このページは、両検定の出題分野に、HARITAの設計室の施工実務編(8本)と設備別設計マニュアル(各6〜14回)を並べ替えたリンクハブです。2級の学習にも使えます。
- 第一次:電気設備・施工管理法・法規の3分野で6割の得点を積む。設備の「役割と数値」は設計マニュアルで確認
- 第二次:経験記述のネタは施工実務編で棚卸し。用語問題は「機器の役割・数値・注意点」を2文で言える状態にする
- ネットワーク工程表の計算と電気工学の計算は、テキストと過去問で時間を確保する
✔ 1級電気工事施工管理技士 検定のきほん(構成・受検資格・日程・手数料)
✔ 第一次検定 12分野 × 実務記事マップ
✔ 第二次検定:経験記述の組み立て、用語問題40語の対応記事、法規
✔ 設計職・現場職それぞれの使い方と、講座を使う判断の目安
1級電気工事施工管理技士 検定のきほん
電気工事施工管理技士は、建設業法にもとづく技術検定で、1級は監理技術者・2級は主任技術者になるための資格です。令和6年度の制度改正で第一次検定は実務経験なしで受検できるようになり、合格すると「1級電気工事施工管理技士補」になります。まず枠組みを押さえます。
| 検定の構成 | 第一次検定(マークシート式、92問中60問を選択解答)/第二次検定(記述式:施工経験記述・施工管理法・ネットワーク工程表・電気設備の用語・法規) |
|---|---|
| 第一次の受検資格 | 試験実施年度に満19歳以上となる者(実務経験は不要) |
| 第二次の受検資格 | 第一次検定合格後の実務経験が必要(1級第一次合格後5年以上、特定実務経験1年以上を含む3年以上など。旧受検資格の経過措置あり) |
| 日程の目安 | 第一次検定は例年7月、第二次検定は例年10月(令和8年度は第一次7月12日・第二次10月18日)。申込は例年2月ごろ |
| 合格基準 | 第一次は全体の60%が目安(施工管理法の応用能力問題に別の基準が設けられる)。第二次も60%が目安 |
| 受検手数料 | 第一次検定 15,800円/第二次検定 15,800円(非課税、令和8年度) |
| 公式情報 | 一般財団法人 建設業振興基金 試験研修本部(受検の手引・日程・受検資格は必ず公式で確認) |
※日程・手数料・受検資格の経過措置は年度で変わります。申込前に公式サイトの「受検の手引」を確認してください。
このマップの使い方(3タイプ)
- 現場経験はあるが、電気工学・電気設備の理屈が苦手:第一次マップのA-01〜A-06を中心に、設備別の設計マニュアルで「なぜその機器・その数値か」を押さえる。経験記述は自分の現場から書ける。
- 設計職で、現場経験が薄い(経験記述のネタが足りない):新人講座 施工実務編①から⑧までを読み、現場の1日・墨出し・躯体仕込み・天井内・盤据付・試験の各場面で「何に留意し、どう処置したか」を自分の案件に当てはめてネタ帳を作る。
- 2級から1級へ:出題分野の構成はほぼ共通。1級で増えるのは応用能力問題と記述の深さなので、第二次マップのB-01・B-04(用語)を厚くする。
第一次検定|出題分野 × 実務記事マップ
第一次検定は午前(電気工学等・電気設備・関連分野)と午後(施工管理法・法規・応用能力)に分かれ、選択問題が多いので得点源の分野を決めて深掘りするのが定石です。電気設備と施工管理法は実務記事がそのまま効きます。
第二次検定|経験記述・施工管理法・用語・法規
第二次検定は記述式です。合否を分けるのは施工経験記述の具体性と、電気設備用語を「役割・数値・注意点」で説明できるかの2点。HARITAの記事は、どちらのネタ帳にもなります。
B-01 施工経験記述|工事概要 → 留意した事項 → 理由 → 処置・結果
テーマは年度により「安全管理」「工程管理」などが指定されます。書ける工事を1件決め、留意事項→なぜ問題になるか→具体的に何をしたか→結果の順で、数値(人数・寸法・時間・回数)を入れて2〜3件分準備します。次の施工実務編は、場面ごとの留意点と処置の言い回しを拾うのに向いています。
B-02 施工管理法の記述(安全・工程・品質の留意事項)と B-03 ネットワーク工程表
施工管理法の記述は、与えられた作業(例:高所作業、ケーブル延線、盤据付)について留意点を2つずつ書く形式が中心です。上のB-01のネタ帳がそのまま使えます。ネットワーク工程表の計算(最早開始・最遅完了・フロート・クリティカルパス)はテキストと過去問で手を動かすのが最短です。工程の考え方そのものは新人講座 第19回 設計の流れと工程表作成ツールで感覚をつかめます。
B-04 電気設備の用語|「役割・数値・注意点」で2文にする
複数の用語から数語を選び、技術的な内容を記述する問題です。①何のための機器・方式か ②基準となる数値 ③施工・設計上の注意点の3要素で書けるようにしておくと安定します。頻出用語と、HARITAで「役割・数値・注意点」を確認できる記事を対応させました。
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- 総合操作盤▶ 建築消防|総合操作盤はいつ義務になるか|規則12条1項8号のイ・ロ・…
- ケーブルラックのサイズ・材質▶ サイズの選定方法|ケーブルラックのサイズ選定方法について詳しく解説
- 電線管の種類とサイズ選定▶ 電線管サイズ選定の早見表|電線の太さ・本数別(G・C・E・VE管)
- 耐震支持・支持間隔▶ ケーブルラックの耐震支持間隔と架台|立上り部は6m以内・各階固定
- 電圧降下▶ 電圧降下の許容範囲は何%?条件別の判定表と幹線サイズ自動計算
- 需要率・不等率・負荷率▶ 【幹線設備の設計マニュアル②】負荷容量の集計 ― 需要率・不等率とい…
- 電動機の始動電流・始動方式▶ 【動力設備の設計マニュアル③】始動電流という別の顔 ― 動く瞬間だけ…
- 力率改善(直列リアクトル6%)▶ 受変電設備の設計|6%・13%の意味って何?リアクトルの根拠と選定方…
- 単相3線式▶ 200Vコンセントへの切替工事|単相3線式の仕組みから解説
- 接地抵抗の測定▶ 第2種電気工事士|接地抵抗の測定方法(接地抵抗計と補助極の配置)につ…
- 絶縁抵抗の測定と基準値▶ 内線規程の解説|絶縁抵抗値の基準(0.1・0.2・0.4MΩ)と考え…
- 高調波対策▶ 高調波の設計|高調波ってなに?発生原因と対策内容について詳しく解説
- シーケンス制御(自己保持・インターロック)▶ 強電設備の設計|シーケンス制御の基本回路|自己保持・インターロック・…
- 太陽光発電の系統連系▶ 【EV充電・再エネ設備の設計マニュアル③】太陽光の系統連系 ― つな…
- EV充電設備▶ 【EV充電・再エネ設備の設計マニュアル②】EV充電設備 ― 台数では…
- 消防認定キュービクル▶ 【法律・仕様から徹底解説】消防認定キュービクルとは?JIS規格との違…
- 非常用発電設備と系統連系(逆充電・単独運転)▶ 【高圧受変電設備の設計マニュアル⑬】非常用発電設備と系統連系 ― 逆…
B-05 法規の記述(建設業法・労働安全衛生法・電気工事士法)
条文の穴埋め・語句選択が中心です。法律相互の位置づけは新人講座 第16回 電気の法律ぜんぶ地図、電気工事士法の作業範囲は無資格工事の範囲と資格の取り方、労働安全衛生法の現場適用は施工実務編① 安全のきほんとアスベスト調査の連載で、条文が現場でどう機能しているかを確認できます。
💡 ここがポイント
第二次は「知っている」では点にならない。機器の役割・数値・注意点を2文で言える用語を40語、数値の入った経験記述を3本。この2つを試験前に紙に書き出せるかが合否線。
テキスト・過去問と、講座を使う判断
- 独学で進めやすい:第一次検定。過去問5〜10年分と本マップで、電気設備・施工管理法・法規は6割に届く。
- 講座(添削)が効く:第二次の施工経験記述。自分の文章が「具体的か・テーマに答えているか」は自己採点が難しく、添削を1往復するだけで文章の型が定まる。
- 判断の目安:経験記述を書いてみて、数値(人数・寸法・時間)が2つ以上入らない、または留意事項と処置が1対1で結べないなら、添削つき講座の費用対効果は高い。
施工管理技士をキャリアにどうつなぐか
1級は監理技術者の要件になるため、現場の管理職・所長への道に直結します。設計職への転向や資格の組み合わせは、施工管理から電気設備設計への転職|活きる経験・必要スキル・ロードマップ、資格で広がる電気設備のキャリア|第二種電気工事士から電験三種までの転職ルート、電気設備の資格とキャリアパス|合格率で見る「難易度の階段」、電気設備の資格は「投資」として割に合うのかで整理しています。
よくある質問
第一次検定は実務経験がなくても受検できますか?
令和6年度の制度改正により、試験実施年度に満19歳以上であれば実務経験なしで受検できます。合格すると1級電気工事施工管理技士補となり、第二次検定は第一次合格後に所定の実務経験を積んでから受検します。
施工経験記述にはどんな工事を書けばよいですか?
自分が施工管理として関わった電気工事で、工事名・場所・期間・規模・自分の立場を具体的に書けるものを選びます。テーマは年度で変わるため、安全管理・工程管理・品質管理の3テーマで準備しておくと安全です。実務経験の内容は厳格に確認されるため、事実のみを書きます。
2級電気工事施工管理技士の勉強にも使えますか?
使えます。出題分野の構成は1級とおおむね共通で、2級は範囲が狭く難易度が下がります。本マップのA-01〜A-12とB-04の用語から必要な分野を選んで読んでください。
電験三種と1級電気工事施工管理技士はどちらを先に取るべきですか?
現場の監理技術者・管理職を目指すなら施工管理技士、受変電設備の保安監督や設計・保守の職域を広げたいなら電験三種が先になります。両方持つと、施工から保安まで一貫して担当できる人材として評価されます。
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